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2011/4/19

内田洋行、米国エバーノート社のクラウドサービス「EVERNOTE」を活用した独自の新サービスを開発
〜クラウドサービスを統合する「ウチダ・ビジネス・クラウドサービス」を推進〜

株式会社内田洋行(本社:東京都中央区、代表取締役社長:柏原孝、以下、内田洋行)は、企業や教育におけるチームや組織活動において重要となる「情報共有」「コミュニケーション」「ディスカッション」を支援するために、急速に拡大するクラウド・コンピューティングサービス(以下、クラウドサービス)を相互に連携させて、多様なICTシステム上での利便性を高める「ウチダ・ビジネス・クラウドサービス」(仮称)を推進して参ります。
つきましては、その第一弾として、米国エバーノート・コーポレーション(本社:米国カリフォルニア州マウンテンビュー、CEO:フィル・リービン、以下、米国エバーノート社)の提供するパーソナルクラウドサービス「EVERNOTE」との連動が行えて、手書きのアナログ情報を検索可能な文字情報に変換・蓄積することのできるOAボード「書撮りくんEN」を独自に開発し、6月20日より、発売を開始いたします。
尚、内田洋行では、この「ウチダ・ビジネス・クラウドサービス」(仮称)の推進・開発にあたり、米国エバーノート社と、「EVERNOTE」を組み込んだアプリケーションを作るソリューションパートナーとしての活動を開始し、同時にプレミアムライセンスの販売も開始いたします。

「ウチダ・ビジネス・クラウドサービス」(仮称)とは

「ウチダ・ビジネス・クラウドサービス」(仮称)は、クラウド・コンピューティングにおける各種の有料サービスから、ソーシャルネットワークサービスなどに代表される無償サービスまで、一般的に提供されているクラウドサービスを独自に連携・連動させて、個別のサービスだけでは得られない利便性と新たな利用価値を提供するという、内田洋行の考えるクラウドサービスの形態です。
内田洋行では、こうしたクラウドサービスを統合する「ウチダ・ビジネス・クラウドサービス」(仮称)の開発を進めるとともに、クラウドサービスと、ICTシステム、ITデバイスなどを、より親和性のある形態に結びつけ、その機能だけでなく、運用までをトータルにデザインいたします。それによって、急速に進化し、複雑化する、多様なサービス、システムをお客様にとってより使いやすいものへと統合してご提供していくことを目指して参ります。
特に、企業や教育の現場においては、アイデアの創出、企画立案、顧客対応、マネジメントなどのチームや組織の活動において、「情報共有」「コミュニケーション」「ディスカッション」の重要性が高まっております。そのような中、“より多くのビジネスパーソンが閃くための仕組みと環境の実現”をキャッチフレーズに、より使い勝手の良いクラウドサービスの在り方を開発して参ります。

「EVERNOTE」とOAボード「書撮りくんEN」の連動

「ウチダ・ビジネス・クラウドサービス」(仮称)の具体的な取り組みの第一弾として、OAボードと、パーソナルクラウドサービス「EVERNOTE」、デジタイズサービスを組み合わせて、連動させたサービスを開発し、販売を開始いたします。
具体的には、内田洋行のOAボード「書撮りくんEN」に接続されたAndroid Tablet上のアイコンボタン(タッチ式)を押すだけで、OAボード上に記述された全てのイメージを、予め設定されたクラウド上にある「EVERNOTE」内のディスクスペースに即座に格納させることができます。更には、その過程において、取り込まれたイメージ情報は、株式会社オーリッド(本社:大分県別府市、代表取締役:三浦雅弘)のクラウド型のデジタイズサービス「O-RID-KYBER」を通じて、テキストデータに変換されて「EVERNOTE」にあわせて格納できます。このように、OAボードとネットワークを介して「EVERNOTE」と「O-RID-KYBER」を連動させることで、イメージデータをクラウド上に格納するだけでなく、その情報を自由に検索できるようにすることで利便性を高めます。例えば、このサービスを利用することによって、会議や研修、ゼミや研究などでの議事録やノートとして、タブレット端末、スマートフォン、その他あらゆるデバイスを介して場所を選ばずにOAボードから撮り込まれたイメージデータや変換されたテキストデータを閲覧したり、その情報を編集・加工してプレゼンテーションツールやレポートなどに再利用したりすることが容易になります。このように、複数のクラウドサービスを相互に連携させて、チームや組織での活用をしやすくしていくことで、企業や教育現場におけるコラボレーションの促進を支援します。
内田洋行では、手書きで書き込まれた情報をイメージデータ化して「EVERNOTE」に格納するOAボード「書撮りくんEN」(Android Tablet上のソフトウェアを含む)の開発のほか、そのイメージ情報を自動的に「O-RID-KYBER」でテキストデータ化するためのソフトウェア上におけるデータ連携に関して株式会社オーリッドと共同開発を行っています。

【運用イメージ】

「書撮りくんEN」について

  1. 発売日
    「書撮りくんEN」は、6月20日より弊社からの販売を開始します。また、5月10日よりβ版の提供を開始します。
  2. 予定価格
    「書撮りくんEN」(Android Tablet、ソフトウェアを含む)の希望小売価格30万円〜40万円程度を予定。尚、デジタイズサービスとのセットでは、月額1万円程度(3年リースの場合)を想定。

「書撮りくんEN」の詳細ページ
http://www.uchida.co.jp/system/products/kakitori-en/index.html

■「EVERNOTE」とは http://www.evernote.com/
米国エバーノート社の運営するパーソナルクラウドサービスであり、世界中で800 万人が利用しています。「EVERNOTE」はコンピュータ、携帯電話、その他あらゆるデバイスを利用して、ユーザが目にした情報を取り込み、保管し、また後日容易に検索して利用できるようにするサービスです。

■「O-RID KYBER」とは http://www.o-rid.com/jp/
「O-RID KYBER」は、手書き文字や書類などのアナログ情報を従来のOCR(光学式文字読取装置)では絶対到達不可能な高い精度でデジタル化を実現します。出力されたテキストデータは、さまざまな用途に活用が可能になります。

(商標の取扱いについて)

  • 「EVERNOTE」は米国エバーノート・コーポレーションの登録商標です。
  • 「書撮りくん」は株式会社内田洋行の登録商標です。
  • 「O-RID KYBER(オーリッド カイバー)」は株式会社オーリッドの登録商標です。

内田洋行の『ユビキタス・プレイス®』への取り組み

内田洋行は、「教育」「情報」「オフィス」という特色ある事業構成を持ち、2010 年創業100 周年を迎えた。ワークスタイル変革とワークプレイスの調査・研究に関しては、1989 年に企業内研究所として「知的生産性研究所」を設立。約20 年にわたる活動を通じ、一貫してひと・組織・場の関係を研究し続けるとともに、近年では、ICTと空間デザイン・情報デザインの融合によって「いつでも どこでも だれでも なんでも」自由自在に情報にアクセスしてそれを活用することで、働くひとの創造性発揮や組織活動のダイナミズムを促進する独自のコンセプト『ユビキタス・プレイス®』のインテグレートに取り組む。そのため、自在な情報へのアクセスや多様なコミュニケーションシーンを生み出す「場」のデザインやコンテンツの制作、LED照明などの環境対策、働くひとの集中力を高める音環境など、ICTと情報を活用した研究開発・環境設計に注力する。

【このリリースのお問い合わせ先】

株式会社内田洋行 管理本部広報室:佐藤将一郎
TEL.03(3555)4072 FAX.03(3555)4620