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プレスリリース

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2010/10/7

内田洋行、米ETSのTOEIC(R)テスト公式問題集を収録した
世界初のe-Learning用学習コースを開発
学校・企業におけるTOEICスコアアップニーズに対応

株式会社内田洋行(以下「内田洋行」、本社:東京都中央区、代表取締役社長:柏原 孝)は、文教市場、民間市場双方での語学教育の拡大を見込み、TOEIC®テストの制作元であるEducational Testing Service(以下「ETS」、米国・ニュージャージー州プリンストン)の公式問題を収録した世界で初めてのe-Learning用学習コースを開発し、11月15日より販売を開始いたします。

米ETSの「TOEIC®テスト」の拡大と学習環境の変化

社会の様々な分野でグローバル化が進み、英語をはじめとする外国語の使える人材確保のニーズが高まっています。このため、大学、高校を中心に企業就職率の向上や語学力の習得を目標に掲げる学校が増加しており、企業においても、グローバル展開の必要性から従業員に対する実践的な外国語運用能力の向上を求める傾向が強まっています。

こうした中、日本で発案され、TOEFLなど外国語としての英語能力試験の開発・運営団体である米国ETSによって開発された「TOEIC®テスト」は、信頼性、妥当性、公平性が厳密に検証されていることから、英語の能力を測る試験としては高い評価を得ており、世界共通の英語能力試験として受験者数も全世界で年間約500万人、日本においては約168万人(2009年度)と増加してきました。その一方で、企業が新入社員に期待するTOEICスコア(平均546.7点)と実際の新入社員の平均スコア(485点)*の間にはまだ開きがあり、大学・高校の段階からさらなる英語運用能力の向上が求められております。

こうした受験者数の拡大とともに、TOEIC®テストの受験用教材は、従来から出版物、ソフトウェアなど数多くの教材が提供されてきました。なかでも、テスト開発元であるETSが制作し、実際のテストと同様のクオリティの問題を収録した「TOEIC®テスト新公式問題集」シリーズ(発行:財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会)は、大学生、高校生の間でも多くの受験者が活用する問題集となっています。その一方で、大学や高校の環境は急速にICT化が進み、e-Learningなど授業や学習でICTを活用した授業も普及しつつあり、学習スタイルは大きく変化いたしております。

*)財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会のTOEIC NEWSLETTER2010年8月「2010年度 新入社員スコア特集」による。

「TOEIC®新公式問題集」を世界で初めてe-Learning教材化

そうしたことを背景に、内田洋行では、米ETSの協力のもと、コンピュータ用デジタル教材としては、世界で初めて*本公式問題集の問題を収録した学校・企業で活用できるe-Learningシステム用学習コース教材を開発いたしまして、2010年11月15日より発売を開始いたします。受験準備に最適な公式問題を使いながら、e-Learningの良さである学習者個々の進捗管理、能力把握が可能になるなど、学習者、管理者双方に大きなメリットをもたらす製品です。

*)パソコンで利用できるe-Learning学習コースとして世界初(2010年10月現在)。

e-Learningシステム「ATR CALL BRIX*」上での提供

「ATR CALL BRIX*」上での画面イメージ

TOEIC®テストの本公式問題集の問題を収録したデジタル教材は、内田洋行が提供するWebベースの e-Learningシステム「ATR CALL BRIX*」上の学習用コース『TOEIC®テスト学習コース〜ETS公式問題収録〜』として提供されます。

ATR CALL BRIXは、英語学習に特化したe-Learningシステムとして開発され、高性能の発音評定システムの内蔵、学習コースのカスタマイズ、多彩な学習者の進捗管理機能など2008年の発売以来、多くの学校、教育機関に導入されています。

*)ATR CALL BRIXはATR Learning Technology株式会社の開発製品です。

『TOEIC®テスト学習コース〜ETS公式問題収録〜』の特徴

  1. TOEIC®テストの開発元であるETSが制作した問題を収録*
    実際のテストと同等のクオリティの問題を使って練習することで、より効果的な学習が可能です。実際のテストと同様の形態での模擬テスト他にパート別学習(パート1〜7)、語彙学習などTOEIC受験準備だけでなく、総合的な英語能力向上に活用できます。
    *)TOEIC®テスト新公式問題集およびTOEIC®テスト新公式問題集Vol. 2の内容を収録。
  2. 自学自習に最適なWebベースのe-Learningシステム
    e-Learningの本来の良さである「いつでも」、「どこでも」学習できるメリットを活かした自学自習が可能です。学習をすすめる中で、自分の弱点を発見し、次の学習にフィードバックできるなど、進捗や達成度の確認が簡単にできます。
  3. 授業に取り入れやすいコース設計
    TOEIC®テストを実際の講義、授業に取り入れる際のサンプルとなる模擬コースを収録しています*。授業設計の際に模擬コースを参考にすればTOEIC学習を効果的に取り入れることが可能です。自学自習だけでなく対面授業でも幅広く利用できます。
    *)一部の製品のみ。コース設計協力:京都外国語大学 教授 石川保茂氏、帝塚山学院大学 専任講師 近藤睦美氏
  4. 目標能力を設定し、達成度合いを確認できる
    英語を実際に活用する場面を想定した目標能力を設定することができます。またコース学習の進行に応じて、学習者は自分の目標能力の達成度合いを確認することができますので、より具体的な英語運用能力が判り、学習者のモチベーション維持にも効果的です。
  5. 多彩な進捗管理機能
    学習者個人だけでなく、クラス単位での達成度、クラス内での学習者の順位など多彩な進捗管理、表示機能をサポートしています。

製品の概要

製品名
日本語名称:「TOEIC®テスト学習コース〜ETS公式問題収録〜」
英文名称:「TOEIC TEST learning course on CALL with official content from ETS」
提供形態
Webベースe-Learningシステムの学習コースとして提供
対象市場
大学、短大、専門学校、高等学校、一般企業
製品価格
オープンプライス(想定市場価格:年間ライセンス120万円から*)
(*登録可能ID数など条件による、他にハードウェア費用、設置・設定費用、保守料などが別途必要)。
発売時期
2010年11月15日
販売目標
年間150システム

【ETS】

ETS(Educational Testing Service)は、米国ニュージャージー州プリンストンに拠点を置き、TOEIC®やTOEFL®、GRE®(大学院入学共通試験)を含む約200のテストプログラムを開発している、世界最大の教育に関するリサーチやテスト開発を行う機関です。

【ATR Learning Technology株式会社】

2008年設立。株式会社国際電気通信基礎技術研究所(ATR)の成果展開子会社である株式会社ATR-Promotionsと株式会社内田洋行との共同出資によって設立された。20年以上にわたる、ATRによる語学習得に関わる研究成果を活かしたe-Learningシステム、学習コンテンツの開発に取り組む。

【株式会社内田洋行】

1910年(明治43年)創業。教育・オフィス・情報の3分野を事業の柱とする。教育分野では、戦後すぐから理化学機器を中心に学校教材販売を行い業界最大手に。1990年代には業界に先駆けて学校教育情報化を推進。2000年に入り、パソコン教室で行える語学演習装置「PC@LL(ピーシーアットエルエル)」や、ネットワークによるコンテンツ配信事業など新ビジネスを立ち上げる一方、教育総合研究所を設置して省庁から学校まで幅広い教育研究を協同で進める。また学校教員向けコミュニティサイト「学びの場.com」を運営する。近年では、ICT・デザイン・コンテンツを融合する「ユビキタス・プレイス®」で新しい学校・オフィスづくりに取り組む。

【このリリースのお問い合わせ先】

株式会社内田洋行 管理本部広報室:佐藤・深澤
TEL.03(3555)4072 FAX.03(3555)4620

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