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ユニバーサルデザインへの取り組み

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公共の場のユニバーサルデザイン

公共の場におけるユニバーサルデザイン〜情報器機の活用

世の中の製品は、大人が使用するものも子どもが使用するものも、大人が作っています。
教材のように子どもが使う製品には、大人が考え及ばなかった不便さがあるのでは無いか?
そのような疑問から、学校備品や教材にユニバーサルデザインの考え方を取り入れることに取り?組んでいます。

事例紹介

「タッチパネル式庁舎案内端末」−東京都某区役所様−

自分の行きたい窓口はどこか、すぐにわかる案内端末

東京都内某区役所様では、庁舎移転に際しバリアフリーを目標のひとつに掲げ、どんな人にも使いやすい庁舎建設を目指しました。
移転前の庁舎は、建物の分散、増築による段差など数々の問題があり、利用者には必ずしも便利であるとはいえませんでした。移転により機能が集約され、一つの建物のなかでほとんどの用件を済ませることができるようになりました。ところが、建物が大きくなり入り口の数も増えたため、庁舎の案内の重要性が浮かび上がってきました。
案内員を入口などの主要ポイントに配置し、対応を行うこととしましたが、人数にも限界があり、対応しきれないことがあると予想されました。そこで、各入口に、キーボード操作を必要としない、画面をタッチするだけで情報を検索できる「タッチパネル式庁舎案内端末」を導入しました。
この案内端末も庁舎と同じく、子供や高齢者、障害のある人など、どんな来庁者であっても平等に使いやすいものであることが求められました。“自らの手で”、“誰もが簡単に”、自分の行きたい場所や欲しい情報を調べることができように、ハード・ソフトの両面にわたって様々な工夫がされています。

フロアの異なる各入口に設置された「庁舎案内端末」

クライアントの要望に合わせてセミカスタマイズ

「庁舎案内端末では、立ったままで使用する人と車椅子に座って使用する人と双方に対応する必要がありました。そのため、モニターの高さが簡単に調整できるか、電動車椅子でも支障がないか、など詳細に検討しました。」(導入担当職員)
各社の提案の中で、組み込まれる機器(PC・モニター)に合わせて、セミカスタマイズができることを特徴としていた、内田洋行が設計・施工を任されました。

モニターの高さを簡単に調整できる取っ手電動車椅子に配慮し足元空間を広げた仕様に変更

利用者の視点に立ったきめ細かいユニバーサルデザインへの配慮

提供する情報についても、利用者の視点で内容をチェックし、ユニバーサルデザインに基づく配慮がなされています。直感的に操作が分かり、検索結果が理解しやすいデザインであるようにしています。
行き先別の案内だけではなく、来庁の目的別による検索ができるようにしてあり、用件ははっきりしているが、どこへ行けばよいのか分からないという来庁者でも容易に行き先を見つけることができるようにしています。さらに、各階の移動では、行き先に応じて一番便利なエレベータを案内するなど、より使いやすい、直感的に理解しやすい工夫がなされています。
「実際に使う人の身になって考え、改良を加えることができたと考えていますが、まだ始まったばかりです。これからも利用者の方々の意見を取り入れ、さらに使いやすいものにしていきたい。そして、今後もユニバーサルデザインに配慮した新しいサービスを提供していきたい」と導入を担当した職員の方は話していました。

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