HOME > 企業情報 > ニュース > プレスリリース > 「北京故宮 書の名宝展」の会場コンテンツを制作協力
2008/08/11
株式会社内田洋行(本社:東京都中央区 社長:柏原 孝)は、江戸東京博物館で開催される「書の名宝展(開催期間:7月15日から9月15日):毎日新聞社主催」に、会場演出コンテンツの制作協力を行いました。
同展は、書の世界で古今、書聖として最も尊ばれてきた王羲之(おう ぎし)の最高傑作と世に伝わる「蘭亭序」(らんていじょ)を含む、中国では門外不出の国宝とされる書13点と、北京故宮博物院収蔵の書跡の名宝、計65点を史上初めて海外で紹介するものです。
その貴重な展示において、館内で放映される同展の魅力を伝える映像コンテンツを弊社の次世代ソリューション開発センターが中心となり制作を行ったものです。具体的には、展覧会の見どころをダイナミックに紹介するプレゼンテーションムービーを制作し、会場の入り口にある大型スクリーンに投影しています。
毎日新聞社がシナリオを作成し、当社がFlash技術を駆使して制作した映像コンテンツでは、王羲之に扮するキャラクターが当時の「蘭亭序」の制作風景などを時代背景とともに語り、文字の一つ一つの面白さ、状況に対応した筆の使い方、描き方などを解説しています。また硯を使う習慣が無くなっている現代の子供達に、硯と墨と紙と筆を使って書いた文字は、ワープロに出す事はできない、世界でたった一つの自分だけの文字だということを分かってもらいたい、また、その文字を作り出すのは人間自身だということの素晴らしさに気付いてもらいたいという願いから、制作を行いました。
王羲之は文字が持つ力を信じ、「文字が後世の人まで感動させる」という信念を蘭亭序の末節に記しています。王羲之という一人の人間が描き出した文字は、まさに人の生きた証そのものであり、それらの力を展覧会を見る方に感じていただけるような展覧会、ムービーの構成となっております。
今回当社が中心となって制作したムービーは、放映の場所もメイン会場のエントランスという来場者の多くの方々が集まる絶好の「場」となっており、子どもから大人まで全ての来場者へ展覧会の見どころと期待感を盛り上げる内容となっております。
【内田洋行の取り組み】
創業1910年(明治43年)。2010年に100周年を迎え、創業以来「働く場」「学ぶ場」を中心に、"人間がより創造性を発揮できる環境づくり"を企業理念にかかげ活動しています。「教育」「オフィス」「情報」という特色ある事業構成を持ち、特に基盤事業である情報分野は1962年(昭和37年)に国産初のオフィスコンピューター「USAC(ユーザック)」を発表、ロングセラーとなります。学校教育分野でも1990年代から教育情報化に業界に先駆けて取り組み、学校コンテンツの配信事業もビジネス化。近年ではオフィス空間の設計・デザインを行うオフィス分野でも情報化を進め、「IT」「デザイン」「コンテンツ」を融合した独自の「ユビキタス空間」をコンセプトに事業展開を図っています。2001年に次世代ソリューション開発センターを発足。昨年「ユビキタス・プレイス」の商標を取得。
株式会社内田洋行 広報室 佐藤、深澤
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