デジタルコンテンツカタログ 131

ウチダ デジタルコンテンツカタログ Vol.131


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書になれば、「①知覚」がしやすくなお気づきだと思いますが、PISAがるので、「②認知・思考・判断」に時定義する「読解力」のプロセスは、間や力を割けるようになります。「データの収集、整理・分析、判断・「デジタル教科書はわかりやす過行動」といった問題解決のプロセスぎるからよくない」という批判は、僕や、「情報活用能力」にとても似ていらが子どもの頃によく言われた「鉛ます。「見方・考え方」や「学習過程」筆削り機は簡単過ぎてよくない。鉛も、このようなプロセスで捉えること筆はナイフで削るべきだ」という批ができます。判と似ています。そんな批判をするプロセスで考えれば、子どもにど人、もういませんよね?デジタルんな学習活動をさせるべきか、頭が教科書も同じようになるでしょう。どう働くようになればいいか、イメー教科書についても、「わかりやす過ぎ機械で楽になることは楽にして、もっジしやすいと思います。こうしたプるから子どもの頭に残らず、右からと本質的なことに力を割くべきです。ロセスを子どもに習得させ、このプ左へ抜けていく」という批判も根強デジタル教科書はわかりやすいかロセスを頭に描きながら自分で取りいです。ら、パッと見てわかった気になること組めるように指導していくことが、でも図2を見てください。これは人も確かにあるでしょう。でもそれは、GIGAスクールでは求められます。とコンピュータの関わりを示した図紙の教科書だって同じです。大事なGIGAスクール環境をいち早く使いです。画面に映ったものをまず目でのは、わかった気になりがちな子ど始めて成果が出ている学校の子ども「①知覚」し、その後頭の中で「②認もの頭をいかにフル回転させるか。たちは、プロセスを理解し、どんな順知・思考・判断」して、手で「③表現」図2で言えば、いかに「認知・思考・序で学習を進めればいいかの見通しする。それが「④PCで処理」されて判断」を充実させるかです。を持って、自律的に学習し始めてい画面に映り、また目で見て「①知覚」そのためには、情報を上手に読みます。プロセスを理解しているから、するというサイクルで、人間はコン取り、活用する「読解力」が重要に1人1台の端末やネット、クラウドなピュータを使います。なってきます。しかし残念ながら、どのICTを必要に応じて使い分け、時今までの紙の教科書は、白黒だっPISA2018で明らかになったようには友だちと情報を共有したり、活たり写真や図が小さかったりと一見に、日本の子どもは読解力が低下し動を共有したりもしています。これかしてわかりづらく、「①知覚」に時間ています。らは、子どもがプロセスに沿って自がかかりました。でもデジタル教科もう少し具体的に言うと、PISAは分で学習を進めていく時代です。図2PCを活用した学習とは1情報を知覚4PCの処理2認知・思考・判断等3表現従来通り、いかに頭を素通りさせないか「読解力」を「情報を探し出す」「理解する」「評価し熟考する」というプロセスで測っています(図3)。今まで国語の授業で育成してきた読解力GIGAスクールで求められるデジタルコンテンツとは?は、このうちの「理解する」が中心で子どもが自分で学習を進められるした。だから「理解する」プロセスは、ようになった時、先生の真価が問われ比較的順位が高くなっています。一ます。単純な知識・技能の習得は、動方で、どこを読めばいいのかを考えて画やAIドリルなどを使って子どもが自「情報を探し出し」、読み取った上で分で行うようになるかもしれません。「評価し、熟考する」というプロセスですので、先生は探究型の学習活動やは、順位が低迷しています。授業であPBL型の学習活動(Problem-basedまり鍛えてこなかったからです。Learning:問題発見解決型学習)、子4教育用デジタルコンテンツカタログ2021


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