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自治体IT革命の今日、明日
第256回 「テレワーク、その4『文書の共有』」

2022/01/11

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      明けましておめでとうございます。

       本年も変わらずのご愛読をお願い申し上げます。

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(前回より)
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◎「テレワーク、その1『テレワークとは』」
「テレワーク、その1『テレワークとは』」 | U+(ユープラス) 電子自治体の行政情報化ニュース | 内田洋行 (uchida.co.jp)
◎「テレワーク、その2『チャットとビデオチャット』」
「テレワーク、その2『チャットとビデオチャット』」 | U+(ユープラス) 電子自治体の行政情報化ニュース | 内田洋行 (uchida.co.jp)
◎「テレワーク、その3『オンラインストレージ』」
「テレワーク、その3『オンラインストレージ』」 | U+(ユープラス) 電子自治体の行政情報化ニュース | 内田洋行 (uchida.co.jp)
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(以上)

 1月「睦月」、5日は24節季の「小寒}です。
 「寒さが厳しくなる時期」という意味です。
 小寒の初日を「寒の入り)」といい、そこから立春までの約30日間は「寒中」「寒の内」と呼ばれる1年で最も寒さの厳しい時期です。
 水も冷たく冷え、川や池の氷も厚みを増します。気温が下がるだけでなく空気も乾燥しているので、風邪やインフルエンザも流行しやすい時期です。
 小寒に決まった行事食はありませんが、1月7日には無病息災を願い「七草粥」をいただく習わしがあります。

  ・・・ 暮し歳時記 ・・・

(課題と対策)
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 2020年2月以降感染症対策としてテレワークの導入が拡がりました。
 テレワーク実施における3つの課題は、
 1.(資料や文章の)共有
 2.(社内外との)コミュニケーション
 3.(テレワークに対応した)制度
又、テレワーク導入にあたっては、
 1.労務管理方法
 2.情報通信システム・機器
 3.テレワーカーの執務環境
の3つの側面から必要事項を検討することが大切です。
 「労務管理方法」については、在宅勤務の場合、多くの企業では週に1・2日程度の実施が多いため、現行の労務管理ルールをあまり変更しない場合がほとんどです。「情報通信システム・機器」については、情報セキュリティに配慮したシステムの導入が必要です。「在宅勤務時の執務環境」については、就業者の健康に配慮した環境になっていること、情報の物理的セキュリティを確保できることが重要です。
 なお、テレワーカー宅における通信環境や光熱費の経費負担については、会社負担を基調としつつ、あらかじめ、会社とテレワーカーで取り決めをしておくことが重要です。
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 テレワークの成功は、いかにして情報を共有するかが鍵になります。そのため、業務で必要な書類について、複数人で作成・編集が可能であり、プロジェクトごとにフォルダー分けして検索ができる「文書共有」の仕組みは非常に重要となります

〇役割
 ストック型のシステムを利用する実用があります。非同期的に働くテレワークでは、メールやテキストチャットなどの手段で個別に文書共有を行うことは非効率です。

〇オンラインストレージとの違い
・クラウドストレージは共同編集不可
・文書共有は、共同編集が可能

〇文書共有手段の比較

〇文書共有サービス
 オンラインストレージサービスと合わせて提供されています。
 リンクの活用
 画像の活用

1.Googleドキュメント
  Google社

2.Web for Microsoft365
  マイクロソフト社
  Word for Microsoft 365

3.Dropbox Paper
  Dropbox社
  マークダウン機能

◎テレワークでの活用
1.書類を作成して提出
 ・テキストチャットと文書共有サービス

2.ビデオ会議の実施
 ・日時と場所の調整    Zoomなど
 ・事前に議題を共有    文書共有サービス
 ・会議室に集まり会議   ビデオチャット
 ・議事録を作成共有
 ・会議後議事録の共有   オンラインストレージに保存

3.勤務状況を伝える(把握する)
 ・状況を伝える
 ・自分の状態を伝える   チャットツール利用
 ・一日の業務内容を伝える 文書共

4.コミュニケーションを活性化
 ・雑談がチームの生産性をあげる チャットグループを開設
 ・親睦を深める催し    ビデオチャット

◎テレワークにおけるセキュリティリスク対策
 一定のセキュリティ対策や運用を工夫することで、セキュリティの確保は可能であり、また、最近は安価で効果的なセキュリティサービス・ソフトが数多く提供されています。

〇セキュリティ対策
 ・在宅勤務で使用する機器のハードディスクは暗号化する
 ・ハードディスクを持たないシンクライアントPCを使用する
 (認証用USBを活用した仮想シンクライアントPCでも可)
 ・プリンタを用いない、印刷を認めない
 ・極めて機密性の高い文書については、職員権限に応じてアクセス制限をかける

2022年01月06日

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