経営方針

社長メッセージ

「情報の価値化と知の協創をデザインする」内田洋行グループへ

株主の皆様には、平素より格別のご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
2025年7月期中間連結会計期間の業績のご報告とともに、一言ご挨拶を申し上げます。

当中間連結会計期間の業績は、売上高は前年同期比14.0%増の1,218億5千5百万円、営業利益は前年同期比21.1%増の36億1千7百万円で増収増益となり、期初の計画を上回って推移しました。第3四半期以降も堅調にあることから、2025年7月期の業績予想を上方修正しまして、修正後の計画は売上・利益ともに過去最高となる見通しです。

民間市場では、オフィスリニューアル案件が第2四半期に大きく伸長し、大手企業向けクラウドベースのサブスクリプション型ソフトウェアライセンス契約が継続して増加しました。公共市場も、教育ICTのネットワーク案件が拡大しており、学校施設事業の強みとオフィス構築のノウハウとを結集したことによる役所の働き方改革のための環境整備案件なども増加することができました。
また、将来を見据えて、グループ共通販売管理システムの導入や人材への投資なども引き続き積極的に進めております。

一方で、中長期の視点に立ちますと、最も大きな影響を及ぼすのは、日本の少子化による社会構造の急激な変化です。少子化に対応した社会と産業構造の変革が必須であり、言葉だけのデジタルトランスフォーメーションではなく、デジタル化とともに仕組みを変革するトランスフォームが欠かせません。そのためには、「人」と「データ」への投資が極めて重要でありましょう。

これまで当社グループは、ユニークな事業ユニットを数多く構築して、その多様な事業リソースの共有を進めてまいりました。第17次中期経営計画(2025年7月期~2027年7月期)においては、改革の幅を大きく広げて、当社のもつリアルとデジタルの両面から事業ユニット間の関係性強化とマネジメント改革を加速し、社会課題の解決に向けて、グループビジョン「情報の価値化と知の協創をデザインする」の具現化と外への見える化に取り組んでまいります。

おかげさまで当社グループは、創業115周年を迎えました。これからも社会に貢献する内田洋行を継承してまいります。

株主の皆様におかれましては、今後とも変わらぬご支援とご指導を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

2025年3月

平成28年7月 株式会社内田洋行 代表取締役社長 大久保 昇

株主・投資家の皆様への情報に関するお問い合わせ先

株式会社内田洋行 経営企画部
〒104-8282 東京都中央区新川2-4-7
TEL:03-3555-4071 FAX:03-3555-4620