プレスリリース

2022/7/7

株式会社内田洋行と宮城教育大学が最先端なICT教育設備のネーミングライツ事業を締結

内田洋行フューチャークラスルームラボ(FCR Lab.)

株式会社内田洋行(代表取締役社長:大久保昇)は、国立大学法人 宮城教育大学(学長:村松隆)と教育ICTを活用する大学施設のネーミングライツ(施設命名権)取得に関する「ネーミングライツ事業実施契約」を締結し、2022年7月より宮城教育大学の「5号館1階共同利用スペース1~5」を、「内田洋行フューチャークラスルームラボ(FCR Lab.)」として、オープンすることを発表いたします。

最新の教育ICT施設を活用し、地域の教員養成・研修の中核に

「内田洋行フューチャークラスルームラボ(FCR Lab.)」の名称には、様々な研究成果やノウハウを組み合わせながら、学生同士が相互に交流を行い、啓発し合う革新的な実験場という思いを込めています。
この実験場では、最新のICT機器やネットワーク、アプリケーションを実装した最先端の学修環境をシンプルな操作で利用シーンに応じ、自由に運用することができます。可動性を重視したファニチャーで、即興的にレイアウトを動かしながらグループワークを行い、躍動感のある議論を醸成します。壁一面に複数のデジタルコンテンツを教員や学生から提示するなど、授業での新たなコミュニケーションの創出や効果的な伝達方法を研究していきます。

GIGAスクール構想の進展に伴い、全国の小中学校に1人1台端末が導入されています。今後の教員養成では、それらの環境を活用し、ICT機器を使いこなしながら、子どもたちの「情報活用能力」※を発揮させる新たな教員像が求められています。内田洋行は、小中高大を通じて教育ICTの環境づくりやアクティブ・ラーニング、協働学習施設の構築で先導的な役割を果たしており、全国で様々な実践を行うとともに多くの知見を蓄積しています。

これらの知見を活かし、本施設を有効に活用しながら、宮城教育大学との共同研究等を通じて、新たな教員モデルの検討やセミナー開催など東北地域の更なる情報教育の推進と人材育成に貢献してまいります。

施設名称 内田洋行フューチャークラスルームラボ(FCR Lab.)
ネーミングライツの契約期間 2022年4月から2027年3月まで

左から、株式会社内田洋行 取締役専務執行役員 宮村 豊嗣(みやむら とよつぐ)宮城教育大学 学長 村松 隆 (むらまつ たかし)

※「情報活用能力」とは児童・生徒が日常的にICTの基本的操作から情報の収集・整理・発信など主体的に選択し、活用していく力として、教科を越えた教育活動の基盤として育まれ活用される資質・能力です。GIGAスクール構想で整備されたICT環境を用いて双方向で多様な人々と学び合い、学びの質を高めるために家庭・学校での学習活動の充実が求められています。

株式会社内田洋行について

会社名 株式会社内田洋行 https://www.uchida.co.jp
所在地 東京都中央区新川2丁目4番7号
代表者 代表取締役社長 大久保 昇(おおくぼ のぼる)
創業 1910年(明治43年)

内田洋行は、1人1台端末の導入や無線環境の構築、クラウドサービス、保守サポートまで、全国各地の学校に、幅広く教育 ICT ビジネスを展開しています。次世代の教育研究として、1998 年、内田洋行教育総合研究所を発足。総務省「フューチャースクール推進事業(2010 年)」、文部科学省「学びのイノベーション事業(2011~2013 年)」の参画など、産官学で研究を行っています。2010 年にはこれらの知見から未来の学習空間のあるべき姿として「フューチャークラスルーム®」を独自に考案し、内田洋行新川本社、大阪支店に設置、研究を重ねてまいりました。2013 年には筑波大学附属小学校に「未来の教室」を構築して実証研究を進め、2016 年にはインテル株式会社と「アクティブ・ラーニング」実現のための協業を発表しました。2020年からのGIGAスクール構想の整備においては、全国の自治体へ約133万台のPC端末の導入や、ICTシステムの構築を行いました。

コンピュータ利用テスト(CBT)への取組みにつきましては、文部科学省「情報活用能力調査(2013年)」「全国学力・学習状況調査 英語『話すこと』調査(2019年)」の受託など、初等中等教育でのCBTによる学力調査のシステム構築や実施、記述式採点、集計・分析を行い、学校現場でICTを活用した学力評価に関する研究を進めています。

国立大学法人宮城教育大学について

大学名 国立大学法人宮城教育大学 https://www.miyakyo-u.ac.jp/index.html
所在地 宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉149
代表者 学長 村松 隆(むらまつ たかし)
設立 昭和40年
事業内容 教育・研究

宮城教育大学は、社会に対する教員の資質能力の向上に応えるため、教員養成に責任を負う大学として、幼稚園・小学校・中学校・特別支援学校等における確かな指導力と学力、"教育の未来と子どもたちの未来のために"豊かな実践力を持つ教員を養成することを目指します。本学は、学校教育を中心とした教育実践の向上と教育研究を推進する「教職員のための大学」、研究教育の体制を整え活発な交流で社会全体に門戸を開く「開かれた大学」として、優れた教員の養成に全力を注いでいます。

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【本リリースに関する報道お問い合わせ先】

株式会社内田洋行
広報部 佐藤 将一郎・深澤 琴絵
TEL. 03(3555)4072 FAX. 03(3555)4620

国立大学法人宮城教育大学
施設課施設企画係 犬石
TEL. 022(214)3323
si-kikaku@grp.miyakyo-u.ac.jp