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明範荘 副施設長 矢留 仁道様
川名山荘 荘長 大城 洋二様
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『業務の流れにマッチしたシステムを求めて、比較検討に時間をかけました』
− 「絆」総合記録シートの導入をご検討いただくにあたり、重視されたポイントは何でしたか? −
もともと明範荘では内田洋行の「絆(高齢者介護システム)」を使っていましたが、そのまま引き続き川名山荘でも「絆」を導入していこうと最初から決めていたわけではありませんでした。 というのも、この仕事にとって非常に重要である「記録を一元化し、多職種で共有する」という部分において、「絆」の記録に関する機能が結局運用できずにいたのです。記録の共有がコンピュータシステムを使わなければ実現が難しい部分であるにもかかわらず運用できなかったのは、「絆」のデータ入力方法に、当施設の業務の流れとの兼ね合いにおいて問題があったのです。
「絆」で介護記録の入力を行う場合、業務の流れに沿って記録していこうとすると、「絆」のシステム上、それぞれ異なる画面を呼び出して食事の介助や入浴などを記録する必要があり、入力作業が煩雑になります。そのため、システムを使用する介護士の皆さんも「手書きのほうが早い」と感じており、実際に明範荘では現場で手書きしたメモを事務室に戻ってきてパソコンの前に座り入力していく、という手順を踏んでいました。
このようなやり方は残業時間が増えるうえに、行なった業務を的確に把握していないと入力漏れも出てきてしまいます。その結果、職員の負担感ばかり増して、また不完全なデータではメリットも見いだせなくなり、パソコンの記録は行われなくなってしまいました。
明範荘でこのような状況を課題に感じていたので、川名山荘ではオープン前から業務システムを根本的に見直し、「絆」も含めた各社の製品を一から比較検討して、業務の流れに沿った情報入力が出来るシステムを模索することにしたのです。
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