デジタルコンテンツカタログ 131

ウチダ デジタルコンテンツカタログ Vol.131


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スペシャルインタビューGIGAスクール構想ICT環境整備新学習指導要領ICT導入事例内容理解+情報活用へ問題解決プロセス?国立教育政策研究所(2019)生きるための知識と技能【課題管理】・目標と計画を設定する・モニタリングを行い、管理する18位13位19位【テキスト処理】情報を探し出す・テキスト中の情報にアクセスし、取り出す・関連するテキストを探索し、選び出す理解する・字句の意味を理解する・統合し、推論を創出する評価し、熟考する・質と信ぴょう性を評価する・内容と形式について熟考する・矛盾を見つけて対処する読みの流ちょう性指向していく必要があるでしょう。そうなると、授業も変わってきます。たとえばGIGAスクールに既に取り組んでいる学校では、黒板には今日の課題やまとめは書かず、学習過程を書き示しています。情報の収集、整理・分析、まとめ・表現といったプロセスを板書し、「いくつに分類する?」「観点はどうする?」などと意識すべきポイントを子どもたちに示しています。こういう板書になると、子どものノートは一人ひとり違ってきます。先生の板書を書き写すのではなく、一人ひとりが自分で考えてまとめるよども同士が協働する学習活動などを図3PISA2018年調査における読解力のプロセスと順位うになるからです。よくよく考えるこれからは探究型の学習活動が増えと、今までの「板書をノートに書き写ます。短い動画クリップや、オープンす」という行為では、子どもの頭はフエンドなコンテンツなど、探究型の学ル回転していませんでした。自分で習活動で使いやすい、素材的なコン情報を収集し、整理・分析し、まとめテンツが重宝されるのではないでて表現するようになれば、子どものしょうか。頭は今までよりも回転します。「素材的な動画クリップを見るだけまとめる内容が一人ひとり異なっでは、何の勉強にもならない」と思うても、1人1台端末とクラウドを使え人もいるでしょう。その通りです。だば、先生は全員の内容を把握しやすからこそ子どもたちに問題発見・解くなります。子ども同士で書いた内容決能力、情報活用能力、読解力といっを見せ合うのも容易です。今まではた資質・能力を身につけさせ、様々な先生と子ども間の縦の繋がりが中心プロセスを駆使して自ら探究していでしたが、子ども同士の横の繋がりけるようにする必要があるのです。が強化されるのです。GIGAスクールに向けて、様々な不東京学芸大学教育学部・准教授博士(工学)高橋純(たかはし・じゅん)1972年神奈川県生まれ。長年にわたり、教育工学、教育方法学、教育の情報化に関する研究に従事。書いた内容を見せ合えるので、「人安や悩みがあるとは思います。失敗中央教育審議会臨時委員(初等中とは違うことを書こう」と、子どもはを恐れず、まずは前向きに挑戦して努力工夫するようになります。友達みましょう。挑戦すれば授業のアイ同士で意見交換をして、その結果をデアがどんどん湧いてきますし、子ど反映して書き直したり書き加えたりもたちにどんな力を育むべきなのかして、自分なりの意見やまとめを追求も具体的に見えてきます。子どもたしていきます。ちの未来のためにも、「令和の学校ス等教育分科会)(2019年〜)、文部科学省「教育の情報化に関する手引」作成検討会委員(2019年)、文部科学省「教育データの利活用に関する有識者会議」委員(2020年)、文部科学省「学校業務改善アドバイザー」(2017〜デジタルコンテンツの選び方や使タンダード」であるGIGAスクールを2019年)等を歴任。い方も、今までとは変わるでしょう。活用していきましょう。教育用デジタルコンテンツカタログ20215


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