プレスリリース

2021/4/1

内田洋行 2021年度入社式 祝辞

当社は本日、内田洋行新川本社にて入社式を行いました。72名の新入社員に向けた代表取締役社長・大久保昇の挨拶(要旨)は以下のとおりです。

新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。
今日から、72名の皆さんが、内田洋行の社員、内田洋行グループ社員の一人として社会人の仲間入りをされましたことを心から歓迎いたします。

内田洋行は、1910年(明治43年)に中国の大連で満鉄が必要とした測量・製図機器を供給する会社として創業し、2021年で111周年を迎えます。満鉄は「南満州鉄道」の略で、日露戦争後の1906年に設立され、中国東北部における鉄道を中心とした数々の事業を担う、後に約40万人の社員数を抱える大きな日本政府の国策会社でした。その後、1925年には技術者必携の「ヘンミ式計算尺」の総代理店となるなど、中国大陸と日本本土の両方でビジネスを拡大していきました。戦後は、「科学技術立国の実現」のため学校教育分野に事業を広げ、1960年にはいち早くコンピュータの製造販売事業にも参入しました。内田洋行グループは、この様にさまざまな市場への“開拓精神”をDNAとしており、激動の社会情勢の中で、当時、誰もが考えていなかった「新たな市場を創る」ことをチャレンジしてきた会社なのです。

今日では、売上の構成比は、ICT関連のビジネスで3分の2、環境ビジネスが3分の1となり、3,184名の社員を抱える内田洋行グループに成長しました。2021年7月期の売上は、過去最高の2,600億円を見込んでいます。

さて、内田洋行はBtoB型企業であり、当社グループの主要なお客様である企業・官公庁・教育機関等のお仕事を支援する立場にあります。人類は、本年こそコロナウィルス感染症に対して打ち克つでしょうが、その後も日本社会には大きな変化が待ち受けています。グローバルな地政学的変化や地球規模での気候変動、ITの飛躍的な進展、深刻な少子化の影響など、大変革が必要となる時代の到来に対して、将来もお客様のお役に立ち続けていくことができるのかどうか。それには変化対応をどれだけご支援できるかにかかっています。

内田洋行のコーポレートビジョン「情報の価値化と知の協創をデザインする」とは、お客様の持つ情報の価値を高めるとともに、人々が持つ知を、共創によりいかに高めることができるか。それにはお客様の側にたち、ご一緒に企画し、デザインし、設計することで実現できるのです。

本年、入社いただいた皆さんは、これからの社会の変革に必ずや貢献できる世代になると確信しています。大きな使命に向けて一緒にチャレンジをしていきましょう。

株式会社内田洋行
代表取締役社長 大久保 昇

内田洋行 代表取締役社長 大久保昇


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株式会社内田洋行 広報部 佐藤将一郎・深澤琴絵
TEL. 03(3555)4072 FAX. 03(3555)4620