デジタルコンテンツカタログ 131

ウチダ デジタルコンテンツカタログ Vol.131


>> P.27

スペシャルインタビューGIGAスクール構想ICT環境整備新学習指導要領ICT導入事例―EduMallは、毎年変更できる以外にも、利用中のコンテンツ修正等の随時行っています。それは知りませんでした。ただ、教員が自分でコンテンツの修正作業を行っていくことは、種類や回数が多いとその負荷は大きなものになりますし、自動で修正される仕組みはありがたく思います。Q2現在、児童生徒用のGIGA端末が全国の学校に導入されております。貴校でも導入されることになりますが、この後、その端末をどのように利用していくのか。先生のお考えをお教えください。北九州市としては、主に学校内での利用を想定し、ドリル教材等、個別最適化に資するコンテンツを利用していく方針です。具体的には、まだ実際に授業を始めていないのでこれからですが、今までは、子ども達が中学校に進学していきなりPowerPointなどを触れることにとまどっていたように感じていました。ですので、まずはどんどん子ども達に触らせていきたいと考えています。来年度の文科省の学習者用デジタル教科書の実証は、低学年の担任なので難しいですが、低学年から段階的に計画して、操作に慣れ親しませ、学習していくことができる様に考えています。北九州市立ひびきの小学校藤原彩教諭一括購入・各校独自購入をEduMallで行っていることで、一括して市内の利用状況を把握することが出来、今後の姫路市のコンテンツ選択の判断材料として活用しております。Q3今後の姫路市様のICT環境(GIGA環境)の中でEduMallの位置づけを話せる範囲で結構ですので、お聞かせ下さい。本市は、令和3年度からは、現在導入中のGIGA端末を活用していくフェーズに入っていきます。まずは、文部科学省の学習者用デジタル教科書のクラウドでの利用についても手を挙げる予定です。令和6年度のデジタルへの移行に向け、来年度から総合的に実証実験を行い、検討を進めていく予定です。利用を進めていく中で、今見えている問題として、2点あります。1点目は、児童生徒が、個人IDでクラウドにアクセスし、使用していくことになるので、その認証と、ネットの帯域が、大きな問題になると考えております。特に認証について、小学校では、複数のID&Passを入力することは困難と考えているので、SSOは必須と考えております。2点目は、本市は学校数も多く大規模校も多い為、クラウド利用時のネットワークの帯域の問題も懸念しています。―EduMallはクラウドでのフルサービス提供をスタートし、正式にGSuiteや、AzureADに対しての、SSOを実現します。同時に、ネットワークの帯域については、学校内ネットワークに後付け設置が可能なEduMall専用のキャッシュボックスを発売いたします。導入事例02北九州市立ひびきの小学校EduMallを長年ご利用いただいている北九州市様の現場の先生にお聞きしました。Q1北九州市様では、長年EduMallでコンテンツを利用頂いております。実際に、先生が利用していく中で、そのメリットについてお聞かせください。学校で契約しているコンテンツが1つのページにまとまっていて使いやすく、普段の授業で利用しています。私は、今年、低学年の担任をしているので、デジタル教科書は、特に絵や図が動画で再生されるため、子どもたちは題意や数量を視覚的にとらえやすいと思いますし、立式の根拠、計算の仕方や意味を考えさせる時にも大事なポイントを拡大し、そこに集中させることで、答えを見ずにみんなで考えることが出来ます。また、授業の準備時間が軽減されるため、他の業務(子どものための時間)に使うことが出来ることが最大のメリットと考えます。今年度より、教育委員会の方で小学算数は全市統一で選択してもらっていますし、その他の教科については、前年度の使い勝手を参考にしながら、どの教科を利用するかを、担当教員が選択することで、多くの授業で使っています。導入事例03姫路市総合教育センターEduMallを長年ご利用いただいている姫路市様に現状と今後についてお聞きしました。Q1EduMallでコンテンツ(デジタル教科書)を運用したときのメリットをお聞かせください。本市がEduMallを導入して長い期間が経過したので、教育委員会も現場の先生方も「これが普通。」という状況になっているのが現実です。教育委員会としては、各校の利用状況を確認できることや、コンテンツの設定・修正が、自動配信ということが当然という認識ですし、現場の先生も、個別の端末設定や、バージョンアップ等のメンテナンスをしないことも普通になっております。Q2姫路市様では、教委で選定した統一導入のコンテンツと各校独自契約のコンテンツの両方を許可され・運用されております。これについてお考えをお聞かせください。全市統一の教材は、予算の兼ね合いもあり、教育委員会で絶対必要と考えるコンテンツとなっています。それ以外に各学校で必要なコンテンツについては、学校の予算で購入してもらっています。一括導入したコンテンツについては、教育委員会の責任として、各校の活用ログを学期ごとに分析し、利用促進の研修会や次年度の導入コンテンツ等の検討資料としています。また、各校で購入分についても、活用ログを見ることが出来、総じて高い水準で利用されています。教育用デジタルコンテンツカタログ202127姫路市教育委員会事務局総合教育センター教育研修課ICT・研究開発係坂田怜輝指導主事姫路市教育委員会事務局総合教育センター教育研修課総務係薮上憲二主任


<< | < | > | >>