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ICT製品開発事例 > codemari(コデマリ)

codemari(コデマリ)

製品概要

弊社で販売している製品です。
codemariの製品紹介サイトを見る

プロジェクター・音響などの各種AV機器から会場の照明までを、携帯端末上のブラウザ操作画面から一括制御できるWebアプリケーションです。
「甲南CUBE西宮」の中に設置された「マネジメント創造学部」では、教員の方がcodemariを使って映像や音を効果的に用いた授業を行っています。 室内の照明やブラインドの開閉操作も1タッチで行えるため、授業のための環境準備が即座に行える空間になっています。(左写真2枚目)
codemariは、用意されたサーバーを通じて、スイッチャーやミキサーを一括コントロールが可能です。 また、導入先の機器に合わせた専用の使いやすい操作画面を用意します。

開発の背景と流れ

旧バージョンの問題点の洗い出しを行い、実際に操作しているシーンを観察することで、ボタンの配置やスライダーの有無など、実際にAV機器を操作するシーンに即したユーザー視点のデザインにバージョンアップしました。

知る、つくる、評価する
  • ユーザーテストを実施し、被験者の行動、発話から問題点を洗い出しました

  • ユーザビリティの専門家が評価し、改善案をブラッシュアップしていきました

  • プロトタイプを対象ユーザーに操作して貰い、ユーザーの生の声を操作画面に反映しました

ユーザー中心設計を用いて実現した機能

AV機器を操作する

codemariの操作画面は、全て1クリックか1ドラッグでAV機器を操作できるデザイン方針になっています。空間内にあるプロジェクターや照明、スピーカーなどの複数の機器を、統一された操作方法で制御できるため、誰もが迷わずに使うことができます。

  • ユーザーの要求
ユーザー中心設計の取り組み

ユーザーがcodemariを操作する過程を観察し、被験者の行動、発話からユーザーインターフェイス上の問題点を発見しました。

ユーザー中心設計活動写真

codemariを使用している企業において、実際にどう使われているかを観察しました。その結果、音量を操作するスライダーが細く操作しづらそうであったり、ボタンに併記しているメニューの意味が分かりづらいなどの問題を発見することができました。その後、デザインやメニュー名を改善し、現在は誰もが分かりやすい操作画面になっています。

操作画面の構成を変更する

オフィス内には様々なスペースが存在します。会議室、執務エリア、エントランス・・・。操作画面の構成を簡単に変更できることで、その「場」に応じた使い勝手の良いシステムを実現しました。

  • ユーザーの要求
ユーザー中心設計の取り組み

オフィス内の様々な場所でユーザーテストを実施することによって、空間構成の違いに配慮したインターフェイスを構築しました。

ユーザー中心設計活動写真

ある会議室ではスピーカーがあるが、執務エリアにはないなど、オフィスではエリアによって設えが違ってきます。それによってユーザーの行動も変わってきます。様々な場所で観察調査やユーザーテストを実施することによって、その場に応じたインターフェイスに変更できるように設計することが出来ました。また、操作端末も、ユーザーの行動に応じてその場に最適なものへ変更するなどの提言も出来ました。