プレスリリース

2018/6/6

内田洋行、子どもたちが楽しく自分で学ぶことを支援する「情報ハンドブック デジタル版」を無償配信
~教育用コンテンツ配信サービス「EduMall(エデュモール)」で情報学習支援ツールを配信~

株式会社内田洋行(本社:東京都中央区、代表取締役社長:大久保昇、以下内田洋行)は、2020年度の新学習指導要領で重視される子どもたちの「情報活用能力」の育成について、デジタル教材「情報ハンドブック デジタル版」を、教育用コンテンツ配信サービス「EduMall(エデュモール)」(http://www.edumall.jp/)にて、6月7日から無償配信いたします。

情報活用能力とは、必要な情報を判断・表現・処理・創造し発信したり伝達したりして問題を解決する力とされています。
しかしながら、情報教育を行うためには様々な課題があります。特に情報活用の実践力を子どもが身につけて、理解し学習をすすめていくことは、とても難しいことです。そこで教員や子どもたちがあらゆる場面で参照することができる書籍「情報学習支援ツール 実践カード&ハンドブック」が発刊されております。

そのため、内田洋行では、書籍「情報学習支援ツール 実践カード&ハンドブック」の中から特に子どもたちが活用する例となる情報学習支援ツールのテキストに動画や写真資料を加えて、子どもたちが分かりやすい言葉で「情報ハンドブック デジタル版」として構成・編集いたしました。これらは、子どもたちが活用する1人1台端末や電子黒板で、いつでもすぐに閲覧できるように、教育用コンテンツ配信サービス「EduMall(エデュモール)」から無償配信いたします。

子どもたちが楽しく、自分で学ぶことを支援するため、情報学習支援ツールを子どもたちがあらゆる授業場面で参照できる環境を拡げるとともに、これからの教育ICTの推進に向けて「EduMall(エデュモール)」の利用価値を高めてまいります。

内田洋行 「情報ハンドブック デジタル版」の特長

「情報ハンドブック デジタル版」は、小学校4年生の授業での利活用を想定し、1.「情報を集める」、2.「情報をまとめる」、3.「情報を伝える」の3つの領域の学習活動のポイントごとに、具体的な児童の学習成果物に関する写真や授業内での動画など約450点の資料写真と5点の動画が収録されています。
子どもたちが、授業で調べ学習を行ったり、グループ内で情報を共有したり、発表を行ったりなど、印象に残る発表をどんな風に作り上げるのか魅力的な学習活動をつくりあげる際に、ヒントとなる教材です。具体的には以下の通りです。

テキスト・写真・動画で具体的な学習活動のシーンを紹介します

1.情報を集める
  • 情報を集める方法を選ぶ:「デジタルカメラで静止画や動画、音をとって」「インターネットで」「本や辞書で」「インタビューをして(聞いて)」「観察、見学、実験して」「アンケートをして」など
  • 集めた情報から選ぶ:「絵や写真、文章、図、表、グラフ、映像から」「アンケートから」「取ったメモから」「観察、見学、実験したことから」など
  • 選んだ情報を整理する:「さつえいした写真をならびかえて」「選んだ情報に順番をつけ、ならびかえて」「Y/X/Wチャートやステップチャート、線分図、関係図などの図に」など
2.情報をまとめる
  • 情報をまとめる方法を選ぶ:「ノートなどの紙に文、図、絵、表、グラフなどをかいたり、はりつけたりして」「プレゼンテーションソフトを使って、発表資料をつくる」など
  • 情報の表し方を選ぶ:「手紙や電子メール、はがきをかくときのきまりに気をつけて」「文章と絵、写真、図、表グラフなどをむすびつけて新聞に」など
  • 情報をわかりやすく、伝わりやすくまとめる:「引用して」「要約して」「敬(けい)体と常(じょう)体をそろえて」「ふき出しをつけたり、色をかえてグループ分けをしたりして」など
3.情報をつたえる
  • 情報を伝える方法を選ぶ:「キーワードを書いたり、見せたりして」「紙しばいで」「げきで」「ペープサートで」「電子資料や紙に「情報ハンドブック デジタル版」資料をICTを使って」など
  • 聞いている人にわかりやすく伝える:「話し方に気をつけて」「友達の意見と、自分の意見をつなげて」「注目してほしいところに丸やアンダーラインなどの印をつけて」など
  • 聞いたことやかかれたものを見て、伝え合う:「人の話を聞いて、自分の考えと同じところやちがうところを伝え合う」「書いたものを読み合い、自分の考えと同じところやちがうところを伝え合う」など

書籍「情報学習支援ツール 実践カード&ハンドブック」について

書籍「情報学習支援ツール 実践カード&ハンドブック」[発刊:株式会社さくら社、執筆:木村明憲先生(京都教育大学附属桃山小学校)、監修:黒上晴夫教授(関西大学)、堀田龍也教授(東北大学)本体価:2,000円(税別)]は、2016年12月に発刊され、教員から児童・生徒までを対象に、実践事例を示しながら具体的に情報学習支援ツールの活用方法が掲載されています。
内田洋行「情報ハンドブック デジタル版」は、執筆・監修の先生方のご協力のもと、同書の中の児童・生徒が活用する「情報学習支援ツール 実践カード&ハンドブック 4年生」のテキストも活用しています。

教育用コンテンツ配信サービス「EduMall(エデュモール)」について

平成14年の総務省EduMart実証実験を経て得られた知見をもとに、内田洋行にて商用化した教育用コンテンツ配信サービスです。地域イントラ・校内LANなどのICT環境を通じて、クラウド型の配信サービスで提供されるため、学校のコンピュータへのインストールが不要で、ネットワークに繋げる環境さえあればすぐに利用できます。また、コンテンツは年間利用料で提供されます。これまで約300自治体5,200校の小中学校に導入されています。

※教育用コンテンツ配信サービス「EduMall(エデュモール)」ウェブサイト(http://www.edumall.jp/
※「EduMall(エデュモール)」は内田洋行の登録商標です。

【この商品のお問い合わせ先】

株式会社内田洋行 学びのコンテンツ&プロダクト企画部 青木栄太・森下誠太
TEL. 03(5634)6638 FAX. 03(5634)6751

【このリリースのお問い合わせ先】

株式会社内田洋行 広報部 佐藤将一郎・深澤琴絵
TEL. 03(3555)4072 FAX. 03(3555)4620