プレスリリース

2019/4/1

内田洋行 2019年度入社式 祝辞

当社は本日、内田洋行新川本社にて入社式を行いました。59名の新入社員に向けた代表取締役社長・大久保昇の挨拶(要旨)は以下のとおりです。

新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。
今日から、59名の皆さんが、内田洋行の社員、内田洋行グループ社員の一人として社会人の仲間入りをされましたことを心から歓迎いたします。
本日は新元号「令和」の発表の記念の年です。皆さんが生まれた1996年はバブル崩壊から約5年を経た頃で、金融危機の直前の年です。その後の「失われた20年」は皆さんが大学生の頃まで続き、企業は大きな転換を図られた時代ともいえます。その間に、少子高齢化による生産年齢人口の減少が進みながら、急拡大する経済のグローバル化など近年の中国を筆頭にアジアは様々な成長によって、社会変化を迎えています。
内田洋行は、1910年(明治43年)に中国の大連で満鉄が必要とした測量・製図機器を供給する会社として創業し、2020年で110周年を迎えます。明治維新、日清戦争、日露戦争と激動の社会情勢の後の明治43年に創業し、誰もが考えていなかった「新たな市場を創る」ことをチャレンジしてきた会社です。
戦後は、「科学技術立国の実現」のため、学校教育分野に事業を広げ、その後、いち早くコンピュータの製造販売事業にも参入しました。今日では、売上の構成比は、ICT関連のビジネスで3分の2、環境ビジネスが3分の1となっています。時代変化とともに、企業や官公庁、地方自治体、教育機関で必要とされるICTやネットワークのシステム開発と学校やオフィス空間の環境構築のエキスパートとして働く場・学ぶ場の創造を通じて社会づくりの一端を担ってまいりました。
今後、皆さんと迎える2020年は、東京オリンピック、パラリンピックの開催とともに、「主体的・対話的で深い学び」を重要視する新学習指導要領実施の年であり、一人ひとりがどうやって学んでいくか、自己を磨いていく時代となっていきます。2020年代以降の日本は少子化の進行により社会構造が大きく変化する大転換期を迎えます。だからこそ知的生産性の向上を目指す「働き方変革」、主体的能動的な学びによる将来の新たな担い手を育成する「学び方変革」、都市と地方での「場と街づくり変革」が求められます。
内田洋行のコーポレートビジョン「情報の価値化と知の協創をデザインする」のもと、社会の様々な情報データを活用し、答えのない問題に答えを見出していく将来の人材育成に貢献していきたいと考えています。そのような時に皆さんに入社していただきました。
そして、この大きな社会変化に、一緒に新たな市場へチャレンジしていきましょう。

株式会社内田洋行
代表取締役社長 大久保 昇

【本件に関するお問い合わせ先】

株式会社内田洋行
広報部 佐藤将一郎、深澤琴絵
TEL. 03(3555)4072  FAX. 03(3555)4620