経営方針

社長メッセージ

「情報の価値化と知の協創をデザインする」ウチダグループへ

株主の皆様には、平素より格別のご配慮を賜り、厚く御礼を申し上げます。
2024年7月期第2四半期連結累計期間の内田洋行グループのご報告とともに、一言、ご挨拶を申し上げます。

当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高は前年同期比13.5%増の過去最高値となりました。利益面でも、グループ共通販売管理システム投資や賃金のベースアップを含む人材投資の強化など、将来に向けた投資活動によって販売費及び一般管理費が大きく増加したものの、売上増加の伸長により、営業利益は前年同期比で29.0%増の高水準となりました。
なお、本年は、教育ICTの需要の中心がここ数年の第3四半期から第1四半期に移動したことなどから、四半期単位では前年対比で大きな変動が予想されますが、年間を通じた業績はベースライン上昇となる当初計画の通りに順調に推移しております。
株主の皆様のご支援に感謝を申し上げます。

さて、中長期の視点にたちますと、直近の日本の少子化は従来の政府推計値を大きく超えて加速しております。2030年以降には「人口の崖」と称される労働人口の急速な減少期を迎えます。その状況に対応するため、官公庁・自治体のDX(デジタルトランスフォーメーション)は本格的に動き出しており、民間でのインボイス制度のデジタル対応が進むなど官民のDX投資は加速しました。日本社会の本当の意味でのDXの実現には、データを活かすデジタル社会の担い手の育成が最優先事項であり、トランスフォームを実行する「人」と、基になる「データ」への投資の強化がより一層重要になるでしょう。

内田洋行グループは創業114年を迎えました。働き方変革、学び方変革を標榜し続けてきた当社のこれからの成長機会は、社会変化への対応を迫られるお客様をご支援することにあります。その実現のために、従来の個々の事業枠から脱却してグループ全体での大きな再編に着手し、グループリソースを活かした経営への転換を速める諸施策をスタートさせております。
「情報の価値化と知の協創をデザインする」ことを通じて、これまで以上に社会に貢献できる内田洋行へと、体制作りの速度を上げてまいります。

株主の皆様におかれましては、今後とも末永くご支援ならびにご指導を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

2024年3月

平成28年7月 株式会社内田洋行 代表取締役社長 大久保 昇

株主・投資家の皆様への情報に関するお問い合わせ先

株式会社内田洋行 経営企画部
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