HOME > IT図書館システム「ULiUS(ユリウス)」 > 導入事例INDEX > 導入事例詳細
大学図書館
建学の精神にふれるスペースが誕生
創立100周年に向けた学校法人神奈川大学将来構想の一環として建築された新3号館。その1階エントランス付近約200m3に、創立者米田吉盛と大学の歩みを紹介する「創立者・神奈川大学史展示室」、日本の常民社会の多様な領域に関する学際的・国際的研究をすすめる研究所の活動を紹介する「日本常民文化研究所展示室」、および学内の様々な研究成果を発信する「企画展示室」が一つの動線で結ばれて設置されました。
大学の建学の精神である「質実剛健・積極進取・中正堅実」に触れて、グローバル社会で活躍できる人材の育成をめざす神奈川大学を象徴する空間となっています。
ひと、もの、情報をつなぐエリア
KWU Library Commonsは、図書館とラーニング・コモンズを合わせた総称です。2016年の130周年事業として新しく生まれ変わりました。
教育と研究活動に必要な学術情報の提供と学修支援を目的としています。
リニューアルにあたり、UHF帯ICタグシステムを導入。加えて、管理と効率化以外に、学生のニーズに沿った図書企画展示、情報発信を行いたいことからイベント棚システムを導入されました。企画展示棚は図書館入り口のラウンジに設置。『学生選書ツアー』や『新着本』等の情報を発信しています。リラックスした環境で、企画本を読んだり、スタッフとのコミュニケーションをとることができ、ひと、もの、情報をつなぐエリアとなっています。
新設グローバルスタディーズ学部(湘南)
世界に向けて自分を語れる国際的なコミュニケーション能力養成を主旨として、2007年4月湘南の地に新しく開校しました。教授陣の6割超が外国人教員で占められ、学内の公用語を「英語」とするなど、英語力の向上にも力を入れています。その側面支援として新しく建てられた図書館に弊社ICタグを採用いただきました。
地域開放を視野に入れた新しい大学図書館
2012年4月、東京スカイツリーが眺望できる北千住の地に、省エネや免震・制震など最先端技術の粋を集めた東京電機大学東京千住キャンパスが完成しました。2号館の1・2階は、地域開放を視野に入れた総合メディアセンターとなっています。
複数冊同時に貸出手続きができる自動貸出機や、貸出す機器の変更にも対応できるPC貸出ロッカー、閉館後でも学生や地域の登録者の方が図書を返却できるよう風除室に設置されたブックポストなどは、ICタグによる運用と空間デザインを融合させた、内田洋行のユビキタスライブラリーの考え方に基づき設計されています。
静かに閲覧するだけの従来型の図書館ではなく、ノートパソコンを持ち込んで自由に学習したり、ディスカッションやプレゼンテーションをしたり、静かに学習したり、学生が目的ごとに自由に環境を選べる複合的な場を目指しました。
ICタグを導入し、入退室や貸出・返却の自動化に活用しています。ブックポストは、地域の登録者の方々の利用や、時間外に返却したいというニーズを考慮しました。今後はICタグのさらなる活用など、いろいろな可能性を検討中です。
ICキャンパスカードと連動した図書館
2005年4月、世田谷キャンパスにICキャンパスカード(FeliCa)に対応した最先端の図書館がオープンしました。全5フロアからなる図書館への入退館にはじまり、Web上から予約できるパソコンや視聴覚機器の使用、個人閲覧室の利用、メディア学習室の利用等に使われています。また、全蔵書にもICタグを装備し、図書の自動貸出システムとしてサービスを提供されています。退館時にはセキュリティゲートと退館ゲートが連動して、不正な持ち出しを防止しています。
※FeliCaは、ソニー株式会社の登録商標です。
情報メディアセンターの充実化
常磐大学では、2005年5月に情報の受発信基地として情報メディアセンターを開設しました。映像系に力を入れた1階部分には、AV資料コーナーを設置してVHS・DVD・LD・CD等、約1万点を取り揃え、学生へのオープンサービスを行っています。
中部地区におけるICタグ活用の先進的な大学図書館
2009年12月より計画的にICタグの貼付・エンコードを実施し、2011年9月には図書館内の全図書の処理が終了しました。検討段階では、ICタグとIC機器の読取性能を非常に重視し、技術と運用の両面からの厳しい検証を経て、システムを決定しました。
2012年2月、図書館システム更新に伴いIC連携システムを立ち上げました。自動貸出返却機、セキュリティゲートにより、貸出・返却業務の利用者利便性の向上に大いに役立っています。また、蔵書点検用のポータブル端末は従来の図書館内の蔵書点検だけでなく、将来的には図書探索機能を使った研究室での蔵書点検にも活用する予定です。
ICタグによる効率的な24時間開館を実現
奈良先端科学技術大学院大学附属図書館では、かねてより学生や教員の方々への支援として、24時間の利用を可能としてきました。また貸出・返却は、利用者の方が自らバーコードを読取って手続きする、セルフ運用が基本でした。
自動貸出機と貸出確認ゲートを導入する事により、より効率良く確実に24時間運営を行うことができるようになりました。外国の方の利用も多いことから、操作メニューは英語表記に切り替える工夫もされています。
学園創設100年記念館<LCセンター>
現代の高度に発達した技術社会を担うことができるエンジニアを養成する一貫性のある工業教育《分厚い学習歴》をモットーに、実践力に富む人材を数多く実社会に送り出してきた日本工業大学。学園創設100周年記念事業の一環として建設した「100年記念館<LCセンター>」内の図書館(蔵書数21万冊)運営にIC技術を取り入れました。
一冊の本からはじまる、知の連鎖、人の連鎖。
キャンパス内に突如出現する巨大な本棚の柱。ガラス張りの壁の向こうには本棚でできた壁が広がっています。エントランスでは、美術館の最新情報や3万点の貴重なコレクションを常時映し出す「インフォメーションボード」が来館者を迎えます。また、書架では国内初の試み、「ブックタッチ(=オイテミンホン)」が本の情報や配架位置、関連イベントや学科別の貸出履歴などの情報を提供し、本との新たな出会いを創出します。
学校図書館
看護専門学校でのセルフ貸出・返却を実現!
愛知県厚生農業協同組合連合会(JA愛知厚生連)は公的医療機関として広く地域住民に利用され地域医療を支えています。その附属施設として、愛北看護専門学校が1996年4月に開校し。2008年4月には校舎を新築移転しました。
現在、図書室には高額な医学書や貴重な文献等の資料が所蔵されており、専門性の高い看護を追求 しつづける看護師を育成する場となっています。病院職員や看護学生に幅広く利用していただくことを目的として、読書機会を逃さないよう無人運用となっており、そこでセルフでの自動貸出返却機が大きく役立っています。
IC導入により蔵書の不明本対策と貸出・返却の迅速化を実現!
2008年4月より、近畿では初となる中学校・高等学校図書館でのICシステムが稼動しています。貸出処理を忘れてゲートを通過した時には、カウンタに設置してあるPC画面に通過図書のタイトルが表示され、不明本対策にも役立っています。また、IC活用による貸出・返却処理の迅速化を図ることで、生徒の読書機会損失を防ぐとともに図書館利用の向上にも大きく寄与しています。
中学・高校図書館でのIC有効活用
2007年4月の新本館校舎竣工を機に、生徒の主体的学習を促進すべく、最新のメディア等を導入した図書館の設置を実現しました。
中部東海地区はもとより、全国でも初となる中学校・高等学校図書館へのICシステム導入により、生徒自ら自動貸出機を利用しての図書貸出が可能となり、利便性から図書館の利用率も高まっています。
展示施設
建学の精神を直観的に可視化する空間
トヨタ自動車株式会社の社会貢献の一環として設立された豊田工業大学。創業者豊田佐吉翁の言葉「研究と創造に心を致し、常に時流に先んずべし」を建学の理念とし、時代を先取りする創造的な研究力を持つ人材を育てるとともに、自らの研究を通じて学術と技術の最前線を拓くという学園の使命を可視化する空間として、『Innovators Plaza t-COMPASS』が設置されました。RFID技術を活用して、佐吉翁と喜一郎氏はじめ、繊維・自動車産業発展に大きく貢献した先人たちの足跡や思想を直感的に紹介しています。
読書支援と、地元の魅力発信を兼ね備えた、新たな複合施設
八尾図書館の3階に併設された、今東光資料館。「お吟さま」「闘鶏」「山椒魚」など、八尾市を舞台に多くの書籍を遺した直木賞作家、今東光に触れることができる落ち着いた空間です。美しく装丁された150冊を超える作品や、精力的な作家活動を裏付ける語りが迫り、今東光と彼が愛した八尾市の姿を感じることができます。図書館の蔵書と合わせて、地元八尾市の魅力を発見、発信することのできるスペースとして、期待されています。
日体大生にしかできない“スゴ技”を伝える
120年の伝統と歴史を誇る、日本体育大学。体育・スポーツの総合大学にふさわしい都市型・高度情報型キャンパスを目指し2012年、東京・世田谷キャンパスが整備されました。そのスポーツ棟のエントランスに設置されたのが、オリンピック選手なども多く輩出している、日体大生だけにしかできない“技”を伝える広報スペースです。ICタグがついた透明キューブをテーブルにのせると、各コンテンツがスタートするという仕掛け。その驚きの仕掛けが学生だけでなく、来校者も引きつけ「日体大とは?」を印象的に伝えています。
最新の情報を常にアップデートできる可変性に優れたライブラリー
歴史・技術・製品を一堂に展示したライブラリーです。スマートインフィルと杉材で構成された開放的なテクノロジーゾーンでは、ICタグを活用した「見て・触れる展示」を実現するTangible Tableが訪れた方の興味を誘発します。情報の更新性や多言語化にもこだわり、海外のお客さまからも好評を得ています。
貴重本に対するセキュリティ強化を実現!
兵庫県篠山市、豊かな自然に囲まれた丹波焼の里に兵庫陶芸美術館があります。 陶磁器の展示、資料収集保存、調査研究の一環として、美術館図書室も整備されており、来館された方々に陶芸関係専門図書の閲覧サービスを行なっています。 サービスの質向上とともに貴重な保存資料の安心・安全な管理を図るべく、ICタグとの連携によるセキュリティゲート管理を実現しています。また、箱に入った大型本も多く所蔵されており、随時行なわれる蔵書点検においてもポータブル端末が効果を発揮しております。
情報展示と図書の管理、双方でICタグを活用
情報展示コーナーでは、ラミネート化された体験記(手記)の資料の間にICチップを埋め込んで、どのICチップが左右どちらにあるかを読取り、何ページが開かれているかを判定します。そのページに合致したマルチメディア・コンテンツがディスプレイに即座に表示されます。
また、体験記閲覧室には被爆体験に関する図書が配架されています。ICチップが図書に貼付されており、テーブルに置くと、その図書の内容に関連した情報を解りやすくマルチメディアで解説します。 無断持出し禁止のゲートも設置しています。
1.平和祈念・ 死没者追悼空間(B2F)
2.遺影コーナー(B2F)
3.情報展示コーナー(B1F)
4.体験記閲覧室(B1F)
体験記閲覧室(B1F)
5,000冊の蔵書点検と書架整理にもICチップを使用しています。