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大切なおしらせ

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2008/05/29

気体検知管式測定器の事故について

去る5月23日、名古屋市内の小学校におきまして、当社取扱い製品の学校教材用気体検知管(酸素検知管31E)を使用して理科実験を行った際、誤った操作により、採取器から塩化水素が漏れ、一部児童の方がのどや鼻の痛みを訴え、その後病院にて診察を受けるという事故が発生いたしました。事故に遭われた児童の皆様および保護者の皆様に対して心よりお見舞い申し上げると共に、関係各位にご迷惑をおかけいたしましたことをお詫び申し上げます。

今回の事故発生を受け、該当製品を5月27日まで出荷停止と致しました。その後、下記のように使用上の注意を喚起するためのシールを梱包箱に貼り付けを行い、5月28日より出荷を再開させていただいております。今後、より一層の安全性を確保するための改善策を検討してまいります。詳細につきましては別途ご案内いたします。

お客様におかれましては、検知管を必ず正しい向きで取付けてお使いいただきますよう、重ねてお願い申し上げます(正しい取付け向きについては、下記を参照ください)。

警告シール部分


【対象製品】当社型番と商品名

2-151-0143
気体検知管 酸素31E
2-151-0182
気体検知管セット GV-50PSセット
2-151-0133
気体検知管セット GV-50T
8-615-0143
気体検知管 酸素31E (UCHIDAS 掲載分)
P-7541
気体検知管 酸素31E (株式会社ウチダテクノ取扱い分)

【酸素検知管31Eの正しい取り付け向きについて】

下記の通り正しい向きで取り付けてご使用ください。

正しい取付け向き

※気体採取器に対して、矢印と逆向きに酸素検知管を取り付けないでください。
逆向きに酸素検知管を取り付けて気体を採取すると、化学反応により発生した塩化水素が気体採取器内に入り込み、ハンドルを戻す際に塩化水素がもれ出し危険です。
(発生した塩化水素を吸い込むと、鼻の痛み、咳き込むなどの恐れがあります。)


【逆向きに取り付けてしまった場合の対処方法】

  • まだ気体を採取していない(ハンドルを引いていない)状態の時
    酸素検知管を抜き取り、正しい向き(上の写真参照)に取り付けなおしてください。
    正しい向きに取り付ければ、安全に正しく測定ができます。
  • 既に気体採取をした(ハンドルを引いた)状態の時
    ※室内でハンドルを戻さないでください。塩化水素がもれ出して危険です。
    次の1〜3の手順で対処してください。
  1. 酸素検知管を差し込んだままの状態で気体採取器ごと屋外へ持っていきます。
  2. 気体採取器が風下になるようにして、自分から離した状態で検知管を抜きます。
    ※検知管を抜かずにハンドルを戻すと、手前に白い煙がもれ出し、吸い込む恐れがあります。
  3. 周囲に人がいないことを確認し、ハンドルを戻してください。
    (このとき気体採取器先端から白い煙のようなものが出ます。実験で使う塩酸のびんのふたを開けた際に立ちのぼる白煙と同じ成分です。)

■この件に関するお問い合わせ窓口

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