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【クラウド&ERPフォーラム】 業務プロセス改善に効くERP「Super Cocktail Innova」のご紹介

2016/9/1 [ERP,クラウド,セミナーレポート]

BPMに取り組むためには業務プロセスを可視化するだけでなく、関係者間でプロセスを共有し、モデル化されたプロセスに基づいて業務を実行・見直し・再定義していくことが必要です。そのためのERPとしてはどうあるべきでしょうか。
Super Cocktail Innova は、BPMを強力に推し進める統合型ERPパッケージです。我々がこのパッケージを通じてどのようにBPMにアプローチしようとしているか、お話しさせていただきます。

目次

  • 人が関わる業務プロセスをいかにシステムに組み入れるか?
  • BPMと基幹システムの関係
  • intra-mart と Super Cocktail Innova はBPMの車の両輪
  • 非IT化業務プロセスをIT化する

株式会社内田洋行
情報システム事業部 プロダクト営業部
小川 敬史

人が関わる業務プロセスをいかにシステムに組み入れるか?

昨今、企業においては「ワークスタイル変革」が叫ばれております。弊社も様々なソリューションで「ワークスタイル変革」の実現を支援しておりますが、従来それは「遠隔地を繋ぐTV会議室システム」だったり「外出先から業務遂行ができる仕組み」だったり、いわゆる「情報や空間のシェア」によるものが中心でした。ただ、本当の意味での「働き方を変える」のであれば、「ヒトが行っている業務そのものの効率化」が欠かせません。それはワークフローを発展させたヒトからヒトへの業務引渡しの円滑化や、人が判断して行っていた非IT業務の自動化によって、「人がかわっても業務はかわらない」、「なるべく少ない人数で効率的に業務に対応する」ことの実現を意味します。我々はBPMの実践と、それを支援するERPにより業務プロセスの可視化と自動化を実現できると考えております。

BPMと基幹システムの関係

受発注や請求処理等で、基幹システムと言われるものを利用していても、実際の業務は紙や電話、あるいはExcelをメールなどでやりとりすることは多くあります。それで問題なく業務が運用されていれば良いのですが、何らかの問題が発生した場合の処置が徹底されておらず、業務運用マニュアルにも記載が無いようなときは、担当者によって対応にバラつきが生じます。また対応までに時間がかかってしまう場合に、どこがボトルネックなのか、何から対処すれば良いのか、特に非IT業務については明確でないことが多く、一層処理が滞ることが起こり易くなります。

そこで人の作業と基幹システムとをつなぐべく、BPMという観点を取り入れることで、業務の流れと状況の可視化が実現します。また、業務に関わる全員で業務プロセスの共通理解を行うことで、例外的な業務処理が発生した場合も調整すべきプロセスの責任者や関係者が明確になり、また、業務プロセスの再定義により将来に渡ってスムーズな対応が可能になります。

ただ業務プロセスを実行するためのITが複雑になり、かつ業務に合わせた調整が必要になると、システム側の限界により業務が滞ってしまうことがあります。そこで我々は柔軟なシステム提供のために、SOAシステム統合基盤である intra-mart と、その基盤上で動く Super Cocktail Innova という基幹システムをご提案しています。

intra-mart と Super Cocktail Innova はBPMの車の両輪

BPMはPDCAを回して常に改善を目指していきます。そのPDCAの各場面において必要な機能を intra-mart は兼ね備えております。

ルート作成/画面作成など業務フローを可視化するツール、業務システムと連携する基盤・ルールエンジン、業務分析のためのBAM(business activity monitoring)など業務プロセスを評価・モニタリングするツール等がそれにあたり、これらを駆使することでBPMの導入を支援します。

また「Super Cocktail Innova」自体は販売管理業務に特化したパッケージでありますが、intra-mart を基盤にしているため、同じく intra-mart 上で稼働する会計システム、人事システムやスクラッチ開発したシステムとマスタやデータを共有し、intra-mart を介してERPを実現できるパッケージとなっています。

一般的なERPと比べた特徴としては3点。一つ目は前述しましたが「intra-mart を基盤に持つ統合ERP」であること。二つ目は「得意先や仕入先と在庫等のデータを共有しながら商取引ができる公開ポータル機能」をもつこと。三つ目は本日のテーマである「BPM基盤を持ち業務プロセスの可視化/自動化が図れるERP」であることです。

非IT化業務プロセスをIT化する

ここで3つ目の特徴である「BPM」にフォーカスした事例をいくつかご紹介します。

受注プロセスにおいて新規の得意先の口座を開設し、マスタ登録を行うという業務を考えてみます。基幹システムでは見積、受発注登録…という業務を処理していきますが、新規顧客・新規商品での受注プロセスに必要となる口座開設やマスタ登録は、人が紙やEXCEL等で行う非IT化業務プロセスでした。Super Cocktail Innova + intra-mart のBPMツールを使えば、受注プロセスのワークフロー化とともに、口座開設などの付帯業務も比較的簡単にシステムに乗せることができます。

また出荷プロセスにおける出荷手配、配車、設置、要員手配、送り状発行といった各種の業務に関しても、従来人が行う非IT化業務プロセスで、この作業に時間をとられていました。これらの業務もプロセスを可視化し、システム化することで基幹システムの出荷登録に反映させることが可能になります。

あるいは、条件に合致した取引先を自動的に抽出して情報を流すといった利用方法も考えられ、例えば公開ポータル機能を利用して、保守切れユーザーにアラートを通知するといったことも可能です。

このように、様々なシーンで業務プロセスを可視化し、非IT処理をシステム化してERPとつなげるための機能を Super Cocktail Innova には装備しています。

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