ICカードを中心とした証明書発行機など学生サービスに関わるシステムが完成

■ 導入内容

ICカード受託発行、ICカード発行システムCIMSA、自動証明書発行機パピルスメイト6、学生出席システムSIPS、
教員出講システムサインN@vi、サイネージシステムDSViewer

導入の背景とポイント

井の頭新キャンパスの開校にともない、
学生サービスの向上を目指したICTシステムを導入

2016年に創立50周年を迎えた杏林大学様。建学の精神である「眞善美の探究」を通じて、優れた人格を持ち、人のために尽くすことの出来る国際的な人材を輩出されています。

50周年記念事業として2016年4月に井の頭新キャンパスを開校され、八王子から総合政策学部、外国語学部、保健学部、大学院が移転し、三鷹キャンパスの医学部、保健学部(看護学科看護学専攻)とあわせ全学部が三鷹市に集結しました。

そして、4学部の連携をより一層強化した杏林大学様ならではの教育・研究がスタート。その中で、学生がスムーズに大学生活を過ごせるよう、学生証のICカード化を実施し、主に自動証明書発行機や出席管理システムでの活用を始めています。

新校舎にもマッチする、リニューアル後のパピルスメイト外観。

事務室の様子。

特に自動証明書発行機については、現行の運用をより便利にするというねらいがありました。昨年度までは証紙券売機と証明書発行機を併用していましたが、証紙券売機を廃止し証明書購入の手間と事務窓口の工数を同時に削減したいという要望に内田洋行のパピルスメイト6が合致したため導入にいたりました。新製品のパピルスメイト6は1000円紙幣保管枚数の豊富さや、課金部とプリンタ部の鍵が分かれているため管理しやすいといった点も評価していただきました。見た目も現行機から大幅にリニューアルされ、白亜の新校舎ともよくマッチしています。画面デザインもわかりやすく、特に説明を受けなくても学生が簡単に利用でき、稼動初日で200枚ほどの証明書を発行しました。

また、これまでは出欠を確認する際に、学生に出席カードを記入させ、教員が手作業でそれらを回収し、さらに手作業で出欠を入力する、という繁雑な手間をかけていましたが、学生出席管理システムを導入することで手間を大幅に省き、学生証を講義室内のICカードリーダーにタッチすることで出欠をとり、講義終了後、教職員は簡単に専用のWebページで出欠を確認することができるようになりました。

学生出席システムSIPSのカードリーダー。
ICカードをタッチするだけで授業の出欠をとることができる。

デジタルサイネージ。
井の頭キャンパス内に全11台設置しており毎日学部からの情報を伝達中。

教員の出講・退講もICカードのタッチで簡単に。

主に医学部・保健学部生が使用する三鷹キャンパスの証明書発行機。

今後の展開

大学の歩みとともに、さらなる学生サービスの向上へ

杏林大学様は文部科学省よりグローバル人材育成推進事業に採択されており、留学生も多く在籍しています。大学内のグローバル化にともない、英文の証明書にも対応されています。現在は窓口発行をされていますが、今後は、パピルスメイトで自動発行できるように考えていらっしゃいます。

その他、教員出講管理システムやサイネージの利用も進め、井の頭新キャンパスでさらに学生が勉学に励む環境づくりを進めていく予定とうかがっています。

杏林大学
所在地

〒181-8612
東京都三鷹市下連雀5-4-1

詳しくは http://www.kyorin-u.ac.jp/

(2017年3月取材。所属や名称、掲載内容は取材当時のものです。)