プレスリリース

2024/4/1

内田洋行 2024年度入社式 祝辞

当社は本日、内田洋行新川本社にて入社式を行いました。63名の新入社員に向けた代表取締役社長・大久保昇の挨拶(要旨)は以下のとおりです。

新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。今日から、63名の皆さんが、内田洋行の社員、内田洋行グループ社員の一人として社会人の仲間入りをされましたことを心から歓迎いたします。

内田洋行は、1910年(明治43年)に中国の大連で満鉄が必要とした測量・製図機器を供給する会社として創業し、2024年で114周年を迎えます。満鉄は「南満州鉄道」の略で、日露戦争後の1906年に設立され、中国東北部における鉄道を中心とした炭鉱、都市づくりなど数々の事業を担う、後に約40万人の社員数を抱える大きな日本政府の国策会社でした。その「南満州鉄道」の測量・製図機器提供を祖業とし、先端的な計算尺の開発で、学校現場の科学教育の普及に努めました。1962年には、純国産初の小型電子計算機の製造販売事業にもいち早く参入、日本の発展とともに多くの事業を拡大させていきます。今日では、売上の構成比は、ICT関連のビジネスで65%、環境ビジネスが35%となる内田洋行グループは、このようなさまざまな市場への“開拓精神”をDNAとしており、当時、誰もが考えていなかった「新たな市場を創る」ことへの挑戦を続けてきました。

さて、内田洋行はBtoB型企業です。当社グループの主要なお客様である企業・官公庁・教育機関等のお仕事を支援する立場にあります。その日本は少子化の進行から「人とデータ」への投資が必須になることでしょう。私たちは創業当時から、測量機器などで様々なデータを取得し、計算尺を使って緻密な計算を行い、その結果を製図機器で図面を作成することで、鉄道や街づくりやそこで働く人々の支援を続けてまいりました。いま、私たちの全てのお客様に人とデータの活用が求められています。
内田洋行の「情報の価値化と知の協創をデザインする」は、膨大な場のデータを連携させる基盤技術と、人が主人公となる場の構築で、デジタルとリアルを繋ぎます。

本日入社を迎えた皆様は、お客様の持つ情報の価値を高めるとともに、人々が持つ知を、協創によりいかに高めることができるか。それにはお客様の側にたち、ご一緒に企画し、デザインし、設計することで実現できるのです。創業114年間、受け継がれてきたデータや知見をAIなどの先進のテクノロジーで活かしていきます。これからの社会の変革に向けて一緒に挑戦を続けていきましょう。

株式会社内田洋行
代表取締役社長 大久保 昇

内田洋行 代表取締役社長 大久保昇
内田洋行新川本社での入社式の様子

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【本件に関するお問い合わせ先】

株式会社内田洋行
広報部 佐藤 将一郎・深澤 琴絵
TEL.03(3555)4072 FAX. 03(3555)4620