プレスリリース

2020/2/12

内田洋行グループは、おかげさまで創業110周年を迎えました

2020 110th UCHIDA

創業110周年にあたり ご挨拶

内田洋行グループは、2020年2月11日、おかげさまで創業110周年を迎えました。
お客様をはじめ数多くの方々のご支援、ご愛顧の賜物と、心より感謝を申しあげます。

創業者・内田小太郎(宗主)は、佐賀県多久藩士の次男として生を受け、明治維新によって武士階級は崩壊するなか、内田小太郎は“開拓精神”をもって数々の挑戦を企てます。富国強兵、殖産興業が叫ばれた明治中期に上京して逓信省に就き、日清戦争後の日本の領地となった台湾の郵便局構築のための測量隊員として台湾全土をめぐります。一度は帰国するも、日露戦争が勃発すると、鉄道野戦隊に志願して満洲に渡りますが、戦争終結後には野戦隊は1906年(明治39年)に設立された南満州鉄道会社に引き継がれ、満鉄社員として中国東北地区の発展に寄与することになります。

内田小太郎(宗主)1871~1924
内田小太郎(宗主)
1871~1924
内田洋行・大連支店(昭和6年頃)
内田洋行・大連支店
(昭和6年頃)

1910年(明治43年)、宗主は満鉄本社のあった大連市で測量・製図器械の満鉄御用商として「翠苔号(すいたいごう)」(後の内田洋行)を設立して独立を果たします。欧米の測量、製図、事務機器の輸入や日本からの調達業務から開始し、その後中国各地では20拠点を、日本では大阪と東京を中心に卸事業へと、事業を拡大してまいります。国産奨励化が進む中、1925年に技術者必携の「ヘンミ式計算尺」の国内総代理店を取得し、1931年には国産初の自動番号器を製造発売するなど業容を発展させました。内田洋行は、この宗主の“開拓精神”をDNAとしています。

敗戦後、荒廃した日本の復興には科学教育の振興が必須と1946年には計算尺で科学教材の事業を開始。1953年には「ケントKD型製図器械」で製図器の市場を凌駕します。1963年にはスチールデスクを開始し環境構築分野に進出を果たし、1970年大阪万博では近未来オフィスを象徴する「オールマイティデスク」を出展しました。一方、1962年には純国産初の超小型電子計算機「USAC(ユーザック)」の製造・販売を手掛け、情報分野に本格的に進出するなど、それぞれが現在に至る中核事業となっております。

「ヘンミ式計算尺」
「ヘンミ式計算尺」
「ケントKD型製図器械」
「ケントKD型製図器械」
大阪万博に出展「オールマイティデスク」
大阪万博に出展「オールマイティデスク」
純国産初の超小型電子計算機「USAC(ユーザック」
純国産初の超小型電子計算機「USAC(ユーザック」

また1990年前後より、知的生産性向上支援へIT技術を基盤として環境構築を融合するエンジニアリング手法を手掛けるとともに、教育IT化事業やPC保守サポート、日本初のソフトウェアライセンスビジネスなど、グループをあげて新事業創出に努めました。2000年代では、インターネット普及を見据え、働く場、学ぶ場でのユビキタス空間構築に挑戦。独自性あるシステムインテグレーションを追求しております。

ICTやクラウドを活用した未来の学習空間「FutureClassRoom」
ICTやクラウドを活用した未来の学習空間「FutureClassRoom」
ICTによる会議室の運用管理・データ活用
ICTによる会議室の運用管理・データ活用

内田洋行グループは、敗戦、オイルショック、バブル崩壊、金融危機などの幾多の困難を乗り越えながら、時代の変化とともに歴史を重ねてまいりました。
現在では、売上構成比率で概ね60%となるICT関連ビジネスと、40%を環境構築関連ビジネスが占めるユニークな事業構成を持ち、民間・公共の多様なお客様とのお取引関係を培う会社へと成長しております。

今後は、創業時代からの“開拓精神”のDNAを受け継ぎ、多様なお客様とユニークな事業リソースをもとに、急速な少子化にともなう社会構造変化に対応した新たな社会づくりに貢献します。お客様の「働き方変革」「学び方変革」「場と街づくり変革」を、グループビジョン「情報の価値化と知の協創をデザインする」によりご支援してまいります。

2020年2月12日
株式会社内田洋行
代表取締役社長 大久保 昇

内田洋行グループの事業構造

内田洋行グループの事業構造
売上構成比率で60%をネットワーク構築やクラウド、コミュニケーションインフラ基盤構築などのICT関連ビジネス、
40%をコンセプトデザインから家具什器、内装に至るオフィス空間の環境構築関連ビジネスが占めるユニークな事業構造となっています。

創業110周年記念ビジュアル/ロゴマークを制定いたしました

内田洋行グループは、“開拓精神”をDNAとして、110年の歴史を培ってきました。110周年の記念ビジュアルでは、これからも、この未知の領域を開拓する先人のDNAを受け継ぎ、時代の変化とともに社会課題に果敢にチャレンジし、コーポレート・ビジョン「情報の価値化と知の協創をデザインする」を目指すことをイメージしています。

110周年記念ビジュアル
110周年記念ビジュアル
110周年ロゴマーク
110周年ロゴマーク

内田洋行グループについて

■商号
株式会社内田洋行
“内田”は創業者・内田小太郎の姓より、“洋行”は中国において外国の店(洋は外国、行は店)の意味。あわせてフロンティア精神を示した。
■創業
1910年(明治43年) 2月11日
■創業者
内田小太郎(宗主)
■祖業
南満洲鉄道株式会社への測量・製図器械等の専売
■代表者
代表取締役社長 大久保 昇
■従業員数
3,169名(2019年7月20日現在)
■売上高
1,643億円(2019年度7月期・連結)
■上場市場
東証一部 証券コード:8057
■内田洋行グループ:
16社(連結)
ウチダエスコ株式会社/ウチダ・オブ・アメリカCorp./株式会社ウチダシステムズ/株式会社ウチダ人材開発センタ/ウチダスペクトラム株式会社/株式会社ウチダテクノ/株式会社ウチダビジネスソリューションズ/株式会社内田洋行ITソリューションズ/内田洋行グローバルリミテッド/株式会社内田洋行ビジネスエキスパート/株式会社サンテック/パワープレイス株式会社/株式会社マービー/ウチダエムケーSDN.BHD/株式会社太陽技研/株式会社ハンドレッドシステム
■内田洋行グループ会社案内

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株式会社内田洋行 広報部 佐藤将一郎・深澤琴絵
TEL. 03(3555)4072  FAX. 03(3555)4620