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キーワードで読むオフコン

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USACカマラードシリーズ
USACカマラードシリーズ
パソコンやワープロが躍進し、国内のオフコン開発競争が本格化。USACブランドも生き残りを賭けた戦いの日々に突入していきました。
「USACカラマード」のネーミングについて 友達や仲間の意味をもつフランス語の「Camarade」に由来。「親しみやすくフレンドリーなビジネスパソコンでありたい」とのコンセプトで命名されました。
ビジネス市場で躍進するパソコン
昭和57年(1982年)、USACカマラードが誕生した背景には、ビジネス市場におけるパソコン(パーソナルコンピュータ)の躍進がありました。 当時、汎用機やオフコンなどのビジネス専用機、様々な用途で利用できるパソコン、そして日本ならではのワープロ(ワードプロセッサ)などのコンピュータが、企業や自治体で次々と導入されていました。それぞれ異なる利用用途で開発された製品でしたが、その垣根が無くなるまでに多くの時間は要りませんでした。
特にパソコンの躍進はすさまじく、多くのソフトウェア企業が、パソコン用の業務アプリケーション(経理や給与計算、販売管理業務など)を製品化したことも要因となり、急速にビジネス市場へ浸透していきました。ワープロは、文章の作成や編集、印刷が主な機能でしたが、機械の性能アップに伴い、書式表現力を高め、表計算やグラフ作成の付加機能を備えるなど、独自の市場を死守していました。 この頃の汎用機やオフコンは、大きく堅牢なハードウエア筐体とケーブルで繋がった複数の端末を利用者が操作する形態が主流でした。つまり利用端末1台につき、少なくともデスク1つ分の場所が必要で、汎用機においては電算室という空調と電源完備の部屋が必須でした。パソコンが中堅・中小企業に飛躍的に浸透していった背景には、こうした中堅・中小企業の「オフィス事情」も大きな要因となったのです。
オフコンのとるべき道…
それは、今も昔も変わらぬお客様のニーズ
ある程度まとまった投資を必要とするオフコンにとって、パソコンの台頭は大きな脅威でした。なぜなら、企業にとってコンピュータへの投資は大きな事業投資の1つになっていましたので、安価で多機能なパソコンは非常に魅力的でした。
ところが、今のようなLAN環境がない当時、パソコンはスタンドアロン型として1台ずつで使うことが前提でしたので、同じ業務を複数の利用者が同時に行うことはできません。一方、企業へのコンピュータ導入が進むにつれて、最初は1台で利用し、会社の成長とともに台数を増やしていくことのできる製品へのニーズが高まっていました。弊社は、この「小さく導入して大きく育てる」市場にいち早く目をつけ、広範囲な規模の要件に柔軟に対応できる製品の開発に取り組んだのです。 こうして誕生したUSACカマラードは、ビジネスユースのニーズを的確に捉えた「ビジネス専用パソコン」というコンセプトで市場に投入されました。
オフコン性能でパソコン価格!
USACカマラードは、オフコンとして初めて5インチミニフロッピーディスクを搭載( 1.2MB5インチミニフロッピーディスク×2基)し、グリーン14インチ大型CRT、主記憶装置256KB、キーボード仕様で、本体価格が138万円とリーズナブルな価格を実現しました。
さらに、BASIC系プログラムや簡易言語で簡単に業務のプログラムを作成でき、日本語ワープロソフト(製品名:U-WORD)や表計算ソフト(製品名:U-CALC)などのOAツールを搭載した画期的な製品でした。 「オフコン性能でパソコン価格!」、これがUSACカマラード発売当初のキャッチフレーズです。「美しく逞しくパワーアップ」というコンセプトで、当事、女性ボディービルダーから一躍有名になられた西脇みち子さんをイメージモデルに起用して、大々的に宣伝を行いました。ちょうどオフコン市場の記憶装置が8インチフロッピーディスクから5インチへと変わる過渡期でもあり、気軽に机に置ける省スペース性とオフコン並みの業務処理能力をあわせもつ高性能パソコンとして、小規模な企業を中心に順調に販売台数が伸びていきました。しかし、初代のUSACカマラードはコストが高く利益率の低い製品でもありました。
ちなみに、ビジネスパソコンとして売り出した初代のUSACカマラードですが、USACシステム3をベースに開発された紛れも無いUSACブランドのオフコンに属します。 こうして、市場でのニーズも高く、プロモーションも奏功した「USACカマラード」は、オフコン市場でユニークな存在として数多くのお客様に親しまれる製品へと成長していったのです。
お客様に愛されたカマラード
USACカマラードシリーズ
その後に登場した2代目USACカマラードは、パソコンのようにオフコンホスト機の利用端末としても接続できるうえ、独自のOS(OS/AID:スタンドアロン運用)によるパーソナルユースとしても使えることが特長でした。また、赤・青・茶と3色の筐体デザインを揃えたことで、「赤カマ」「青カマ」「茶ガマ」などの愛称で呼ばれました。なかには、「カマラード」でなく「カラマード」「カラマンボ」など親しみをこめて呼んで下さったお客様もおり、競争の厳しい当時のオフコン市場において多くの皆さまから愛される製品となりました。USACカマラードは初代から数えて4代に亘り、多彩な機能強化を加えながら16ビットプロセッサー搭載機の全盛期を駆け抜けた名機であったと考えています。この時代は、富士通&内田洋行の連合がオフコン業界のトップシェアを獲得するうえで欠かせない「漢字マルチプリンタ」も登場しました。まさにダウンサイジングの波とパソコンの急進があり、USACブランドの生き残りを賭けた戦いの日々でもあったのです。
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