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2018/1/29

上野の森美術館にて開催「生賴範義展」の映像コンテンツと展示ブースを制作協力

株式会社内田洋行とパワープレイス株式会社(内田洋行グループ)は、上野の森美術館にて平成30年1月6日~2月4日まで開催される日本を代表するイラストレーター「生賴範義展(おおらいのりよし)」の展示会場内の映像コンテンツの制作と物販コーナーの展示ブースの製作を行いました。

生賴範義展

上野の森美術館 「生賴範義展(おおらいのりよし)」展概要

日本を代表するイラストレーター・生賴範義氏(1935 ~ 2015)の遺した約3,000点以上の作品の中から選りすぐりの原画約250点を東京では初めて一挙公開します。最盛期には年間130点以上の作品を制作した生賴の半世紀以上にもわたる画業の“軌跡”と“奇跡”を体感できる展覧会です。『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』『ゴジラ』シリーズの映画ポスター原画をはじめ、吉川英治氏、平井和正氏、小松左京氏など有名作家の書籍装画、商業広告、そして“画家”として描き続けた油彩画などを一堂に展示し生賴範義の全貌をご紹介します。本展覧会では生賴範義氏が手掛けた幻の大作「破壊される人間」の特別出展のほか、平井和正氏の「幻魔大戦」で描いたアンドロイド“ベガ”をイラストレーターの寺田克也氏が再デザインし「シン・ゴジラ」等で知られる造形作家・竹谷隆之氏が立体化した立像の原型の展示も併せて行います。

この展覧会に際しまして、生賴範義展より技術協力の要請を受けて、内田洋行・パワープレイスでは展示会場内の映像コンテンツの制作を行っております。映像コンテンツは、生賴範義氏のイラストレーターとしての生涯や人物像を紹介するオープニングムービーとして、展示会場の入場後の壁面で上映しています。公式ナビゲーターである女優「のん」さんのナレーションに合わせ、生賴範義氏の足跡を3分の動画として編集しています。

さらに内田洋行・パワープレイスでは、展示会場の演出として、生頼範義氏がアトリエを構えた宮崎県の地域産の木材を活用し、ミュージアムグッズ等の販売をするための展示ブースを製作しています。この展示ブースは、一つのシステムで多用途に利用できる屋台がベースとなっており、地域と共にデザインを推進する取り組みの一つとして製作されました。

1962年27歳 プロのイラストレーター
時代ごとの代表的な作品を紹介
<週刊少年マガジン30号> 海底世界の夜明け きみたちのあした・ロボット文明 / 1969.7

ポスターも含めると3000点


ミュージアムグッズを販売するための展示ブースを宮崎県産材を活用して製作。

上野の森美術館 生賴範義展

生賴範義 1935~2015

1935年、兵庫県・明石市生まれ。10歳の時に空襲で焼きだされ親戚を頼り鹿児島県・川内市(現・薩摩川内市)に疎開。川内高校卒業後、東京芸術大学・油画科に進学。中退後、62年よりイラストレーターとしての活動を開始。73年に宮崎県・宮崎市に活動の拠点を移し『日本沈没』(73年)『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』(80年)の国際版ポスターを手掛け世界中から注目を集める。『ゴジラ』シリーズ、『マッドマックス2』等の映画ポスターをはじめ、書籍の装画、レコードジャケットや商業広告のイラストを描き続けた“孤高のイラストレーター”。弟子や助手の手を借りずたった1人で、生涯遺した作品は約3,000点以上にも及ぶ。

【本件に関するお問い合わせ先】

株式会社内田洋行
広報部
TEL:03(3555)4072