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2011/6/15

内田洋行、指導者用「デジタル教科書」の配信サービスを開始
〜教育用コンテンツ配信サービス「EduMall」にて、大手教科書会社4社と協力〜

株式会社内田洋行(本社:東京都中央区 代表取締役社長:柏原 孝)は、大手教科書会社4社が提供する小学校指導者用「デジタル教科書」を、6月15日より本格的に、内田洋行の運営する学校向け教育用コンテンツ配信サービス「EduMall(エデュモール)」によるインターネット配信で提供を開始いたします。

教育用コンテンツ配信サービス「EduMall」での「デジタル教科書」の配信

内田洋行では、大手教科書会社4社が開発する小学校指導者用「デジタル教科書」を、全国の学校向けに、年間使用料の形式でインターネット配信する教育用コンテンツ配信サービス「EduMall」にて提供をいたします。

小学校の教科書では、通常、4年に1度、改訂されること、また部分的な修正や変更が1年単位で発生する場合があります。そのため、常に最新の「デジタル教科書」を活用いただく上で、買取り形式ではなく、インターネットを活用した年間使用料で契約することが望まれるものと考え、教育用コンテンツ配信サービス「EduMall」にて「デジタル教科書」を提供開始いたします。

その配信する「デジタル教科書」の第一弾として、株式会社三省堂(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:北口 克彦)、教育出版株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:小林一光)、株式会社帝国書院(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:斎藤正義)、株式会社新興出版社啓林館(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:佐藤徹哉)の大手教科書会社4社と協力して、小学校の主要科目である「国語」「社会」「算数」「理科」の指導者用「デジタル教科書」を配信いたします。

■「デジタル教科書」のタイトル

  • 株式会社三省堂
    「小学生のデジタル国語1年〜6年」
  • 教育出版株式会社
    「小学国語デジタル教科書 ひろがる言葉1年〜6年」
    「小学社会デジタル教科書5年〜6年」
    「小学算数デジタル教科書1年〜6年」
    「小学理科デジタル教科書 地球となかよし3年〜6年」
  • 株式会社帝国書院
    「楽しく学ぶ小学生のデジタル地図」
  • 株式会社新興出版社啓林館
    「わくわく算数1年〜6年」「わくわく理科3年〜6年」

■教育委員会向け「デジタル教科書自治体一括導入パック」

また、教育用コンテンツ配信サービス「EduMall」では、「デジタル教科書自治体一括導入パック」も展開いたします。これは、地方自治体教育委員会向けの指導用「デジタル教科書」の一括導入パッケージで、教育委員会との年度契約によって当該地区の小学校全校でご利用いただく場合のパッケージです(コンテンツサーバーを使用します)。

この「デジタル教科書自治体一括導入パック」では、大手教科書会社4社に加えて、光村図書出版株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:常田寛)とも協力し、配信サービスを行います。

●光村図書出版株式会社:「国語デジタル教科書1年〜6年」「書写デジタル教科書1年〜6年」

学校のICT化と「デジタル教科書」の動向

全国の小学校では、平成23年度4月より「新学習指導要領」が実施され、いわゆる“脱ゆとり教育”への取り組みが本格的にスタートいたしました。それにより、教科書も改訂され、教科書の内容も大幅に変更となりました。特に、算数で33%、理科で37%平均ページ数増と情報量が大幅に増加したことによって、より理解力を高めて効率的な授業を展開するために、授業で積極的にICTを活用することも求められることとなります。

加えて、2009年に総務省が発表した「ICT維新ビジョン」に、2015年までに「デジタル教科書」を小中学校の全生徒に配備することが盛り込まれたことから、各教科書会社にて「デジタル教科書」への対応が進められております

新しい授業スタイルと「デジタル教科書」の活用

こうした「デジタル教科書」の動向とともに、学校現場では学校環境のICT化が急速に進んでおります。そのため内田洋行では、学校現場でICTシステムをどのように教育利用していくかをテーマとして、総務省「フューチャースクール」実証実験への参画、インテル株式会社との協力による東京都城東小学校でのICT活用実証実験の実施、内田洋行大阪支店に設置した「フューチャークラスルーム」での未来の教室の在り方の独自研究など、各種、実証実験を進めて参りました。その結果、特に、画像・動画・音声などのデジタルコンテンツの活用は、子供の学習意欲を高め、より理解しやすくなるという一定の評価が出ております。具体的には、電子黒板上の大画面で静止画や動画などの授業用コンテンツを提示し、それを教員がデジタルコンテンツを適宜操作することで児童・生徒の視線を注目させ、指導内容や指示が明確になるなどの効果が認められております。

内田洋行では、これら学習指導要領の改訂、学校環境の急速なICT化による「デジタル教科書」の拡大に対応するとともに、デジタルコンテンツやICTを活用した新しい授業スタイルの有効性が実証されつつあることから、教育委員会や学校において購入しやすい形態で「デジタル教科書」のインターネット配信を進めて参ります。

■内田洋行の教育用コンテンツ配信サービス「EduMall(エデュモール)」の特長

「EduMall」は、平成14年度の総務省「EduMart(エデュマート)実証実験」と平成16年度の文部科学省「ネットワーク配信コンテンツ活用推進事業」を経て、平成17年に内田洋行が事業として開始した学校向け教育用コンテンツ配信サービスです。

年間契約で配信型のため、指導要領の改訂や人事異動の際にもコンテンツの入れ替えが容易に行えます。提示型・ドリル型・プリント型・動画など、これまで27社の有力教材・教科書会社と提携し、約800タイトルのコンテンツを用意しており、教育用イントラネット、学校内LANの普及と高速化とともに、その配信は小中学校中心に約3,000校に拡大しています。

【製品に関するお問い合わせ先】

株式会社内田洋行 教育コンテンツ企画部:青木・倉田
TEL.03(5634)6625 FAX.03(5634)6751

【このリリースのお問い合わせ先】

株式会社内田洋行 管理本部広報室:佐藤将一郎・山本登志子
TEL.03(3555)4072 FAX.03(3555)4620