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2016/6/17

内田洋行、小学校英語の「短時間学習」に対応したコンテンツ「小学校英語 SWITCH ON!」を提供開始
〜教育のICT化に対応して教育用コンテンツ配信サービス「EduMall」で提供〜

株式会社内田洋行(本社:東京都中央区、代表取締役社長:大久保昇、以下内田洋行)は、大阪府教育庁と株式会社mpi松香フォニックス(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:竹村千栄子、以下、mpi松香フォニックス)が共同で開発した小学校英語学習プログラムをベースに、内田洋行の教育用コンテンツ配信サービス「EduMall(エデュモール)」でも配信可能な「小学校英語 SWITCH ON!」デジタル版を開発いたしました。2016年6月17日より、全国の小学校、教育委員会を対象に販売を開始いたします。


「小学校英語 SWITCH ON!」デジタル版

小学校英語教育の動向とICT活用

文部科学省では、初等中等教育段階からのグローバル化に対応した教育環境作りを進めるため、英語教育改革実施計画「グローバル化に対応した英語教育改革実施計画」(平成25年12月)を公表しています。この計画の中では、小学校中学年では「コミュニケーション能力の素地を養う」活動として週1〜2時間程度の授業時間の確保すること、高学年では「初歩的な英語の運用能力を養う」教科として週2時間程度の授業のうち、反復学習を中心とする15分程度の「モジュール授業」(短時間学習)を週に数回実施することで、授業時間数を確保することなどがうたわれています。

また、大阪府教育庁では(平成26年〜27年)において、37年間にわたり児童英語教育に取り組んできたmpi松香フォニックスと共同で、モジュール授業を活用した「大阪府公立小学校英語学習6ヵ年プログラム」(「DREAM」)を開発するなど、英語教育への先進的な取り組みを行っています。

このような小学校英語への取り組みの一方で、学校教育現場では、電子黒板やデジタル教科書の導入や、無線LANの整備、近年では教員によるタブレット端末の活用など、教育のICT化が急速に進んでいます。

こうしたことを背景に、内田洋行では、今後進められる小学校の英語教育においても、ICTを活用していくことが求められてくるものと考え、大阪府教育庁とmpi松香フォニックスが共同で開発した教材をベースに、内田洋行の教育用コンテンツ配信サービス「EduMall(エデュモール)」でも配信可能なコンテンツ「小学校英語 SWITCH ON!」デジタル版を新たに開発しました。

内田洋行では、全国の小学校、教育委員会に展開を行いまして、電子黒板やタブレット端末などICTを利活用した小学校英語教育を、ご支援してまいります。

「小学校英語 SWITCH ON!」の特徴

「小学校英語 SWITCH ON!」デジタル版の主な特徴は以下の通りです。

(1)「モジュール授業」(注1)に対応した教材

課程外の時間を活用し、週3回、1回10分〜15分程度のモジュールでの活動に対応します。
教員は児童とコミュニケーションを図りながら、児童が英語を話したくなる雰囲気をつくったり、英語表現の発見を促すような、ファシリテーターとしての役割を担います。

(2)「聞く・話す・読む・書く」の4技能をバランス良く身につける「フォニックス指導法」(注2)を採用

英語の4技能をバランスよく身につけるため、英語の綴り字(文字)と発音(音)の関係を重視した「フォニックス指導法」を活用しています。

(3)モジュール授業をサポートする「授業指導案」「ワークシート」をパッケージ化

授業の進め方を示した「授業指導案」(1グレードあたり105回分)を同商品にパッケージ化し、配布用「ワークシート」(補助教材)「ラウンドクイズ」(学習の振り返り)を行うプリント教材もパッケージ化。

(4)小、中接続を視野に入れた6カ年の体系的なプログラム

2020年度からの英語の教科化や小学校から中学校への英語教育の接続などを見据えた6ヶ年のプログラムで、小学校卒業段階で実用英語技能検定5級相当程度の英語力をめざします。

(5)ラウンド方式の学習プログラム

単純に同じ素材を使って同じ活動を繰り返すのではなく、それぞれの活動のねらいに応じて同じ素材を使い分けることで、児童の無理のないステップアップをサポートします。

(6)ICT環境を有効活用できるコンテンツ

タブレット端末などの不特定多数のデバイス上で動作できるよう、操作ボタンを大きくしていることや、モジュール授業という限られた時間内で即座に活用できるようにするため、指導案に沿って簡易に操作できるよう操作メニューが工夫されております。また、ネットワークに対応したコンテンツとして内田洋行の教育用コンテンツ配信サービス「EduMall(エデュモール)」でも配信可能としました。

(注1)「モジュール授業」(短時間学習)とは
ICTなどを活用しながら10〜15分程度の短い時間を単位として、繰り返し教科指導を行う効果的な学習方法。
※出典: 初等中等教育局教育課程企画特別部会 論点整理(平成27年8月26日)

(注2)「フォニックス指導法」とは
英語圏で子供のために考案された、英語の「音」を文字に結びつけるためのルールです。書かれた英語を正しい発音で読めたり、聞いたり、書けるようになる力の他、話す力にも効果があるとされる。

「小学校英語 SWITCH ON!」デジタル版の主な内容

(1)動作環境

OS: Windows7/8.1/10、iOS(サーバー運用時) ブラウザ:Internet Explorer11、Safari9以上
※サーバーにインストールすれば、Windows以外にiPad(Safari)での運用が可能。

(2)製品構成

  • 全6グレード(全6巻)からなる、6カ年の学習プログラム。各グレードは大きく分けて3レッスン、学習のねらいの異なる5ラウンドで構成。
  • 各グレードには、英語のストーリーや、歌、フォニックスなどを収録。
  • 1ラウンドは7回のモジュール授業で構成され、ラウンド毎にラウンドクイズを準備。
  • 1年間で1グレードを学習する目安で、年間105回のモジュール授業を行えるプログラム。
    ※グレードの数字は学習順序を意味する。学年に関わらずグレード1からの利用を推奨。

(3)製品価格

  • 内田洋行 教育用コンテンツ配信サービス「EduMall(エデュモール)」版
    小学校英語SWITCH ON! Grade1〜Grade6 : 各¥13,000(年間/学校内フリーライセンス)
  • パッケージ版
    小学校英語SWITCH ON! Grade1〜Grade6 : 各¥60,000(学校内フリーライセンス)

教育用コンテンツ配信サービス「EduMall」について

平成14年の総務省EduMart実証実験を経て得られた知見をもとに、内田洋行にて商用化したコンテンツ配信サービス。30社から提供される約1,000タイトルのデジタルコンテンツの中から、学校の要望に応じて選び、年間契約にて効率的に利用できる。ここ数年導入が進んでいるデジタル教科書も配信しており、ほぼ全ての小中学校デジタル教科書を取り扱う。これまで約250自治体、約4,000校の小中学校に導入される。

【この商品のお問い合わせ先】

株式会社内田洋行
コンテンツ企画部 吉田茂喜・田村智照
TEL.03(5634)6638 FAX.03(5634)6751

【このリリースのお問い合わせ先】

株式会社内田洋行
広報部 佐藤将一郎・深澤琴絵
TEL.03(3555)4072 FAX.03(3555)4620