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自治体IT革命の今日、明日
第254回 「テレワーク、その2『チャットとビデオチャット』」

2021/11/01

(前回より)
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◎「テレワーク、その1『テレワークとは』」
「テレワーク、その1『テレワークとは』」 | U+(ユープラス) 電子自治体の行政情報化ニュース | 内田洋行 (uchida.co.jp)
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(以上)

 2020年2月以降感染症対策としてテレワークの導入が拡がりました。
 テレワーク実施における3つの課題は、
 1.(資料や文章の)共有
 2.(社内外との)コミュニケーション
 3.(テレワークに対応した)制度
又、テレワーク導入にあたっては、
 1.労務管理方法
 2.情報通信システム・機器
 3.テレワーカーの執務環境
の3つの側面から必要事項を検討することが大切です。
 「労務管理方法」については、在宅勤務の場合、多くの企業では週に1・2日程度の実施が多いため、現行の労務管理ルールをあまり変更しない場合がほとんどです。「情報通信システム・機器」については、情報セキュリティに配慮したシステムの導入が必要です。「在宅勤務時の執務環境」については、就業者の健康に配慮した環境になっていること、情報の物理的セキュリティを確保できることが重要です。
 なお、テレワーカー宅における通信環境や光熱費の経費負担については、会社負担を基調としつつ、あらかじめ、会社とテレワーカーで取り決めをしておくことが重要です。

〇チャット
・「気軽な雑談」ツール
 テキストベースでリアルタイムのコミュニケーションを行う「チャット」はテレワークにおけるコミュニケーションの主役といえる存在です。
 テレワーク時の連絡手段として真っ先に挙がるのは、電話とメールです。電話はリアルタイムのコミュニケーションが可能で、またメールは記録が残るという特徴があります。
 チャットは、テキストによるリアルタイムのコミュニケーションが可能で、かつログが記録できます。

 「気軽な雑談」ツールとして、メンバー間のコミュニケーションを活発化させることです。以下のような関係で表現できるでしょう。
 電話    +    メール   =>   チャット
 リアルタイム     ログ

 PCとスマホの同時利用がおすすめ! 「ブラウザ版」と「アプリ版」

・主たる「チャット」サービス(2018年時)
1.チャットワーク
  Chatwork株式会社
  25,300社以上(国内最大)
  統合型のビジネスチャットツール
2.Slach
  Slach Technologies,Inc
  1,200万人以上
  世界最大のテキストチャットツール
3.Typetalk
  株式会社ヌーラボ
  ビジネスチャットツール
4.Microsoft Teams
  Microsoft社
  チームコミュニケーション促進ツール
5.LINE
  LINE株式会社
  8,200万人以上
  SNS
6.Facebook Messenger
  Facebook社
  テキストチャットサービス

〇ビデオチャット
 言葉以外の様々な情報を伝えることが可能
 音声と映像をつなぐ場合、 1.5Mbps程度の回線速度が必要
・非言語コミュニケーション(93%)
・スマホ4G  <  Wi‐Fi  < 光回線
 130Mbps    800Mbps    1000Mbps

・利用場面
 チームでのミーティング
 クライアントとの打ち合わせ
 オンラインイベント
 オンライン飲み会(交流会)

・主たる「ビデオチャット」サービス
1.Zoom
  Zoom Video Communications社
  後発だが、今最大の利用者がいる
2.Google Meet
  Google社
  ビデオ会議ツール
3.Microsoft Teams
  Microsoft社
  チームコミュニケーションツール
4.Facebook Messenger
  Facebook社
  ・・・
5.Cisco Webox Meeting
  Cisco社
  ・・・
6.Skype
  Microsoft社
  ビデオチャットに特化

・利用時の注意点
 ・外付けのマイクを利用
 ・議題や議事録を画面共有しながら進める
 ・自分が発信しているとき以外はマイクをミュート
 ・人の発言中に声を発しない
 ・リアクションは大きめに
 ・音質を最優先、場合によってはカメラをオフに

2021年10月28日

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