HOME > U+(ユープラス) > 電子自治体の行政情報化ニュース > 自治体IT革命の今日、明日 第221回 「IoT、ビッグデータ&AI、その1『IoTとは!?』」

U+(ユープラス)

U+のTOPへ

電子自治体の行政情報化ニュース

コラムニストの一覧に戻る

自治体IT革命の今日、明日
第221回 「IoT、ビッグデータ&AI、その1『IoTとは!?』」

2019/02/12

 2月4日は24節気の「立春」。二十四節気の最初の節気で、旧暦では新しい年の始まりを意味していました。暦の上では春の始まりですが、冬の寒さは2月がピーク。「春は名のみ」といいたくなりますが、春が産声をあげたととらえ、希望の春を迎えたいものです。

〇自治体戦略2040構想研究会の報告書
 「スマート自治体」への転換がうたわれております。半分の職員でも、本来担うべき機能を発揮できる自治体実現です。
1.破壊的技術(AI、RPA(RDA)など)を使いこなす自治体へ
 −> 業務の省力化
2.自治体行政の標準化・共通化
 ・標準化された共通基盤を用いた効率的なサービス提供体制
 ・自治体ごとの情報システムへの重複投資を止める枠組み
 −> 共通化によるコスト削減

〇「標準化された共通基盤」を用いた効率的なサービス提供体制とは?
・スマート自治体への転換!

〇技術分野のトレンドマップ
 https://www.nikkeibp.co.jp/atcl/newsrelease/corp/20180808/

 縦軸「将来性」が高い技術
  =AI、IoT、ブロックチェーンなど
 横軸「現時点での経済インパクト」が高い技術
  =スマートフォン、クラウド、AI


出典
“日経クロストレンド「トレンドマップ 2018夏」を発表 AI、デザイン思考、シェアリングサービスなどの将来性を評価”
日経BP社 https://www.nikkeibp.co.jp/atcl/newsrelease/corp/20180808/(参照 2019-02-07)

 一番上にあるのは「AI」。将来性スコアは4.70となった。研究開発はディープラーニングの登場で一気に進み、ビジネス面でも画像認識技術を用いた分類や異常検知などが実用段階に入ったため、経済インパクトスコアも4.40と高く評価されている。
 「IoT・AIの活用が進展することによる市場規模(実質GDP)の押し上げ効果は2030年で132兆円」との予測もある。

〇2019年のIoT分野の予測
 http://eetimes.jp/ee/articles/1812/13/news072.html

・インテリジェントホームが主流に
 消費者が一般家庭向けブランドからIoT対応の家庭用製品を購入できる機会が増える。大手家電ブランドや白物家電に限られていたIoT対応が、照明機器や冷暖房器具にも広がり、日常的な家事の自動化や効率化が進むと予想される。
・どこにでも配達が可能に
 配達のオプションがより増える。スマートフォンとGPSの位置データを組み合わせ、低価格のセンサーの導入を増やすことで、アセットトラッキングなどが可能になり、自宅やオフィスなど固定の施設だけでなく、顧客がどこにいても配達できるようになる。
・医療サービスの充実
 病院にセンサーを配備してコネクティビティを向上させることで、病院職員が機器の場所や発注状況をリアルタイムに把握することができるようになる。
その結果、重要な医療機器を探す時間が短縮され、患者により良いサービスを提供できるようになる。
・スマートシティーの実現で、収益や市民生活が向上 −> 「スーパーシティ」構想
 スマートシティーは、コンピュータビジョンや機械学習などの高度な技術を駆使して、コスト削減(LEDライトの使用や廃棄物管理の改善など)だけでなく、市民生活や収益の改善(信号無視の検出や犯罪捜査、Wi-Fiスポット/セルラーサービスの拡張、情報の拡散など)をもたらす。
・効率化の進むスマートビルディング
 スマートビルディングでは、スマートシティー同様、位置検出やコンピュータビジョン、機械学習などの高度な技術を駆使して、スペースの最適化や安全性およびセキュリティ確保のための異物検出、経路案内、アセットトラッキングがさらに充実される。

〇IoTとは? IoTの本質を15の図で学ぶ!
https://xera.jp/entry/iot

1.IoTとは?
  読み方は「アイ・オー・ティー」、意味は「IoT = PtoP × M2M」
2.2020年のIoT市場を読み解く3つの数字
 1.市場成長率:年率30%
 2.市場規模:3兆ドル
 3.デバイス数:208億個
3.IoTが注目されている3つの背景
 背景1.【技術】アイテムが小さく・安くなった
 背景2.【市場】既存のICT市場が成熟し飽和状態
 背景3.【社会】設備も人も老朽化・高齢化
4.IoTを構成する4要素
 1.デバイス
 2.各種モジュール(センサー、メーター、ビーコン)
 3.アプリケーション
 4.ネットワーク


出典
”IoTとは?今さら聞けないIoTの本質を15の図でスッキリ学ぼう!”
XERA https://xera.jp/entry/iot (参照 2019-02-07)

5.IoT発展の鍵を握る2つの無線技術
 無線技術1. 無限にIoT化されるモノを同時接続できる「5G」
 無線技術2. バッテリー寿命を長く保ち、遠くまでデータが届く「LPWA」


出典
”IoTとは?今さら聞けないIoTの本質を15の図でスッキリ学ぼう!”
XERA https://xera.jp/entry/iot (参照 2019-02-07)

6.IoTの二類型「クローズIoT」と「オープンIoT」
 企業内で完結する「クローズIoT」
 近年のIoT「スマートハウス」はまだまだ序章
 全てのモノが繋がり、誰でも自由に利用できる「オープンIoT」
7.「IoT」と「AI」「ビッグデータ」の関係性
8.IoTが抱える主要3課題
 課題1.【プライバシーの課題】データの所有権は誰のもの?
 課題2.【法律の課題】データの使用権は誰のもの?
 課題3.【責任所在の課題】3Dプリンタ製品で怪我したら?
9.IoT活用事例10選
10.IoT社会の未来の1日
11.まとめ:IoTが実現してくれる未来は明るいか?

〇IoT活用事例10選
【ウェアラブル】服につけるだけで心拍数・筋肉・体温がわかる ー> Apple
 http://www.hitoe-toray.com/
【ウェアラブル】血糖値を管理できるコンタクトレンズ −> Google
 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO09596110W6A111C1000000/
【スポーツ】加速度センサー付きのサッカーボールで「キックスピード」「回
転数」「飛行軌道データ」等を可視化
【ライフスタイル】加速度センサー付きのベッドでパートナーの浮気を検知し
スマホで通知
【スマートシティ】自動販売機を監視カメラ化 地域の防犯・防災強化
  −> 地域の防犯・防災強化
 http://jaoc.jp/examples/
【スマートシティ】駐車場の空き情報を教えてくれてる「Streetline」
【介護】加速度センサーでドアの開閉を検知 高齢者の安否確認も可能
  −> 高齢者の安否確認も可能
 https://iotnews.jp/archives/50982
【医療】遠隔地とつながる医療現場
 http://sk-kumamoto.jp/expert_blog/2012/12/-3d-3d-10-3.html
【農業】レーダー付きドローンで農薬が必要な箇所を自動認識&散布
 https://www.dji.com/jp/mg-1s
【自動運転車】ドライバーレスな社会
 https://iotnews.jp/archives/53200

平成31年02月07日

上記のコラム購読のご希望の方は、右記の登録ボタンよりお申込みください。

登録はこちらから