ユニバーサルデザインとは、あらゆる人〜男性も女性も、障害のある人もない人も、外国人も妊産婦も、子どもも高齢者も〜にとって使いやすいように製品、建物、環境をデザインすることです。バリアフリーよりも広義で、特定の人のための特定のデザインではなく、はじめから多くの人が使いやすいことを考慮し、デザインされるべきであるという考えです。
著名なユニバーサルデザイン推進者である鴨志田デザイン事務所代表 鴨志田厚子氏の監修のもと、より多くの人に優しい製品・環境を提供するために11のポイントを設定し、それぞれに基準を設けています。基準をクリアした製品にはUD(ユニバーサルデザイン)マークを付けています。
ユニバーサルデザインとは何でしょうか。
その概要、歴史、現状、そして可能性について、長年ユニバーサルデザインの日本への導入に貢献してこられた鴨志田厚子先生がわかりやすく解説。これからのモノづくりやサービスのあり方へのヒントが満載です。
執筆者:鴨志田 厚子
鴨志田デザイン事務所代表、
静岡文化芸術大学デザイン学部教授
小学校4年から高校になるまでの間にほとんどの聴力を失った松森さん。海外旅行とフラメンコが趣味、育児しながら仕事もこなすスーパーウーマン。ユニバーサルデザインの真髄は「ハート」にあり。そんなことに気づかせてくれる、松森さんの心の耳で聴くコラムです。
執筆者:松森 果林
神奈川工科大学福祉システム工学科
ユニバーサルデザイン非常勤講師、共用品ネット会員