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2010/2/10

2010年2月11日、内田洋行は、おかげさまで「創業100周年」を迎えます

2010年2月11日、内田洋行は、おかげさまをもちまして創業100周年を迎えます。

内田洋行の生い立ち

1910年(明治43年)、佐賀県・多久藩士の次男として生をうけた内田小太郎(1871-1924)が、中国・大連で南満州鉄道株式会社の御用達専業として測量機械・製図用品・事務用品などの販売を始めたのが当社事業の始まりです。

第一次大戦時、内田小太郎は、ドイツの租借地であった青島の接収と同時に民間人として真っ先に現地に渡り支店を設置するなど、大胆かつ機敏な行動をもって、満州は旅順・北京などから国内は東京・大阪まで、一時は東アジア主要都市20箇所に支店を設置。
輸入先であった欧米諸国からの最新情報・技術を発信することで事務能率向上を訴え続け、国内外で事務機器需要を開拓していきます。

大正時代に入ってからは、当時の技術者必携となる国産初の「ヘンミ式計算尺」の国内総発売権をいち早く取得、また社員が考案し特許を取得した「吉野式算盤」を開発するなど、独自に先端分野の市場開発に挑みました。

事業権益一切を失った終戦直後は、国の教育復興の夜明け前である1948年(昭和23年)に科学教材開発に着手、同時に学校教員向けの独自の実験説明会を全国各地で開催し続けて科学教育振興を牽引する学校教育事業を立ち上げます。
また、1951年(昭和26年)、初代社長・内田憲民がアメリカ視察を行った際に持ち帰った油性ペンをもとに自ら命名して大ヒット商品にもなる「マジック・インキ」を開発するとともに、“ビジネスショウ(展示会)”のアイデアを持ち帰り、業界の草分けとして大掛かりな実物宣伝を実施して事務の機械化を啓蒙しました。

更に、コンピュータ黎明期であった1963年(昭和38年)には、経営参加したウノケ電子工業と純国産初の超小型電子計算機『USAC(ユーザック)』を協同開発。
今年、誕生50年目を迎えたオリジナルブランド『USAC』は、IC搭載、リース販売形式、アンバンドリングによるパッケージソフト販売などの創意工夫から多数のラインナップでロングセラーとなり、当時のビジネスの情報化に貢献しました。

画像解説
1.創業者・内田小太郎(1871−1924)
2.創業間もない頃の内田洋行・大連支店
3.複雑な技術計算ができる「ヘンミ式計算尺」
4.戦後直後に発刊した「科学教材型録」
5.“魔法のインキ”「マジック・インキ」
6.実物展示会“ビジネスショウ”
7.純国産初の電子計算機「USAC」

そして現在、内田洋行はこれまでのグローバルな視座とパイオニア精神とを受け継ぎながら、「教育」「情報」「オフィス」の3つの事業分野を柱とした国内外52社からなるグループへと成長をいたしております。

これもひとえに皆様方のご支持とご支援の賜物であります。ここに深く感謝を申し上げます。

これからの100年は、これまで経験のない構造変化の時代であります。今一度、襟を正すとともに、新しい社会創りに貢献する企業を目指しまして、より一層努力してまいります。

今後とも、ご支援、ご鞭撻を賜りますよう、何卒、宜しくお願い申し上げます。

2010年2月11日 株式会社内田洋行
代表取締役社長 柏原 孝


【このリリースのお問い合わせ先】

株式会社内田洋行 管理本部広報室 佐藤
TEL.03(5634)6026(平成22年2月12日迄)
TEL.03(3555)4072(平成22年2月15日以降)