大垣日本大学学園 大垣日本大学高等学校
単機能から多機能へ。特別教室の稼働率を向上。

教室の目的を、あえて絞り込まずフレキシブルな活用を可能に。
耐震補強など設備更新を行うなかで、リニューアルされた情報室、化学実験室、物理・生物実験室、調理実習室の、4つの特別教室。少子化や、選択科目で生徒数も一定でない特別教室をいかに利用してもらうか? が大きな課題でした。
そこで内田洋行が提案したのが、該当科目の実習だけでなく、グループ学習や課外活動にも利用してもらえるフレキシブルな特別教室。ひと昔前は、固定されることが常識だった実験台なども、可動式にすることで授業の目的に合わせてレイアウトの変更が可能です。「〝主目的+αで使える可能性を残して欲しい〞というのが、私たちのリクエストでした。必要なものはそろえて、プラスαの使い方は生徒会など生徒主体で考えてもらう」と語る大垣日本大学高等学校・丸井泰仁常務理事。授業中はもちろん、学内での生活をより有意義にするための場所として特別教室が活用されています。
調理実習室は安全性も踏まえて、オール電化を導入。ガスを配管する必要がないので、調理台の移動も簡単になった。
化学実験室は、明るいグリーンのチェアがアクセントに。生徒が使う実験台だけでなく、先生用の実験台も移動が可能。教室を広く使用することができる。
情報室はグループ学習などもできるようにと、デスクトップ型のパソコンではなく、無線LANとノートパソコンを導入した。これにより、大学などの充実したICT 環境に進学しても生徒たちの戸惑いが少なくなったという。
調理実習室のホワイトボード内には、電子黒板が設置されている。パソコンやUSBをつなぐ入力端子があり、ノートパソコンを持ち込めば、すぐに電子黒板を使った授業が行える。
化学実験室のテーマカラーはブルー。実験道具などがすっきり収まる壁面収納も内田洋行製品。
情報室にはノートパソコンを収納できる、PC 保管庫がある。それぞれに電源がついていて、収納している間にノートパソコンに充電が行える。
導入された特別教室の使い心地は?
2011年の1月から使用を開始していますが、苦情などがないのが一番の評価だと思います。特別教室は、内田洋行の提案もあって、赤や緑など普通教室にはないような明るい色を取り入れています。この明るい色は、生徒の1日のスイッチを切り替えてくれるような役割を果たしてくれていて、とてもよかったと思います。導入されたときは、生徒たちの顔がパッと明るくなりましたからね。
「生徒が主体で運用を考えていける設備」というのは、特別教室だけでなく、どの場所においても理想です。あえて100%作り込むことなく、生徒たちが工夫できる余地を残すというのがポイントでした。今後も、生徒たちから「特別教室を○○で使いたい」というリクエストがあがってくることを期待しています。
丸井 泰仁 常務理事 事務局長
大垣日本大学学園 大垣日本大学高等学校
大垣日本大学学園 大垣日本大学高等学校
2012 年に創立50 周年を迎える大垣日本大学高等学校。「誠実・努力・親和」を基本理念に掲げ、硬式野球部、柔道部、書道部の活動は全国でもトップクラスを誇る。
詳しくは: http://www.ogaki.ac.jp/
(2012年3月取材。所属や名称、掲載内容は取材当時のものです。)
