日本福祉大学 美浜キャンパス(愛知県 知多郡)

実習棟の充実で、子どものスペシャリストを育成する。


2008年に新設された、子ども発達学部。保育士、幼稚園教諭、小学校教諭などの資格取得ができ、将来、子どもに関係する仕事を目指す学生たちが多く学んでいます。そのためにも必要だったのが実習棟。保育・音楽・調理・図画工作・理科と5つの実習室があり、保育・教育実習の事前指導などに役立っています。
内田洋行が納入したのは実習棟の家具・備品など一式。イス、床、棚のハンドルなどワンポイントでカラフルなカラーが使われ、学びの空間に学生の創造性や遊び心を刺激するような工夫が施されています。特に好評なのが、図画工作実習室と理科実習室前に設置された展示ケース。ディスプレイと収納を兼ね、ディスプレイ部には学生たちが製作した作品などを展示しています。鍵穴のないマグネットキー採用の効果で、壁面をすっきりと美しく見せてくれます。

保育実技を学習するための保育実習室。イスやテーブルだけでなく、幼児用ロッカー、畳コーナー、ままごとコーナーなど、幼稚園や保育所(園)の保育室にある備品や施設がそのまま再現されている。

パソコン教室の「ネットデスク」は、天板が開閉し、ノートパソコンを使わないときは通常のデスクとして使える。天板はダンパーで滑らかに開閉するので、指をはさんだりする危険性が低く安心。

理科実習室。耐薬品性メラミン天板は、継ぎ目がない一枚もの。エッジにも段差がなく、液体が染み込まない特殊加工が施してある。小学校の理科で使われる実験・観察などの装置も完備。

版画、木工などの活動に必要な機器を備えた図画工作実習室。美術実技を行ったり、子どものための教材を手作りしたりするのに使われている。壁際にはオープン棚があり収納スペースも十分。

各実習室、収納棚のハンドルはドイツの HEWI社製。美しいカラーリングが目を引く。表面がなめらかで掃除もしやすく、抗菌性があるので、たくさんの学生が使用する実習室に向いている。

調理や裁縫を行うための調理実習室。調理台の天板は人工大理石。シンクとガスコンロのふたは取り外して、天板中央下に収納することができる。収納棚のハンドルは白で統一し、清潔感を出している。

亀谷 和史 学部長
日本福祉大学 子ども発達学部

日本福祉大学
「福祉」という言葉が一般的でなかった50数年前から、福祉の必要性を説き、福祉力を備えた人材を社会へと輩出。子ども発達学部には子ども発達学科(保育専修、初等教育専修)と心理臨床学科の2学科がある。園長輩出実績は四年制大学トップクラス。
詳しくは: http://www.n-fukushi.ac.jp/

2012年1月公開。所属や名称、掲載内容は取材当時のものです。