プレスリリース

2025/12/26

令和8年 株式会社内田洋行 年頭ご挨拶

株式会社内田洋行
代表取締役社長 大久保 昇

謹んで新年のお慶びを申し上げます。

昨年はメジャーリーグの大舞台でロサンゼルス・ドジャースの日本人トリオが躍動しました。シリーズは第7戦までもつれ込み、延長戦に突入。そこで投入された山本由伸投手の姿は、まるで高校野球の決勝戦を思わせるような、手に汗握るドラマでした。最後に力を発揮するのはチーム全体として積み重ねてきた準備と信頼であることを改めて感じさせられました。内田洋行も史上最高の業績を上げることができましたが、5年先、10年先を見据えたチームを全員で目指します。

本年の干支は「丙午(ひのえうま)」です。120年前の1906年には、内田洋行創業の礎となる南満州鉄道(満鉄)が設立されました。また60年前の1966年、日本は高度経済成長の只中にあり、ビートルズ来日が象徴する社会全体の高揚期に、当社は上場とともにカンパニー制へと移行。コンピューター事業をはじめ、事務機器、教育機器といった分野を拡大させ、現在につながる「人とデータの時代」への第一歩を踏み出したのです。

その後の30年は成長と飛躍の時代でしたが、バブル崩壊後からの20年は試練の連続。ようやくこの10年で復活を遂げ、午年の本年7月期には売上高4000億円を超える過去最高業績に挑戦します。Windows11やクラウド型ライセンス契約の拡大、オフィス需要の増大、学校でのGIGA更新需要、自治体システム標準化など好調の要因の共通する背景には、当社がリソースを集中させてきた「人」と「データ」の領域に向けて、官民両方が投資を拡大させているからです。かつて公共・オフィス・情報の3つの別々の会社の集合体と言われた当社は、いまや分野を越えてリソースを共有し、価値を高め合う企業へと進化しました。

昨年は、当社にグループ入りした世界有数のCBTプラットフォーマーOAT社の日本でのお披露目を終え、オフィスにおけるこれからの働き方を支えるSMARTシリーズはシェアを大きく伸ばしてきました。これから見据えるのは、さらにこの先の「人とデータの時代」です。日本ではまだまだ伸ばせる強みが数多く残ります。そのための変革を担うのは「人」です。その力を引き出すのが「データ」です。

内田洋行は、日本を本気で支える企業として歩みを進めてまいります。2026年をその大きな一歩の年にします。そのために内田グループ全員で同じ船に乗りこみ、同じページにヴィジョンを綴っていきます。

On the Same Boat  On the Same Page 情報の価値化と知の協創をデザインする

丙午の年にふさわしく、全員で自信をもって前へ進みます。
本年もどうかよろしくお願い申し上げます。

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【本件に関するお問い合わせ先】

株式会社内田洋行
広報課
TEL. 03(3555)4072