食品業向けパッケージシステム導入事例
株式会社銀座 コージーコーナー 様

管理本部 情報システム部 部長 中村 様、取締役 管理本部 本部長 深谷 様、管理本部 情報システム部 システム一課 課長 磯沼 様
「食品企業への豊富な導入経験に基づいた提案」と
「現場に寄り添った導入サポート」
| 業種 | 菓子製造販売業 |
|---|---|
| 対象業務 | 販売管理、購買管理、生産管理、原価管理 在庫管理、会計管理 |
| 導入システム | スーパーカクテルCore FOODs販売 スーパーカクテルCore FOODs生産 スーパーカクテルCore FOODs原価 DataSpider Intra-mart AccelPlatform |
株式会社銀座コージーコーナー様は、新基幹システムにスーパーカクテルCore FOODsを採用し、2024年4月に稼働開始しております。導入経緯やプロジェクトの進め方、導入効果について、取締役 管理本部 本部長 深谷 様、管理本部 情報システム部 部長 中村 様、管理本部 情報システム部 システム一課 課長 磯沼 様にお話をお聞きしました。
導入前の課題&導入効果
システムの老朽化により、長年の機能追加やカスタマイズが膨大になり、維持・管理が難しい状況だった
様々なプログラムが夜間に稼働しており、トラブル発生時の対応に限界があった
検索結果や帳票の画面表示に数分かかる状況が頻発していた
夜間実行が必要なシステムの制約自体がなくなり、情報システム部による運用負担の軽減が実現した
原価計算の処理時間が大幅に短縮され、業務品質とスピードが向上した
業務の属人化が解消され、誰もが操作できる環境が整った
生産計画が柔軟に立てられるようになったほか、自工場だけでなく他工場の状況も把握できるようになるなど「見える化」が実現した
- システム全体構成図

導入経緯と選定理由
食品業界の知見と経験豊富なSEとの意思疎通が決め手に
導入効果
利便性の高い操作性と作業負担軽減を実現
本社、各工場を合わせ、100名を超える人員がスーパーカクテルを利用しています。機能は豊富ですが、使いやすく工夫されていると感じています。例えば、ログイン後のメイン画面は、業務ごとに明確に機能分類されており、各部署・各担当者が目的の機能にアクセスしやすいインターフェイスであるのが印象的でした。慣れは必要ですが、導入時から稼働開始まで大きな混乱もなく、操作性も良好です。また旧システムでは、売上等の締め処理を中心に様々なプログラムが夜間に稼働しており、トラブル発生時の対応に限界がありました。スーパーカクテルに移行したことで、夜間実行が必要なシステムの制約自体がなくなり、情報システム部による運用負担の軽減が実現しました。
原価計算の時間を大幅短縮し、業務品質とスピードが向上
原価計算の処理時間は、従来の2〜3時間から今では十数分へと大幅に短縮されました。また、日常の操作においても、旧システムでは検索結果や帳票の画面表示に数分かかる状況が頻発していましたが、スーパーカクテルでは一瞬で表示できます。こうした毎日の細かい繰り返し作業を総合すると、業務スピード向上の効果は劇的であると実感しています。加えて、「見える化」も様々な局面で実現しました。生産計画が柔軟に立てられるようになったほか、自工場だけでなく他工場の状況も把握できるようになりました。Excel で管理せざるを得なかった業務をシステムに移行できたことも大きな効果です。工場間の仕掛かり製品の移動管理や、ラックや番重(フードコンテナ)の数計算など、物流業務においても利便性と業務スピードが向上しています。さらに、長年のカスタマイズ追加とともに進んでいた業務の属人化が解消され、誰もが操作できる環境が整ったことは、極めて大きな成果です。
導入にあたり多くの苦労も経験
部署ごとの要望整理をもう少し徹底すべきだった、という反省はあります。各部署・各業務の実情と新システムで目指す姿とのすり合わせが不足していたため、結果としてスケジュール遅延が発生してしまいました。次回のシステム更改時にはこの反省を活かしたいと思います。
稼働当初は「昔のシステムの方がここは良かった」というような声はもちろんありました。その中で内田洋行様の導入プロセスに特徴を感じたのは、プロジェクトメンバーや実際の利用者が「システムに使い慣れること」を最優先に進めていただいた点です。「大丈夫ですか?」「慣れましたか?」と現場に寄り添ったサポートを継続いただけたことが、新システムの定着に繋がったと考えています。
システム構築において最も意識したことは「一点の曇りも残さないこと」
プロジェクト遂行にあたって最も意識したことは「一点の曇りも残さないこと」です。構築範囲は広範に及びましたが、疑問や腑に落ちない点があれば必ず確認し、とにかく自分自身が納得するまで、メンバー、ベンダーとすり合わせる。この姿勢が、安定稼働に大きく寄与したと考えています。もうひとつ心掛けたことは、プロジェクトメンバーの士気を高め、維持することです。最終工程で気が緩み、致命的なミスが発生するという過去の経験則がありました。そのためメンバーとの意思疎通をはかり、テストの見逃しはないか、マスタ登録は正確か、繰り返しの確認を徹底しました。プロジェクトメンバーは最後まで大変よく取り組んでくれました。
プロジェクトにおける情報システム部門の役割は、会社が目指す姿を正しく理解し、そして言語化し、ベンダーと現場との間で円滑なコミュニケーション(繋ぎ役)を遂行することだと考えています。この点を十分に意識し、システム構築を進めることの重要性を再認識しています。
今後の展望
稼働から1年以上が経過し、現場からは「ここをこう変えたらもっと良くなる」という前向きな改善要求が多数あがっており、現在、二次開発のプロジェクトが始動しています。引き続きよろしくお願いします。また、他社様の事例は、先進的なものから軽微な改善の工夫まで、継続して情報提供いただけると大変参考になります。新しい技術のテスト運用なども含め、積極的なご提案をいただけると幸いです。
卵やチョコレート、乳製品といった足元の原材料価格の高騰は深刻であり、物流費や人件費の上昇もあり、価格転嫁には限界があります。弊社としては、各拠点・各分野で改善・合理化を進めるとともに、属人化を排除した仕組みづくりに取り組んでいます。「スイーツで、笑顔をつなぐ」という理念を旨に100年企業を目指す弊社に対し、今後とも変わらぬご支援をお願いいたします。
正社員600名、パート・アルバイト3,000名、トータル約3,600名の体制で、首都圏を中心に全国400店舗以上を展開。「スイーツで、笑顔をつなぐ」を企業理念に掲げ、安心・安全で高品質な商品づくりを通じて、多くの人々に「おいしいひととき」を届けています。近年はテイクアウトに留まらず、店舗営業時間外でもお買い上げいただける自動販売機の展開など、多様化するマーケットニーズに合わせた取り組みも進めています。また、アレルギー対応商品や環境に配慮した開発にも注力。「商品の付加価値を丁寧に伝える」を重視し、スマホアプリやSNSを活用した情報発信、人気キャラクターとのコラボ商品など、新たな顧客層の開拓にも積極的に取り組んでいます。
| 企 業 名 | 株式会社 銀座コージーコーナー |
|---|---|
| 設 立 | 1948年1月 |
| 年 商 | 約241億円(2025年3月期) |
| 従業員数 | 社員数:609名(男性:343名、女性:266名) 契約社員・パート・アルバイト:約2,900名 2025年4月1日付人数 |
| 事業内容 | 洋菓子の製造・販売および喫茶店の経営 |
| U R L | https://www.cozycorner.co.jp/ |



カタログ、お役立ち資料を
最大の課題は、システムの老朽化でした。旧システムを10年以上利用する中で、長年の機能追加やカスタマイズが膨大になり、維持・管理が難しい状況に陥っていました。本社、工場に関わる販売・購買・会計から、生産・在庫・原価といった弊社のメイン業務全般において、不安要素が徐々に顕在化していたのです。新システムの検討は2020年頃から開始し、既存ベンダーを含めた6社への相談を経て、最終的に3社のご提案の中からスーパーカクテルを採用いたしました。採用の決め手は、営業・SE双方からの積極的な情報提供と提案でした。食品業界に特化した提案力と、経験豊富なSEとの意思疎通のしやすさが大きな要因です。導入にあたっては、標準機能を最大限活用しつつ、現場ニーズに応えるためのカスタマイズを実施しました。選定から稼働までは紆余曲折ありましたが、営業・SEの方が親身に寄り添ってくださり、豊富な他社事例も活用して、プロジェクトを遂行いただけたことが、当社の安心材料となりました。
新基幹システム導入にあたり、社内プロジェクトを発足し、関連する各部署からメンバーを集めました。業務内容、課題、システム内容を丁寧にすり合わせ、「新システムのあるべき姿」を模索しました。長年の利用で、最新の技術やシステムトレンドに関する知識不足を感じていましたが、ここでも豊富な食品企業様の事例をご提案いただき、大変参考になりました。