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プレスリリース

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2010/5/27

内田洋行 LED照明『Ubiqlight(TM)ユビックライト(R)』シリーズを完成
本社ビルに全面採用し、照明における消費電力・CO2排出量の63%削減を実現
―リアルタイムWebをプロモーションに積極活用し、販売を開始―

内田洋行(本社:東京都中央区、社長:柏原孝)は、2010年5月27日より、LED照明『Ubiqlight(TM)(ユビックライト®)』シリーズの販売を開始いたします。
内田洋行では、2008年より韓国・サムスンLED社と協力して同社製LED素子を用いた照明灯具の開発およびPC制御と各種センサーとの連動を可能にした独自照明制御アプリケーションの開発に着手し、2010年1月にはLEDビジネス推進部を発足。このたびのLED照明『Ubiqlight(TM)(ユビックライト®)』シリーズの完成にてLED事業を本格的に開始します。
販売の開始に先立って実施した本社ビル全館での実証実験では、照明における年間消費電力・年間CO2排出量63%の削減を実現しております。
また、5月21日に特設サイトと『Twitter』アカウントを開設。6月に開設予定の『USTREAM』とあわせて双方向なコミュニケーションを実現してまいります。

※『Ubiqlight(TM)(ユビックライト®)』特設サイト http://ubiqlight.com/

■『Ubiqlight(TM)(ユビックライト®)』の特徴

『Ubiqlight(TM)(ユビックライト®)』シリーズは、"ユビキタスデバイスとしてのLED照明"をコンセプトとしています。具体的には、空間の利用用途や使用される時間帯、利用者の嗜好に合わせて照度や色温度など光を自在にコントロールできる柔軟性、人感センサーや照度センサーなど各種センサーとの連動により自動制御して無駄な点灯を節減するスマートコントロール、LEDモジュールを多様に組み合わせたりICTシステムと自由に連動させたりと顧客のご要望に応じて導入を実現する可変性、従来の日具からLED照明への手軽な交換を可能にする互換性を備えています。
これらの特徴を備えた照明器具及び照明制御システムを展開するにあたり、商品ラインナップとして以下の4品種を販売開始します。

安心保障付き直管型LED照明

消費電力で蛍光灯比58%、製品寿命40,000時間、1m直下照度430lxの性能を持つランプに、従来の直管型蛍光灯器具のさまざまな形状に即した信頼性の高い専用電源付き日本製器具をセットでご提供いたします。そのため、器具の改造を不要とすることで安全性を高め、ランプ・器具のセット保障を実現します。

調光が可能な業界初の無線通信型LEDスポットライト

32段階調光が可能なLEDスポットライトが互いに赤外線通信を行い、リモコンからの信号を交信します(※1)。これにより、一直線上に設置されたスポットライトはリモコンからの一括調光が可能になります。調光器の準備や工事が不要なので、既存のライティングレールを調光対応にすることができます。
※1:特許出願中

LEDシーリングライトとLEDダウンライト

色温度可変型LEDシーリングライトとLEDダウンライトもラインナップしています。
LEDシーリングライトは平均演色評価数Ra95の実力を持ち、明るさの調整だけではなく、色味も調整することが可能となり、シーンや時間帯に合わせてリモコンで簡単に好みの雰囲気を演出できます。また、タイマーや常夜灯モードを備えており、住宅用としてもご利用いただけます。

なお、9月にはPCからのきめ細かな制御が可能なLEDベースライトも発売予定です。

■本社ビルにおける実証実験

自社ビルにおけるエネルギー消費の約2割が照明エネルギーである(※2)ことから、2008年より、本社ビル(東京都中央区新川)の一部エリアにてLED照明を試験導入し、ICTネットワークとの親和性や消費電力削減の実効性などの検証を行うとともに、350平米の執務スペースにおいて照明における65%の消費電力削減を実証いたしました。更に、2010年、1971年竣工の本社ビルをリニューアルするにあたり、LED照明導入を全館に拡大して実証実験を行った結果、LED照明導入前と比べて照明における消費電力ならびにCO2排出量の63%削減を実現いたしました。

<全館LED化の効果> → 約63%の削減(※3)

  導入前 導入後
年間消費電力 169,960kW 62,534kW
年間CO2排出量 56.4t 20.8t

加えて、LED照明の導入は、省エネ効果やコスト削減効果が高いだけではなく、弊社が独自開発した空間構築システム『SmartInfill®(スマートインフィル)』を用いることで、『Ubiqlight(TM)(ユビックライト®)』の設置を自在に行うことができるため、PCはもとより、携帯端末や無線LANネットワークなどのICTを活用してLED照明の調光制御の運用を多方面で実施しています。

例えば、人感センサーとの連動により、執務エリアや会議スペース、多目的イベントスペースなどでは、人の気配の有無によって照明のON/OFFを自動的に制御しています。また、多目的イベントスペースや会議室では、PCやスマートフォンなどの携帯端末からネットワーク経由で様々なデバイスを制御可能なシステム『codemari(コデマリ)』などの当社独自の制御システムと連動させてLED照明を制御することで、利用シーンに応じて即座に調光するなどの運用を行っています。さらには、フロアの用途によって暖色・寒色を区分し、場の雰囲気に応じたライティングの演出を検証しています。
※2:財団法人省エネルギーセンターHPより
※3:数値は器具消費電力からの理論

■内田洋行のLED事業

内田洋行は、ICT・空間・環境デザイン・情報デザインを統合して、いつでも・どこでも・だれでも・自在かつ快適に情報へのアクセスができる場『ユビキタス・プレイス®』を創造するインテグレーターとして、『Ubiqlight(TM)(ユビックライト®)』を単なる照明ではなく、ユビキタスデバイスとしてさまざまな空間・シーンに応じて適切な照明を選定・設置し、運用管理システム、メンテナンスに至るまで、トータルでご提供いたします。

販売目標:3年後に100億円

この度のLED照明事業を開始するにあたり、これまで蓄積してきた空間・情報デザインのノウハウを活かして、従来の得意分野であったオフィス、学校等に加え、商業施設、工場施設、住宅市場等幅広いターゲットに対して事業を展開、3年後に年間100億円の販売を目指します。

リアルタイムWebを積極活用したプロモーションを実施予定

内田洋行では今回の事業展開にあたり、『Ubiqlight(TM)(ユビックライト®)』特設サイト(http://ubiqlight.com/)(※5)とあわせ、より即時性のある製品情報の共有と、お客様との開かれたコミュニケーションを目的として『Twitter』や『USTREAM』といったリアルタイムWebを活用したプロモーションを展開してまいります(※4)。5月21日に開設した『Twitter』では製品情報やLED豆知識を提供、6月より配信予定の『USTREAM』では、本社ビル内から、定期的にLED情報番組をインターネット上にて放映する予定です。
※4:『Twitter』のLED照明専用アカウントは@Mr_LED、内田洋行は@UchidaYokoです。
※5:内田洋行ホームページ(http://www.uchida.co.jp)からもアクセスしていただけます。

■創業100周年を迎えた内田洋行の取組み

内田洋行は1910年(明治43年)創業。「教育」「情報」「オフィス」という特色ある事業構成を持ち今年創業100周年を迎えた。1962年(昭和37年)に純国産初のオフィスコンピューター『USAC(ユーザック)』を開発・発売、ロングセラーとなる。学校教育分野でも1990年代からパソコン教室など教育情報化に業界に先駆けて取り組む。近年ではオフィス空間の設計・デザインをする分野でもICT化を進める。さらに、「ICT」「デザイン」「コンテンツ」を融合した独自の「ユビキタス空間」の研究開発を行い、2008年にはグループビジョン『ユビキタス・プレイス®』の商標を取得。

※『Ubiqlight(TM)』は株式会社内田洋行の登録申請中の商標です。
※『ユビックライト®』『SmartInfill®』『ユビキタス・プレイス®』は株式会社内田洋行の登録商標です。
※『Twitter』はTwitter,Inc.の登録商標です。
※『USTREAM』はUSTREAM,Inc.の登録商標または商標です。

【商品に関するお問い合わせ先】

株式会社内田洋行 マーケティング本部LEDビジネス推進部 古橋・近藤
TEL.03(3555)4060  FAX.03(3555)4632

【このリリースのお問い合わせ先】

株式会社内田洋行 管理本部広報室 佐藤・木村
TEL.03(3555)4072  FAX.03(3555)4620