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2010/10/1

「OBISUGI DESIGN」がグッドデザイン・日本商工会議所会頭賞を受賞

8月末、グッドデザイン賞二次審査およびグッドデザインエキスポ(一般公開)が行われ、飫肥杉(おびすぎ)を使った家具「OBISUGI DESIGN」が特別賞であるグッドデザイン・日本商工会議所会頭賞を受賞しました。この賞は、グッドデザイン賞を受賞したものの中から、豊かでゆとりのある国民生活の実現、地域経済の活性化、社会一般の福祉の増進等、わが国経済・社会の発展に寄与すると認められるものに贈られるものです。

受賞した「OBISUGI DESIGN」の詳細については、こちらをご覧ください。

受賞対象の概要(グッドデザイン賞HP)
http://www.g-mark.org/award/detail.html?id=36341&sheet=outline

審査委員の評価として、以下のように発表されています。

かつて日南地方は、飫肥杉のそのしなりの良さで、船の材料として全国的に多用されて大変栄えたが、木造船の需要がなくなると林業も町の経済も衰退して今日に至っている。今一度、飫肥杉の復権を目指し、単に杉の商品開発に留まらず、行政を動かし、メーカーの参画を促して、飫肥杉を生かしていく活動を、地域を生かしていく力に繋げたいという強い目的意思のもとに稼動しているプロジェクトである。地元ならではの無理のない素朴な作り込みと、風合いの柔らかい杉の素材を生かした使い方やしつらえの製品を生み出し、イベントや町づくりの運動を通しその良さと使い方を広く普及させている。また全国に向けてはパブリックスペースでの使用を視野に入れ、スチールフレームと組み合せた製品を用意し、大手オフィスメーカーの流通網も取り込んだ家具作りも展開している。こうした地域経済・地場産業の振興への貢献とともに、地域が元気になる仕掛け作りをデザイナー自らが実践している点を高く評価した。

以上、審査委員の評価(グッドデザイン賞HP)より引用

このプロジェクトにおいて、日南飫肥杉デザイン会(宮崎)と内田洋行が共同で家具を開発し、共同で販売を行っています。そのため今回の受賞も共同出展となっています。

日南飫肥杉デザイン会は日南市と地元の木工・建具・製材・林業や、木材関係者以外のメンバー、ナグモデザイン事務所、そして内田洋行が協同で行っているプロジェクトです。「飫肥杉」を媒介に、役所と企業とメーカーと市民が繋がり、家具開発だけにとどまらず、まちづくりに広がる展開を行っていきます。

内田洋行は日本全国スギダラケ倶楽部(*注)を支援し、杉の活用と普及を行ってきました。それは地域社会と関連し、新しい価値や未来を作っていく、新しい繋がりが重要だと考えたからです。杉を通して豊かな未来や社会を目指し、企業と地域社会の新しい関わりを模索しています。

*注 日本全国スギダラケ倶楽部は木の文化の普及を目指し設立された団体です。詳しくはホームページをご覧ください。
http://www.sugidara.jp/


OBISUGI DESIGN http://www.obisugi-design.com/


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