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2008/05/26

教育分野の研究開発を継続強化
株式会社内田洋行と独立行政法人メディア教育開発センター
UNIQUE Projectの成果報告とプロジェクト継続を締結

株式会社内田洋行(代表取締役社長:向井眞一、本社:東京都中央区)は、独立行政法人メディア教育開発センター(理事長:清水康敬、所在地:千葉市美浜区)との間で、平成19年度締結した包括連携協定に伴う共同研究「UNIQUE project(ユニークプロジェクト)」の成果報告ならびに平成20年度のプロジェクト継続を締結しました。

平成19年度「UNIQUE project(ユニークプロジェクト)」では、2つの研究・開発を推進しました。ひとつは18年度の継続研究となる「教員向けweb情報配信システムの研究・開発」です。この研究は、多忙な教員が校務に役立つweb情報を効率的に収集することをサポートするRSS機能などを施した情報配信システム「Teacher's Desktop」を開発し、実証実験を行うものです。今年度は、ユーザのキーワード検索結果に関連する情報を自動的に推薦する「リコメンド機能」をはじめとする機能強化・追加を行いました。これにより、更にユーザが興味のある情報及びその周辺情報を効率的に収集でき、リアルタイムで全体像の把握が可能になることを検証しました。

二つ目は「ICT活用時の学習環境研究・開発」です。18年度は、基礎研究としてICT活用教室環境の国内先進校2校を視察し、海外先進地区として英国の3校を訪問調査しました。今年度は引き続き普通教室におけるICT環境の現状に関する全国調査と、英国の教室環境に関する事例研究及び日英比較を行いました。プロジェクトの研究成果は15件の論文にまとめて日本教育工学会、日本教育情報学会、電子情報通信学会、ICCE、SITEなどで精力的に発表を行っております。

平成20年度もプロジェクトを継続し、「ICT活用時の学習環境研究・開発」では全国の小・中・高等学校の教室に必要なICT環境の用件整理とモデル提案について研究・開発をする予定です。
また、新プロジェクトとして平成23年度から本格的に開始される新学習指導要領への対応や、学校現場においてパソコンや校内LANが積極的に活用されるための「教科書準拠の提示用コンテンツ」に関する開発と実証実験も進めてまいります。

<参考情報>

プロジェクト研究をまとめた「わかる・できる授業のための教室のICT環境」(堀田龍也・野中陽一編著、三省堂書店)を発刊いたします。

◆「UNIQUE(The Uchida & NIME Initiative for Qualificative Utilities in Education) project」について
大学や教育関連機関(学校・教育センター等)におけるICT活用による教育の高度化のための導入機材や、従来業務の改善、組織変更、学習環境の設計、シラバスや授業設計、教員資質向上などのトータルな問題解決を支援するための研究を推進します。本研究成果として、
 ・ICT活用学習環境に関する調査結果の公表
 ・ICT活用学習環境のモデル開発
を実施していく予定です。

■株式会社内田洋行
オフィス・学校など、人々が「働く」「学ぶ」空間にユビキタス技術を駆使したソリューションを提供し、最適な環境創造を支援する総合商社。ICTを駆使し、コンサルティングから設計・施工、保守まで様々な専門分野を有機的に統合し多様なニーズに総合力でお応えしています。
本社:東京都中央区
代表取締役社長:向井 眞一(ムカイ シンイチ)
設立:昭和16年5月

■独立行政法人メディア教育開発センター
メディア教育開発センター(National Institute of Multimedia Education : NIME)は、高等教育における多様なメディアを高度に利用して行う教育に関する研究開発と、その成果の普及促進を行い、大学などにおける教育の発展に寄与することを目的とする独立行政法人です。
所在地:千葉市美浜区
理事長:清水 康敬(シミズ ヤスタカ)
設立:昭和53年10月に国立大学共同利用機関として設置され、平成16年4月に独立行政法人となる。

【本件に関するお問い合わせ先】

株式会社内田洋行 教育総合研究所:山田
TEL.03-3555-5970 FAX.03-3555-4240
または
株式会社内田洋行 広報室 深澤、佐藤
TEL.03-5634-6026 FAX.03-5634-6822