デジタルコンテンツカタログ 131

ウチダ デジタルコンテンツカタログ Vol.131


>> P.34

小学校英語教育事例新学習指導要領の実施に先駆けて、外国語学習をスタート。東京都世田谷区世田谷区教育委員会世田谷区教育委員会では平成26年度に各小学校長等を交えた検討委員会を立ち上げ、外国語の教育のありかたについて早期から検討を重ねてきました。新学習指導要領全面実施に先駆けての取り組みを、前教育委員会の板澤副参事におうかがいしました。世田谷区立池之上小学での授業の様子SWITCHON!研修会の様子前世田谷区教育委員会事務局教育政策部副参事板澤一氏社会のグローバル化を見据え、地域のニーズにも応えるために外国語学習を推進。ALTの配置は以前から行っていましたが、平成28年度から全学年の語SWITCHON!』の導入を決めました。1回分が15分で構成されたモALT配置時数を段階的に増やすなど、新学習指導要領の全面実施に先ジュール教材の中で、ストーリー〉〈ソング〉〈アルファベット〉フォニッ駆けて、計画的かつ段階的に外国語学習の環境を整えてきました。都クス〉の順で映像が進行していくので、英語が苦手な教員にとっても扱内では訪日外国人が今後さらに増加し、外国人と接する機会が増えるこいやすいのではないかと考えたためです。当初は、担任が英語を教えるとが予想されることや、教育への関心が高い地域性も、整備を進める推ということに戸惑いがあったようですが、実際に使ってみると使いやす進力に。様々な角度からベストな学習スタイルを模索していました。いという声が多く聞こえてきました。子ども達も、休み時間に英語の歌そのような状況の中で、まず議論されたのが学習時間の確保についを口ずさむなど、自然な形で英語に親しむことができていたようです」。てでした。「検討委員会が立ち上がった当初から、平成30年度には外モデル校で一定の効果があがり、平成30年度から区内全小学校61校の国語学習を70時間(1時間=45分授業)実施しようという計画を立て5・6年生で『小学校英語SWITCHON!』を使った15分のモジュール授業ていました。しかしながら、70時間の授業を実施するためには1週間がスタート。「週に2回以上実施」という条件を提示した以外は、各学校に2時間確保する必要があり、時間割の編成や子ども達の負担等の観に運用を任せているそうで、1時間目が始まる前やお昼の時間、5時間目点で課題が大きいと考えていたのです。そのため、15分のモジュール授の終了後など、各学校がそれぞれ工夫して時間を確保し、子ども達が数多業の導入も可能性のひとつとして想定しながら検討し、国の動向を見極く英語に親しめる機会を設けています。「まずは『小学校英語SWITCHめていました。また、英語は繰り返し聴いたり多く聴いて慣れ親しむ機ON!』を上手に使っていくことを第一目標にしていきたいですね。新学習会があった方が効果的だろうという考えもあり、15分のモジュール授業指導要領の全面実施のタイミングでは教科書が用意されるので、今後はの選択にいたりました」。(板澤前世田谷区教育委員会事務局教育政教科書とどのように関連するのかという検証も必要になってきます。さら策部副参事/以下、発言はすべて同氏による)に先を見れば、高校入試や大学入試の形態が変わってくるので、中学校でこれにより、1週間に2時間行う予定だった授業のうち1時間を3のスピーキングを視野に入れた取り組みも考えなくてはなりません」。分割(45分÷3=15分)することで、1週間に4回英語に親しむ機会を学校での授業はもちろん、海外派遣事業や多文化体験コーナー確保できる計算に。そして、15分のモジュール授業の教育コンテンツ(TouchTheWorld)の開設など幅広く外国語学習の環境を整え、子どに内田洋行の『小学校英語SWITCHON!』を選択し、平成29年度よも達の基礎力向上をサポートする世田谷区。学校や街中で子ども達がりモデル校でのテスト運用を開始したのです。「いくつかのコンテンツ自然に英語を話している姿を見るのは、遠い未来のことではないのかもと比較検討し、ストーリー性のある内容がポイントとなり『小学校英しれません。34教育用デジタルコンテンツカタログ2021


<< | < | > | >>