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プレスリリース

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2010/4/28

福岡市中央区にユビキタス環境を体感できる
「ウチダ カスタマー・ブリーフィング・センター九州」を開設
ー地元企業や大学・教育機関等との地域連携も視野にー

(株)内田洋行(本社:東京都中央区、社長:柏原孝)は、4月28日より、福岡市中央区の九州支店内に、ユビキタス環境を具現化した「ウチダ カスタマー・ブリーフィング・センター九州」をオープン致します。


壁材には鹿児島県産の火山灰(シラス)、天井やフローリングには宮崎県の飫肥杉や間伐材を活用

ユビキタス環境を体感できる「ウチダ カスタマー・ブリーフィング・センター九州」

近年、大手企業や地場企業が集中する福岡エリアでは、オフィスビルの老朽化による改修が進むとともに、オフィスの執務スペースやショールーム、商業施設の店舗空間などにおいて「最新のICT環境を取り入れて生産性を向上させたい」、「エントランスやミーティングコーナーなどお客様との接点が多い場所を魅力ある空間にしたい」、「プレゼンテーションを効果的に行いたい」など、リニューアルによってオフィス空間の付加価値を高めたいというニーズがあります。

そうしたことから、内田洋行では、ICTとデザインを融合した独自のユビキタス環境を体感いただける「ウチダ カスタマー・ブリーフィング・センター九州」を開設し、お客様の課題に対する解決のプロセスを可視化します。具体的には、ICT機器やAV機器、デジタルコンテンツなどICT環境全体を独自に開発したミドルウェアで統合して携帯電話などモバイル端末で制御することで行える即興的なプレゼンテーション、等身大にまで自在にコンテンツを拡大して効果的な議論が行えるリアルシミュレーションなど、ICTの効果的な活用を実践します。さらに、「ICタグ」を様々な形態で用いることでマウスやキーボードを使わずに情報を引き出すなど、「いつでも どこでも だれでも なんでも」自由・自在に情報活用できるしつらえを体感いただけます。また、こうした日々進化するICT環境を構築するにあたっては、躯体の中に躯体を施す当社独自の空間構築システム「スマートインフィル」を用いることで、オフィスビルの躯体を一切傷めることなく、ICT機器の設置・配線を自由に行えることで、ICT環境の導入を空間との親和性を持って実現しています。
これらによって高度なICT環境の導入を容易にし、自由な空間デザインを行います。

イベント開催や共同研究で地域交流の“場”に

一方、「ウチダ カスタマー・ブリーフィング・センター九州」ではICT環境を駆使したイベント空間を完備しており、カンファレンスやギャラリーとして人の“集う場”としてデザインされています。それによって、地域に根ざした“交流の場”として、産官学での共同研究や地域密着型の学生参加プロジェクトなどを計画しています。

具体的には、九州在住のデザイナーやクリエイター、大学・専門学校生たちの成果発表の場(展示会場)としての活用の他、「環境対策」や「空間デザイン」「コンテンツ開発」「教育情報化」などの多彩なテーマで、企業・行政・教育機関・一般市民など幅広い方々との地域交流を計画しています。

九州の地域資源を活用して環境対応

「ウチダ カスタマー・ブリーフィング・センター九州」の空間を構成する素材には、宮崎県の飫肥杉や間伐材を、天井やフローリングからファニチュアに至るまで空間全体にデザインするなど、地域産木材の活用を積極的に行っています。また、壁材には鹿児島県産の火山灰(シラス)を用いることで空気の調湿効果を保つとともに、地域資源の利用促進につなげます。こうした地域資源の活用を、地元の子どもたちへの環境教育の場として活用できるよう、協力していくことも検討しています。

ユビキタス環境を具体的なシーンで体感

「ウチダ カスタマー・ブリーフィング・センター九州」はコンピューターを感じさせないユビキタス環境を、具体的なシーンで体感いただけます。

  • エントランスゾーン
    LED照明を搭載した「スマートインフィル」によって全面的に空間を構築し、床・壁・天井に依存しない自立型になっている他、床材や天井は宮崎県産の飫肥杉を多用し、壁面には火山灰(シラス)を使用するなど地元九州を意識した親しみやすい空間として仕上げられています。壁面や受付カウンターに設置されたデジタルサイネージによるプッシュ型の情報配信も行われています。
  • 新しい学び空間の提案ゾーン

    新しい学び空間の提案ゾーン
    ICTを導入した新しい学校づくりを想定し、空間に設置している照明、音源、通信機器などの制御を携帯端末によって行い、教室内には容易に設置できる「電子黒板」やそこで使用する「デジタル教科書」などICT教材や教育用コンテンツなどを完備し、来場者参加型の授業を体感することができます。
  • 「スマートインフィル」で空間全体をデザイン

    実物大投影でのリアルシミュレーションゾーンと大学研究室ゾーン
    2.4m×9.6mの大型スクリーンは通常不可能だった原寸大の製品(車、ファニチャーなど)の表示が可能になり、実寸でのデザイン認識は創造性の幅を広げ、会議を活性化させます。
    大学研究室ゾーンでは、LED照明を人感センサー・光センサー、ミドルウェアを駆使して制御するデモンストレーションが行えます。また、ゼミや企業ラボでの先進的なICT導入の実践空間を想定し、ミドルウェアで無線LANを介して自在に映像をディスプレイ投影するなど効果的なグループコミュニケーションシーンが実演できます。
  • セミナーでの利用

    セミナールームとBarラウンジ
    セミナーや展示会場などの多目的な利用が可能な、大型マルチスクリーンを配置したスペースを完備。Barラウンジでは通常はちょっと腰を掛けたり、スタンディングで簡易なミーティングが行える“場”として機能する上、小パーティーなどを気軽に催せる“Bar”にも早変わりし、交流を深めます。

上記以外にも、「ICタグ」や「RFID」技術を活用した電子図書館(書籍や雑誌・視聴覚資料などの自動貸出機システム)や、多拠点との遠隔会議ルームもあります。

<ウチダ カスタマー・ブリーフィング・センター九州の所在地>
所在地:〒810-0041 福岡市中央区大名2-9-27 赤坂センタービル
所在地に関するお問合せ Tel 092-735-6251

Barラウンジ、多目的イベントスペース、遠隔会議体感ゾーン

創業100周年を迎えた内田洋行の取組み

1910年(明治43年)創業。「教育」「情報」「オフィス」という特色ある事業構成を持ち2010年に創業100周年を迎えた。1962年(昭和37年)に純国産初のオフィスコンピューター『USAC(ユーザック)』を開発・発売、ロングセラーとなる。学校教育分野でも1990年代からパソコン教室など教育情報化に業界に先駆けて取り組む。近年ではオフィス空間の設計・デザインをする分野でもICT化を進める。さらに、「ICT」「デザイン」「コンテンツ」を融合した独自の「ユビキタス空間」の研究開発を行い、2008年にはグループビジョン『ユビキタス・プレイス』の商標を取得。

<北海道に続きコーポレートビジョンを可視化>
内田洋行では、2006年10月、北海道札幌市中央区の北海道支店にユビキタス協創広場「U-cala(ユーカラ)」を開設。札幌エリアで企業や大学・官公庁と産官学連携で共同研究や地域密着型の学生参加プロジェクトなどを行っています。今回の「ウチダ カスタマー・ブリーフィング・センター九州」の開設は、北海道に引き続き、中期経営計画で制定したコーポレートビジョン「『ユビキタス・プレイス®』を創造するインテグレーターになる」を実践・可視化するこころみです。

【このリリースのお問い合わせ先】

株式会社内田洋行 管理本部広報室:佐藤・深澤
TEL.03(3555)4072