プレスリリース

2017/11/7

内田洋行、新しい働き方を提案する「UCHIDA FAIR 2018」を開催
〜知的生産性向上を支援する、これからのオフィスシーンの実装展示と新製品を発表〜

株式会社内田洋行(本社:東京都中央区、代表取締役社長:大久保昇)は、2017年11月8日・9日・10日の3日間、新しい働き方を提案するオフィス新製品展示会「UCHIDA FAIR 2018」を開催します。

本当の「働き方変革」へ向けて社会の動き

生産年齢人口の減少などによる社会構造の転換を前に、政府は「未来投資戦略2017」において「生産性の向上と新しい価値創出力の強化に結びつく働き方改革」を進めております。
こうしたことも背景に、企業や自治体では、オフィスワーカーのもつそれぞれの経験やノウハウ、組織の中に蓄積された情報などを積極的に活用し、知的生産性の向上を図る、個とチームの能力を最大限に発揮するワークスタイルに関心が高まっています。

ワーカー自らが働く場と働き方を選択する“アクティブ・コモンズ”の実現に向けて

ワークスタイルの変革は、働く場の変革でもあります。内田洋行「知的生産性研究所」では、2012年、「オフィスワーカーが自ら働く内容に応じて適切な場を選択する“アクティブ・コモンズ”」を提唱しました。
具体的には、個人の業務は自分の机、打ち合わせは会議室といった固定的な場の使い方から脱却し、仕事の内容やコミュニケーションのスタイルに合わせて最適な場所を使いこなし、主体的でイノベーティブな働き方を実現しようとする考え方です。集中したソロワーク、思いたってすぐできるミーティング、プロジェクトメンバーとの協働、他のチームのメンバーとの情報交流など、組織の創造性、効率性、躍動性を高める様々なワークシーンを支える働く場を探求しています。

  1. 知的生産性研究所について

    1989年に内田洋行の企業内研究所として設立。約28年にわたり一貫して、ワークスタイル変革とワークプレイス、人・組織・場の関係を研究。2010年に新しい組織風土を生み出す「働き方変革」コンサルティングサービスを開始し、約160プロジェクトの導入実績がある。2012年には、内田洋行新川第2ビルにて自社実践「チェンジ・ワーキング」プロジェクトを実施。同年、コンサルティング実績をもとに導き出した“アクティブ・コモンズ”を提唱する。

    ※「知的生産性研究所」「チェンジ・ワーキング」「ActiveCommons」は内田洋行の登録商標です。

これからのワークシーンを広げる「UCHIDA FAIR 2018」

これからの働き方と働く場を提案する「UCHIDA FAIR 2018」では、 “アクティブ・コモンズ”の考え方にもとづいて、「専門性の高いプロジェクト型ワーク」「集中したソロワーク」「思い立ってすぐできるミーティング」「ラウンジワーク」「ライブラリワーク」「カフェワーク」など、さまざまなワークシーンをご提示してまいりました。
今回の「UCHIDA FAIR 2018」では、“アクティブ・コモンズ”をより進化させ、「ハイポジションワーク」「フレキシブルワーク」などワークシーンの充実を図り、それらを構成する新製品群を発表します。

本年のテーマは、「自分らしく働く」ということ。「自分らしく働く」とは何でしょうか。流行やスタイルにとらわれず、柔軟でより自由に、生き生きとした働き方ができること。様々な場所で、心地よいチェアやテーブルで、豊かな色や素材に囲まれて働けること。

このような自由な働き方を支援するたくさんの家具・ICTを、みなさまが「自分らしく働く」可能性として少しでも感じていただけるよう、具体的なワークシーンを実装した展示を体感いただきます。

  1. (1)“アクティブ・コモンズ”のシーンをアップデートする製品群の充実

    「ハイポジション」でオフィワーカーの視点と姿勢を変えるワークステーションと、可変型会議室のバリエーションを拡充するなど「フレキシブルワーク」の新製品群を発表します。

  2. (2)人の行動様式が変わるこれからの働く場のデザイン

    ワーカーの力を最大限に引き出すのがオフィスです。ワーカーを中心におき、ファニチャーだけが主張しないトータルに調和のとれた、オフィスワーカーが主役のNEXT STANDARD(ネクストスタンダード)を展開していきます。

  3. (3)コラボレーションを活性化するための空間構築とそれをサポートするICTソリューションの発表

    人が集まりやすい場、自由に情報を活用できる環境など、コラボレーションのためのゾーンがますます重要になってきています。内田洋行が独自に開発した空間構築ユニット「SmartInfill(スマートインフィル)」「WOODINFILL(ウッドインフィル)」による空間づくりを“アクティブ・コモンズ”の一つのシーンに取り入れます。また、コラボレーションを支援するICTソリューションを発表します。

  4. (4)オフィスワークに関するパートナー各社様との協業、共同開発を行った製品を特別展示いたします。

    オフィスワークに関するパートナー各社様との協業、共同開発を行った製品を特別展示いたします。

    • 「株式会社良品計画様」:国産木材を活用した法人向けファニチャー「日本の木でつくる」シリーズ
    • 「パナソニックシステムソリューションズジャパン株式会社様」:デジタルサイネージや国産木材を使って人の集う場、企業情報発信スポットの提案
    • 「イオンフィナンシャルサービス株式会社様」:音環境に配慮したイオン銀行店舗向け「セミオープンブース」

“アクティブ・コモンズ”をアップデートするオフィスワークシーンと新製品

  1. ハイポジションワーク

    ワークステーションのシリーズにハイポジションという新しい提案をいたします。立ち姿勢や高座位姿勢は、オフィスワーカーからの見え方を変え、活発なコミュニケーションやウェルビーイングにつながります。視点の変化は、コミュニケーションの活性化やインスピレーションを引きだします。

    1. ●コミュニケーションがひろがる「ARCENA(アルセナ)」ハイポジションワーク

      2015年発売の「ARCENA(アルセナ)」に、高さ1,000mmのワークデスクのハイタイプを新発売します。脚部の広い収納スペースや足乗せ台も充実。執務エリアのワークシーンに。「ARCENA(アルセナ)」は、天板の高さを3段階に可変できる高い拡張性と豊富なオプションを持つ連結デスクとして豊富な導入実績があります。

      (ハイタイプ両面 W2400×D1400 252,200円、ワークステーション片面単立タイプW2400×D700 162,900円、税抜価格2018年1月21日発売予定)

    2. ●テーブルシステム「LEMNA(レムナ)」のハイポジションワーク対応製品を新発売

      2009年に発売し、昨年大幅にリニューアルした「LEMNA(レムナ)」に、新たに最大7.2mまで使用できる連結可能なハイタイプを開発しました。様々なコラボレーションを誘発するハイポジションワークを演出します。形状や素材など様々な組み合わせにより、多様な働き方に柔軟に対応するシステムです。

      • 天板のカラーは、グレー、ベージュ、ブラック、ホワイト木目(3色+突板2色)、国産杉集成材の10種類。新素材「FENIX(フェニックス)」を採用した天板をラインアップしています。

      (連結ハイテーブル張出天板タイプ W3200×D1400×H950 290,100円税抜価格 2018年1月21日発売予定)

    3. ●ハイカウンターのミーティングスペースをつくる「HSユーティリティシリーズ」

      コミュニケーションスペースをレイアウトする際に、トラッシュやマガジンラックといったユーティリティ機能とスタンディングのミーティング機能を兼ね備えたHSユーティリティシリーズ。片面のみパーソナルロッカーや収納庫として、反対面をハイカウンターとしてミーティングのほかカフェバーのような演出も可能です。
      トレンドカラーのブラックにも対応。

      (両面4連タイプW3680×D900×H1000 445,700円(写真左)、カウンターユニットW1880×D490×H470 国産材タイプ 271,400円(写真右)、税抜価格2018年1月21日発売予定)

  2. フレキシブルワーク

    働き方変革は、会議やミーティングのあり方も変えます。コミュニケーションの内容に応じたフレキシブルなレイアウトやインテリアは、活発な議論を引き起こします。スタッキングテーブルの製品ラインナップの拡充や新たなシリーズは、エグゼクティブからクリエイターまで、さまざまなオフィスワーカーのコミュニケーションをサポートします。

    1. ●「Paragraph(パラグラフ)オルタナティブコーディネート」

      カフェを思わせる内装、コンクリート打ち放しの壁やモルタル仕上げの床、アクティブなグラフィックなど、オフィス空間は変化しており、会議・ミーティングファニチャーもこれからのインテリアデザインにマッチしたカラーリングが求められています。オルタナティブコーディネートでは、繊細な色使いのテーブルトップとブラックフレームの組合せによる「ディムグレイ」「フォググレイ」「エクリュ」の新カラーバリエーションを発売します。

    2. ●ハイグレードな会議室にフレキシビリティをもたらす「MOTIF(モチーフ)」

      たっぷりとした大型の木目幕板と研ぎ澄まされたアルミダイキャストの脚がフォーマルで洗練された会議室やセミナー会場を演出します。机上面に開閉式のコードホールを設け、長時間の役員会議やセミナーでの機器利用をサポートします。直角レイアウトを美しくつなげるコーナー用のテーブルもご用意しました。美しい木目の表情が際立つスタイリッシュなシルエットが、今までの役員会議のイメージを刷新します。

      (木幕板タイプW1800×D600 102,000円、木幕板タイプコードホール付タイプW1800×D600 110,000円、樹脂幕板タイプW1800×D600 92,000円、税抜価格2018年1月21日発売予定)

    3. ●「Paragraph(パラグラフ)」(パーソナルサイズ)

      新たにワークショップ、グループミーティングなどのシーンに対応するパーソナルサイズを発売いたします。高い収納効率とデザイン性はそのままに、教室や会議エリアをアクティブに活用いただけます。W2100サイズの対応と、机上面に電源ユニットを装着できるコードホール付き品種も拡充。機能的なミーティング環境をつくります。

      (Paragraph AC W1800×D600 棚幕板付 79,400円、Paragraph パーソナルタイプW650×D450棚幕板付 57,400円、Paragraphコードホール付 W1800×D600棚幕板付 78,700円、税抜価格2018年1月21日発売予定)

人の行動様式が変わるこれからの働く場のデザイン

  1. 洗練されたデザインであらゆるシーンに調和するハイクラスチェア「Sellezza(セレッツァ)」

    1. ●「Sellezza(セレッツァ)」(カワカミデザインルーム代表 川上元美氏のデザイン※)

      節度と親和性をテーマに、全体として纏まりのあるシンプルなデザインで、ワークエリアや会議エリアなどのあらゆる空間と調和します。ゆったりと気品のある美しい背フレーム・へッドレスト・アルミリング肘と絣(かすり)調の織物を思わせる「ミックスドメッシュ」が、視覚的にも感覚的にも “上質なグレード”を演出します。また座り心地には、リアルシンクロメカと腰にフィットする柔軟な形状“ステイブルランバー“を装備。安定した姿勢をサポートします。

      (肘無モデル:80,400〜円 可動肘モデル:99,200〜円 フルモデル:158,800円(税抜価格)2018年1月21日発売予定)

      ※1966年東京芸術大学大学院修了。アンジェロ・マンジャロッティ建築事務所(ミラノ)勤務を経て、1971年 カワカミデザインルーム設立。クラフト、プロダクト、家具、空間、環境デザインなど幅広い領域でデザイン活動を行っている。毎日デザイン賞、Gマーク金賞をはじめ受賞多数。

  2. ブラックデザインの展開

    人の力を引き出すには、働く場に人の意識の変化をもたらす色調も考える必要があります。ホワイトに比べてブラックは、「上質」と「ラフさ」という相反する二面性をもち、様々なマテリアルと組み合わせることで幅広い空間デザインを可能にします。オフィスワーカーが自然に集まったり、じっくりと思考する場のために、ブラックでコーディネートされたラインナップを大幅に拡張します。

    1. ●コミュニケーションエリアでのブラック

      気軽なコミュニケーションやワークショップを活性化させるために、国産木材を活用した「ao(アオ)」シリーズに新たにブラックモデルを追加しました。ブラックのもつラフな要素は国産木材でより引き立ち、よりカジュアルなグループワークを活発化させます。

    2. ●マネージャーエリアでのブラック

      ブラックと木の組合せで上質なマネージャールームをデザインします。シンプルなデザインの「LEMNA(レムナ)」によるデスクとミーティングの組合せで、質の高いマネージャーワークをご支援します。

      (LEMNA 本体 282,200円、幕板オプション40,200円)

    3. ●ミーティングエリアでのブラック

      ブラックとアルミの組合せの「MINDS(マインズ)」テーブルで作られたハイグレードなミーティング空間は、プレゼンテーションやデシジョンを引き立てます。

      (MINDS S4812W FENIX NTM天板別製タイプ ストレート型 W4800×D1200×H720 配線ボックス付 ノワール(FENIX NTM)定価 666,100円※標準のメラミン天板タイプの価格です。)

コラボレーションを活性化するための空間構築とICTソリューションの発表

  1. コラボレーションを創造し、時代とともに進化する空間構築

    さまざまなICTデバイス、ICTネットワークを自在に実装できる空間構築ユニット「SmartInfill(スマートインフィル)」は、人が集まり、積極的に情報活用できる場として、多数の企業や自治体、学校、病院等に導入され、モビリティ、クラウドサービス、データ活用によってコラボレーションの場を創造します。2015年にはアルミニウムのフレームに加え、各地域の国産木材で組み立てる「WOOD INFILL(ウッドインフィル)」を発売。地域コミュニティや学びの場に集まる人の五感に刺激を与え、過ごしやすい木質空間を構築します。
    これらは“アクティブ・コモンズのワークシーンをサポートしつづけています。

    「SmartInfill(スマートインフィル2006年発売/「WOOD INFILL(ウッドインフィル2015年発売)」)」

  2. ICTネットワークでコラボレーションを行う場をサポート

    1. ●導入5,000室を突破、クラウド型会議室予約システム「SmartRooms(スマートルームズ)」

      クラウド型会議室予約システム「SmartRooms(スマートルームズ)」は、2013年に発売以降、導入5,000室を突破し国内のオフィス会議室の導入数はトップクラスです。複数、多拠点の会議室予約管理や、空き状況や回転率など効率的なデータ管理を実現します。

      ※内田洋行はMicrosoft社のグループウェアサービス「Microsoft Office365®」を基盤とし、オフィスワークでの情報活用やマネジメントを支援するシステムインテグレーションを行なっています。大規模なエンタープライズシステムの導入における豊富な実績と技術力が認められ、マイクロソフトゴールドコンピテンシーに認定されています。「MicrosoftOffice365」は米国Microsoft Corporationの、米国およびその他の国における登録商標または商標です。

  3. コラボレーションを支援するICTツール

    1. ●円滑な社内会議のためのワイヤレス画像転送システム「wivia(ワイビア)5」

      2008年に発売した「wivia(ワイビア)」は、パソコンやスマートフォン・タブレットのデータや様々な資料をワイヤレスで投影することで会議を活発化します。最大4台のパソコン・タブレットの画面を1つのスクリーンに投影し、比較検討を効率よく行えます。企業、教育機関を中心に約23,000台の導入実績があります。「wivia(ワイビア)5」では、新たにタッチパネルディスプレイに対応し、ペンツール等の電子黒板機能の搭載や、専用アプリ不要で画面投影ができます。

      (wivia5 /オープン価格2017年9月20日発売)

    2. ●社外のビジネスパートナーとのコラボレーションを支援する「クリックシェア最上位モデル CSE-800」

      「ClickShare(クリックシェア)」は、ボタンをPCに挿し込み、ワンクリックするだけでPC画面をプロジェクターなどにワイヤレスで投影できるプレゼンテーションツールです。セキュアな環境でビジネスパートナーとも積極的な情報共有が可能になります。デュアルモニタ利用で最大8画面まで投影可能とし、モデレータが投影者を選択できるモデレ―ション機能を装備した最上位モデル「クリックシェアCSE-800」を新発売します。

      (クリックシェアCSE-800 /オープン価格2018年1月発売)
      ※クリックシェアはベルギーのバルコ社製の製品です。内田洋行は、世界的な映像機器トップメーカー、バルコ社(ベルギー)製・ワイヤレス画像投影システム「ClickShare」の日本国内における代理店です。)

協業・共同開発の特別展示(東京)

良品計画様
「日本の木でつくる」シリーズ

(2016年4月協業発表)

パナソニックシステムソリューションズジャパン様
「企業情報発信スポット」

(2017年3月協業発表)

イオンフィナンシャルサービス様
「セミオープンブース」

(2017年10月共同開発発表)

「UCHIDA FAIR 2018」について

「UCHIDA FAIR 2018 in TOKYO」(オフィス新製品展示会・セミナー)
会期:2017年11月8日(水)・9日(木)・10日(金) 10:00-18:00
場所:内田洋行新川本社ビル(東京都中央区新川2-4-7)
「UCHIDA FAIR 2018 in FUKUOKA」(オフィス新製品展示会・セミナー)
会期:2017年11月21日(火)・22日(水)10:00-17:00
場所:内田洋行九州支店(福岡県福岡市中央区大名2-9-27赤坂センタービル2F)
「UCHIDA FAIR 2018 in OSAKA」(オフィス新製品展示会・セミナー)
会期:2017年12月6日(水10:00-18:00)・7日(木)10:00-17:30
場所:内田洋行大阪支店(大阪府大阪市中央区和泉町2-2-2)
「UCHIDA FAIR 2018 in NAGOYA」(オフィス新製品展示会・セミナー)
会期:2018年1月23日(火)・24日(水)10:00-18:00
場所:内田洋行名古屋支店(愛知県名古屋市中区錦2-2-2 名古屋丸紅ビル13F)
「UCHIDA FAIR 2018 in HOKKAIDO」(オフィス新製品展示会・セミナー)
会期:2018年2月8日(木)・9日(金)10:00-18:00
場所:内田洋行北海道支店(札幌市中央区北1条東4丁目1-1サッポロファクトリー1条館1階)

【製品に関するお問い合わせ先】

株式会社内田洋行
オフィス商品企画部 門元 英憲
TEL.03(3555)4091 FAX.03(5543)9053

【このリリースのお問い合わせ先】

株式会社内田洋行
広報部 佐藤 将一郎・深澤 琴絵
TEL.03(3555)4072 FAX.03(3555)4620