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2012/9/24

内田洋行、アジア向けオフィスチェア「AJチェア」を開発
〜“アジアンスタンダード、ジャパニーズデザイン”をマレーシア工場で生産〜

株式会社内田洋行(本社:東京都中央区 社長:柏原孝)は、日本国内でデザインと設計を行い、マレーシアの自社工場で部品調達から製造までを行った、オフィスチェアの新製品「AJチェア」を開発いたしまして、国内を含む東アジア全域にて、2012年9月24日(月)より、同時発売いたします。

これは、経済発展によって東アジア諸国と国内とのオフィスニーズが共通化してくることを背景に、オフィスファニチャーのデザイン・設計・部品調達・製造等の工程を、東アジア全域で見直して最適化を図るものです。
(※AJ=Asian Standard/Japanese Designの略)

国内と東アジアにおけるオフィスニーズの変化

近年、日本国内企業のオフィスワークでは、企業活動のグローバル化により、オフィスワーカーも多国籍となっているとともにフリーアドレスやノンテリトリアルオフィス環境の整備が進んでおります。そのため、一つのチェアを不特定多数のオフィスワーカーが利用することが増加し、誰しもが快適に利用できるオフィスチェアへのご要望が多くなっております。また、国内やアジア圏の都市部では、背面部が大型でメッシュ仕様の人気が高く、座面には着座時の適切な沈み込み量が求められるなど快適性への関心が高まっておりますことから、東アジアのオフィスチェアニーズは、国内のニーズと共通化しつつありました。
その一方で、国内で低価格化が進んでいることや、アジア圏の都市部ではミドルクラスのオフィスチェアが伸長していることもあり、価格帯については、本体価格4万円〜5万円台(定価)に設定するため、海外生産を検討して参りました。

こうした背景から、内田洋行では、従来のデザイン・設計・部品調達・製造を見直しまして、国内設計・海外生産の新製品「AJチェア」を開発いたしたものです。
具体的には、デザイン・設計を、デザインスタジオトライフォーム(所在地:東京都中野区、代表:浅香嵩)と行い、部品調達・製造については、ウチダエムケーSdn.Bhd.(所在地:マレーシア国 セランゴール州、内田洋行グループ)にて行っております。

■ウチダエムケーSdn.Bhd(内田洋行グループ)

所在地:マレーシア国 セランゴール州
設 立:1988年9月
面  積:44,167m2(約12,170坪)
工場棟:5,544m2(約1,680坪)

「AJチェア」の主な特長・仕様

「AJチェア」の主な機能には、不特定多数の人が利用することを想定しながら、かつ、着座の快適性を保つため、「オート・センシング・メカニズム(体重感知)」を搭載し、また、国内・東アジアでの最適な座り心地をもたらすメッシュ仕様のニーズに向けて「3Dメッシュバック」を採用しています。
また、コストダウンを図るべく、設計段階で部品点数の削減を進めて、部品調達を東アジア全域で行いました。更に、その製造をマレーシア工場で実施したことで、ミドルクラスの価格帯でのご提供を実現いたしております。
今日において、ビジネスフィールドの広がりと合わせてワークスタイルも多様化しております。「グローバリゼーション」「ダイバシティマネジメント」「フレキシビリティ」等々、国籍・性別・場所によらない働き方を、「AJチェア」がサポートいたします。

「AJチェア」の主な仕様は、以下の通りです。

■「オート・センシング・メカニズム(体重感知)」による調整レスチェア

一般的に、リクライニング時の背を押す力は、体重に大きく影響されます。従って多くの場合、体重の重い人ほど反力を大きく、軽い人ほど反力を小さく設定する必要があります。体重100kgの人が受ける背反力は、50kgの人と比較すると140%〜190%にもなります。
「AJチェア」では、オート・センシング・メカニズムを採用することによって、座る人の体重に合わせてリクライニング時の背反力を自動調整いたします。煩わしい調整を行うことなく座った瞬間からすぐにデスクワーク、コミュニケーションが始められます。

■「3Dメッシュバック」による快適なすわり心地

「AJチェア」の特徴であるメッシュバックは、すべて形状の異なる356個の開孔を持っています。このメッシュ形状は、見た目の美しさだけではなく、部位ごとに異なる機能を配置するようにデザインされていることから、体重を分散させるべき部位は伸びやすい形状となり、背への当たり感が柔らかくなります。反対に、体をサポートするべき部位は伸びの少ない形状となり、しっかりとしたホールド感が得られます。
また、メッシュバックは特徴的な3D形状で、背との接触面積が小さく、これまでの樹脂メッシュチェアを超える通気性を確保しています。

■動きを考えた着座をサポートするデザイン

「AJチェア」は、シートの裏側に弓形の溝を段階的に配置し、沈み込みの大きさが調節されます。坐骨部分を大きく沈み込ませることで座る人の坐骨から腰椎までが安定し、長時間の着座でも疲れを感じさせません。
また、シートの表面形状は、メッシュバックからの腰部サポートを最も効果的に受けられる位置への着座誘導を行うようにデザインされています。

アウターフレームは、メッシュバックよりも低い位置で接続されており、座る人の「もたれる」「背伸びをする」「振り返る」といった動きにも、メッシュバックがしなやかに動きを変えるため、ストレスを感じることがありません。

■「AJチェア」仕様

リクライニング形態 背リクライニング
リクライニング機構 フリーリクライニング、フロント・最後傾2か所ストップ
背座上下調節/タックリング機構 ガス式座面上下調節、座タックリング
座部 クッション/モールドウレタン
背メッシュ/背フレーム ポリアミド/強化プラスチック(ポリアミド)
肘部 本体/強化プラスチック、パット部/ウレタンソフトパット
脚部 樹脂脚/強化プラスチック(ポリアミド)
キャスター部 ナイロンキャスター、ウレタンキャスター

■定価

肘なし・ナイロンキャスタータイプ  本体価格49,800円〜
アジャスタブル肘つき・ナイロンキャスタータイプ 本体価格57,500円〜

■カラー

ブラック、グレイ、ブルー、グリーン、レッド 計5色

■販売目標

年間7万脚の販売を予定

「AJチェア」の詳細ページ
http://www.uchida.co.jp/office/products/aj/index.html

AJチェアスペシャルサイト
http://www.uchida.co.jp/office/aj/index.html

【この商品のお問い合わせ先】

株式会社内田洋行 商品企画部 猿田有光・秋葉陽介
TEL.03(3555)4091 FAX.03(5543)9053

【このリリースのお問い合わせ先】

株式会社内田洋行 広報課 佐藤将一郎・山本国央
TEL.03(3555)4072 FAX.03(3555)4620