株式会社内田洋行（本社：東京都中央区　社長：柏原　孝、以下内田洋行）は、オフィスでのミーティングやプレゼンテーションを効率的・効果的にする、小型ユニットタイプのビジネス向け電子黒板システム「Deldea（デルディア）」を平成24年1月23日より本格的に販売を開始いたします。

ビジネスシーンでの電子黒板活用の背景

企業の会議室やショールームでは、プロジェクターとパソコンを使ったプレゼンテーションをさらに有効に行うため、投影画面に電子ペンで直接情報を書き込めて、その書き込んだ電子情報の二次利用もできる、電子黒板への関心が高まりつつあります。また、オフィスワークのペーパレス化などからノートPCやタブレットPCなど小型の移動式端末が普及しており、プロジェクターの技術開発が進み小型化と性能が向上していることから、いつでもどこでも即座に電子情報を活用したミーティングやプレゼンテーションを行いたいというニーズが拡がっています。しかしながら、これまでオフィスで普及してきたプラズマディスプレイなどの大型ディスプレイ式の電子情報ボードでは、会議室などに一定の設置スペースが必要になり、即座に利用するには電子情報ボードの移動に労力と時間がかかるため、場所を選ばず、パソコンやプロジェクターと同様に簡単に持ち運びのできる電子黒板への関心が集まりつつあります。

こうしたことから、内田洋行では、2005年より学校教育向けに販売を行ってきた小型ユニットタイプの電子黒板をベースに、ビジネス向けに開発した専用操作シートとテンプレートをパッケージ化したビジネス向け電子黒板システム「Deldea」を発売するものです。

電子黒板システム「Deldea」の概要

ビジネス向け小型ユニット式電子黒板システム「Deldea」は、2005年の発売以降、好評をいただいております内田洋行のユニット型電子黒板システムの最軽量モデル「インタラクティブユニットeB-S」をベースに、ビジネスシーンでより快適に電子黒板を活用するために新たに開発した専用操作シートと、ビジネスシーンに適応した投影用のテンプレートをセットにした電子黒板システムです。

「Deldea」は、「インタラクティブユニットeB-S」本体と専用操作シートを、ホワイトボードなどに貼りつけて簡単な操作範囲の指定を行うだけで、プロジェクターで投影されたパソコン画面を操作してアプリケーションを起動したり、電子ペンで色やペンの太さを選んで情報を書き込むことができます。また、パソコンのマウスやキーボードを使うことなく、ワンタッチで、拡大機能や書き込んだ画面イメージの保存機能、プリンタへの印刷機能など、ビジネスシーンでよく使われる機能への切り替えができます。

加えて、予め用意された各種テンプレート集を用いれば、より効果的なプレゼンテーションも即座に行えます。

電子黒板システム「Deldea」の主な特長

■簡単に持ち運べるユニット式

ハードウェアはコンパクトでスマートなスティック型の本体と、スリムで持ちやすい電子ペン、2分割できる操作シートのみで持ち運びにも大変便利です。

■専用操作シートで直感的な操作が可能

マグネットタイプの操作シートを投影画面の外側に貼り付け、アイコンを電子ペンでタッチするだけで機能が選択されて、投影されたパソコン画面を操作します。シンプルでわかりやすいデザインのため操作に迷わず、常に投影画面の方向を見てプレゼンテーションが行えます。

■豊富なビジネス用テンプレート

戦略立案に使えるフレームワークやサプライチェーンの打合せに便利な各地の地図などの背景図やスタンプのように自由に表示できる素材を収録しています。議論がしやすい・伝わりやすい板書作成をお手伝いします。

背景図

フレームワーク（6種）、レーダーチャート（6種）、グラフ、サイクル、方眼紙、日本地図（全日本、各地方、全47都道府県）、世界地図、議事録、スケジュール表、ToDoリスト

スタンプ

各種ネットワーク機器、人物、建物、交通機関、ビジネス印（重要、取扱注意、社外秘、極秘、回覧、検印欄）

【製品価格】
Deldea（セット） ¥157,290（税込）
インタラクティブユニットeB-S本体×1、プロジェクションペン×1、USBケーブル（5m）、両面テープブラケット、単四電池×1、取扱説明書（保証書）、交換用ペン先×4、DeldeaソフトウェアCD×1、操作シート×1セット、カンタン操作ガイド

【初年度販売目標】
1億円

「Deldea」の詳細ページについて
http://www.uchida.co.jp/office/products/deldea/index.html

内田洋行の学校での「電子黒板」への取り組み

学校・教育現場では2009年に日本政府が提唱した「スクール・ニューディール」構想の流れなどを受けて、わかる授業の実現に向けて電子黒板の導入が進められましたが、「設置場所の確保が難しい」「既存のICT機器を有効活用したい」「操作が難しい」という教育現場からの声も多く聞かれました。

これらの声を受け、内田洋行ではICTに詳しくない先生でも、いつでもどこでも簡単に操作できるように、専用の操作シート、教育用テンプレートを加えた小型ユニットタイプの電子黒板システム「eB-S for School & e-黒板アシスタント」を2010年に販売いたしました。2005年に初期の電子黒板システムを発売開始から現在まで、全国の小中学校で累計15,000セット以上を導入しています。