経営方針

社長メッセージ

「情報の価値化と知の協創をデザインする」ウチダグループへ

株主の皆様には、平素より格別のご配慮を賜り、厚く御礼を申し上げます。
2023年7月期第2四半期連結累計期間の内田洋行グループのご報告とともに、一言、ご挨拶を申し上げます。

当連結累計期間の業績は堅調にあり、また当初計画も上回って推移しておりますことから、通期計画を上方修正させていただきました。それにともない、期末配当金も10円増配となる1株あたり150円を見込みまして、配当金の水準は5年間で倍増を達成できる見通しです。株主のみなさまの多大なご支援に、厚く御礼を申し上げます。

さて、内田洋行グループの経営状況につきましてご報告いたします。
当社グループの経営環境は、これまで第14次、15次中期経営計画のなかで徐々に進めてきた構造改革により各事業の競争力が向上してきたことから、業績における実質のベースラインは着実に伸長しております。第16次中期経営計画(2022年7月期 ~2024年7月期)においても、当初の計画を大きく上回る結果となり、二年目の今期も引き続き需要変化に対応した新たな需要の獲得を進めております。

一方で、第16次中期経営計画では、今後に備えた中長期の取り組みを加速してまいります。
2025年以降から加速する労働人口の急速な減少時期を迎え、日本は社会全体のスマート化が生産性向上のために必須となります。官公庁・自治体のDX(デジタルトランスフォーメーション)が動き出すとともに、民間企業のDX投資も加速しています。しかし真の意味でのDXの実現には、データを活かす将来のデジタル社会の担い手の育成が最も重要であり、「人」と「データ」への投資の強化がより一層必要と考えます。この社会変化への対応を迫られるお客様をご支援することこそが、内田洋行のこれからの成長機会であります。そのためには、当社自身が従来の延長の個々の事業枠から脱却し、グループ全体のリソースを生かした経営への転換を、より一層、進める所存です。

昨年はグループ経営の強化としてウチダエスコ株式会社の完全子会社化を実施し、本年はグループの経営基盤となる情報システムへの投資も加速しております。また新卒採用も拡充して継続的な人財投資も推進しております。今後も将来のための投資をしっかりと実行してまいります。

内田洋行グループは、日本社会のサスティナビリティに向けたスマート社会の実現に貢献することで、事業の成長を目指してまいります。ひきつづき中長期に弊社へのご支援を賜りたく、何卒、よろしくお願い申し上げます。

2023年3月

平成28年7月 株式会社内田洋行 代表取締役社長 大久保 昇

株主・投資家の皆様への情報に関するお問い合わせ先

株式会社内田洋行 広報部
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