プレスリリース

2018/10/25

内田洋行、中堅・中小企業向けERP/基幹業務システム「スーパーカクテルCore™」を発売開始
~販売管理、食品業など業種別機能、クラウド対応を強化~

株式会社内田洋行(本社:東京都中央区、代表取締役:大久保 昇)は、1997年の発売以来、5,000本を超えてご愛用いただいているERP/基幹業務システム「スーパーカクテルデュオ」シリーズを新たに「スーパーカクテルCore(コア)」シリーズと改めまして、その第一弾の開発として、販売管理機能、食品業などの業種ノウハウをもとにした業種別の機能を大幅に拡張するほか、クラウド対応を強化しまして、2018年11月1日より、販売を開始いたします。
尚、今後は、クラウドサービスの拡充に向けた開発も進めてまいります。

累計5,000本導入「スーパーカクテル」シリーズをフルモデルチェンジ

内田洋行では1997年、中堅・中小企業向けERP/基幹業務システムとして「スーパーカクテル」シリーズを開発・発売し、2005年には主力となる「スーパーカクテルデュオ」を発表、食品業と設備工事業などを中心として、累計450業種のお客様に5,000本のご採用をいただきまして、中堅・中小企業向けERP市場において国内トップクラスの実績を持ちます。

また、様々な業種のお客様のなかでも、特に食品業向けERP市場では、売上金額シェアにおいて2015年から2017年まで3年連続で第1位を獲得しており※、全国の食品製造業・小売業、卸業のお客さまへ多数の導入実績があります。

このたび、発売する「スーパーカクテルCore(コア)」は、長年にわたって多くのお客様にご愛顧いただきました「スーパーカクテルデュオ」のフルモデルチェンジを行うものです。

「スーパーカクテルCore(コア)」の開発背景

近年、生産年齢人口の減少も予測される中、「未来投資戦略2018」において「中小企業の生産性革命のさらなる強化」が掲げられるなど、中堅・中小企業がITを起点に「生産性向上」に取り組む環境が整備される状況であります。

そうした中、中堅中小企業の経営環境は、グローバル化も進み、例えば、食品業ではインバウンド需要拡大が追い風となり、建設業でも2020年に向けて建設需要が増加しています。一方で、原材料費の高騰や為替変動など、中堅・中小企業のお客様においては、リードタイム短縮、情報の見える化、税制変更への対応など、経営情報のプラットフォームの強化が課題となっています。

また、お客様が経営情報のプラットフォームを見直される際には、TCO(Total Cost of Ownership:総保有コスト)削減やWebベースのシステム運用へのご要望が高まっております。

こうしたお客様のご要望にお応えすべく、内田洋行では、「スーパーカクテルデュオ」の特色を強化し、クラウド対応を促進しまして、ブランド名も「スーパーカクテルCore(コア)」に改称いたします。
その概要は、以下の通りです。

「スーパーカクテルCore(コア)」について

  1. 「業種特化」と「クラウド対応」の強化

    「スーパーカクテルCore(コア)」の開発にあたり、第一弾として、「スーパーカクテルデュオ」が強みとしてきた販売管理、生産管理、食品業などの業種別機能など、中核機能を拡充・強化します。
    また、マルチテナントのクラウド対応によって、販売管理等での外部連携機能も装備し、クラウド対応を強化します。
    「スーパーカクテルCore(コア)」は、これまで以上に、お客様の業務改善、サプライチェーンの効率化にお応えしてまいります。

    尚、今後、第二弾として、クラウドサービスの拡充を計画中です。

  2. 1. 販売管理・生産管理機能の強化

    1. (1)基本機能の強化

      全シリーズ共通で販売管理機能を強化します。従来の機能改善のほか、新たに処理の自動化、データ閲覧権限設定、組織変更対応など、お客様のきめ細かいご要望にお応えします。

      <業務の自動化>

      自動実行ツールで定期処理を自動化します

      <データ閲覧・登録権限>

      組織別、データ種別に閲覧権限を設定できます

      <組織変更対応>

      現行の組織体系以外に複数の体系を作成できます

    2. (2)食品業向け機能の強化
      ●生産・販売プロセスの一元管理

      例えば、食品業のお客様では、季節変動や消費動向を踏まえた販売計画、生産計画をもとにした在庫コントロールと製造・出荷リードタイム短縮の両立が求められます。「スーパーカクテルCore(コア)」では、販売計画に対する生産・販売進捗を見える状態にするだけでなく、販売計画に基づいた原価算定と実際原価との差異把握やマスター情報への反映など、生産・販売プロセスを一元管理するプログラムを標準装備します。

      ●複雑化する販売・製造工程に対応

      販売動向に合わせた生産を行う上で、単一生産工程から複数製品を製造する場合や共通原料や半製品を投入し類似製品を製品するなど、お客様の販売・製造工程に合致したシステム機能をご提供します。

    3. (3)庫内物流機能の強化
      ●在庫管理の同期

      例えば、食品業のお客様では、本部と外部委託倉庫の在庫管理において、数量・金額基点の「商流在庫」と数量・ロケーション基点の「物流在庫」を同期させることへのご要望があります。「スーパーカクテルCore(コア)」では同一の販売管理システムの中で、この同期を図ることが可能です。

      <モノの実態を捉える物流在庫データベース>

      販売管理で利用する商流在庫と、ロケーション別の物流在庫がシステム内で連動し、必要な情報を過不足なく把握できます。

      ●バーコードの入出荷検品に対応

      また、ロケーション別の在庫管理精度を向上するためにバーコードを活用した入出荷検品(商品・日付・ロット情報)のプログラムを標準装備します。このように、得意先から求められる賞味期限管理や製造ロット日付の逆転防止を庫内物流機能で支援します。

      <誤出荷防止>

      バーコード検品に対応し、「商品」「日付」「ロット」の転記間違いを防止します。

    4. (4)複数税率(軽減税率)対応を標準化

      例えば、食品業のお客様では、軽減税率によって商品ごとに適用される税率が異なる場合が想定されます。「スーパーカクテルCore(コア)」では、販売した製品情報をもとに区分記載請求書の発行や消費税仕訳の会計連携に標準対応します。また、お客様ごとの締日変更や複数締め請求を、得意先ごとの随時請求締めに対応します。これらプログラムを標準装備します。

  3. 2. クラウド対応の強化

    「スーパーカクテルCore(コア)」は、お客様ごとにクラウド・マルチテナント環境下でシステム構築します。その共通基盤にお客様ごとのデータベースを整えることで、お客様のTCO(Total Cost of Ownership:総保有コスト)を削減します。また、お客様が外部のクラウドサービスと連携してご利用するための環境を個別に構築できます。

  4. 3. 製品体系

    • 製品体系
      「スーパーカクテルCore販売」「スーパーカクテルCore会計」「スーパーカクテルCore FOODs 販売」「スーパーカクテルCore FOODs生産オプション」「スーパーカクテルCore FOODs原価オプション」「スーパーカクテルCore物流オプション」
    • 販売開始時期  2018年11月1日
    • 販売価格(「スーパーカクテルCore販売」の場合)
      パッケージ価格:1サーバ10クライアント 335万円〜(税抜) (システム構築費用等を除く)
    • 販売計画  中堅中小企業を対象として、初年度350本を予定
    • スーパーカクテルCoreウェブサイト  https://www.uchida.co.jp/system/cocktail/core/index.html

※出典:ITR「ITR Market View:ERP市場2018」 ERP市場 食品:ベンダー別売上金額シェア(2015年〜2017年、2017年度は予測値)
※スーパーカクテルデュオ、スーパーカクテルイノーヴァが対象
■「ITR Market View:ERP市場2018」について  本レポートは、ERP市場を対象に、国内50ベンダーへの調査に基づいた2015〜2016年度売上げ実績および2017年度売上予測を掲載しています。

【製品に関するお問合せ先】

株式会社内田洋行 経営企画統括部 第1企画部 森岡哲・富岡伸幸
TEL. 03(6659)7083  FAX. 03(6659)7251

【このリリースに関するお問合せ先】

株式会社内田洋行 広報部 佐藤将一郎・深澤琴絵
TEL. 03(3555)4072  FAX. 03(3555)4620