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自治体IT革命の今日、明日
第178回 マイナンバーと総合窓口サービス、その3『総合窓口システムいろいろ、狭山市・甲府市・豊島区の事例』

2015/07/21

 マイナンバー制度とは別に、総合窓口サービス実施自治体が多く存在します。岩手県・宮古市、同紫波町、埼玉県・草加市、北九州市、福岡県・大野城市などなどすばらしい成果を出しています。

○総合窓口化による市民サービス改革の計画と成果
〜豊島区、甲府市、狭山市等の取組みにみる近未来像〜
と題し、5月27日にセミナーを開催いたしました。
 狭山市の東保学氏、甲府市の伏見ゆかり氏、豊島区の高橋邦夫氏そしてパワープレイス株式会社の小山誠之氏の4名の方々にお話をしていただきました。

1.窓口対応システムの構築と運用
  狭山市総務部情報システム課主幹 東保 学 氏
 1.総合窓口対応システム構築の経緯
 2.総合窓口システムの概要
 3.証明発行窓口が『さ』らに『や』さしい『ま』どぐちに改善
 4.総合窓口の成果と今後の課題

 平成26年01月06日より本稼動。
 窓口には税関係、証明書発行・住民異動関係、国保・国民年金、子育て・保育関係など7課のカウンター。
 案内員、番号発券機、案内モニターが準備され、市民は異動届けと「問診表(チェックシート)」に記載、発券機で番号をもらいます。2線目の職員が入力、「手続き案内書」を作成。市民に提供と同時に、必要窓口に案内書を印刷及びメールを同報する。
 各窓口では、“お待ちしておりました、○○様” よい“おもてなし言葉”です!

2.[山梨・甲府市] 庁舎建替えに伴う総合窓口化の取組み
  甲府市 市民部市民課長 伏見 ゆかり 氏
 1.総合窓口推進体制
 2.ワーキンググループの設置から稼動までの経緯・スケジュール
 3.甲府市の総合窓口の特徴
 4.対象業務
 5.フロアーレイアウト
 6.稼動後の満足度調査結果

 平成25年05月07日 新庁舎において本稼動。
 「書かせない、歩かせない、迷わせない」をコンセプトに総合窓口サービスをスタートさせる。
A.総合窓口で手続き 完了。
B.総合窓口で受付け、各課に申請書を送信。審査業務を行い結果を総合窓口に返信。手続き完了。
C.窓口でヒアリングそして「案内書」を作成。送信された案内書を基に各課窓口で手続きを行う。
D.後日、必要書類を持参し、各課窓口にて手続きを行う。(「連絡表」方式)

3.[東京・豊島区] 新庁舎でのICT活用と総合窓口サービス
  豊島区 CISO(政策経営部情報管理課長) 橋 邦夫 氏
 1.豊島区役所新庁舎の特徴
 2.ICT活用とワークスタイルの変革
 3.総合窓口サービスと支援システム
 4.番号制度を見据えた将来像

 平成27年05月07日、新庁舎にて本稼動。
 システム共通基盤を用いたシステムのオープン化。ネットワークとクライアント(PC)の仮想化。
 新庁舎3Fに総合窓口サービス、4Fは総合福祉相談システムを導入。
 総合窓口フロアには、35の窓口を用意し、「届出」「証明」「交付」「公金納付」の4つにカウンターを大別する。
 フロアマネージャーの配置、発券・呼出しシステムも合わせて導入する。

4.総合窓口や制度改正を見据えた空間構築
  パワープレイス株式会社 小山 誠之 氏
 1.総合窓口の構築事例(長岡市等)のご紹介
 2.総合窓口化における課題
 3.ICTの有効活用による将来対応
 4.マイナンバー制度がもたらす影響

 空間デザイナーから見た、市役所総合窓口のあり方について。
 長岡市役所、新庁舎「アオーレ長岡」の事例をお話しいただきました。

平成27年07月16日

<参考>
長岡市役所、新庁舎「アオーレ長岡」の総合窓口

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