狛江市役所

「狛江市職員の働き方改革推進プラン」
先陣を切って、市役所4階を大規模リニューアル

■ 導入内容

空間デザイン、内装工事、什器備品(六角形デスク、ハイデスク、チェア、スツール、ソファブースなど)

導入の背景
働き方改革とDX推進を目指し、フリーアドレスや可動型什器を導入

令和3年度から6年度を計画期間とする「狛江市職員の働き方改革推進プラン」および「狛江市DX戦略」の一環として、狛江市役所4階のリニューアルを行いました。

新型コロナウイルス感染症の対策をきっかけにICT環境の整備、テレワークの導入など新たな時代に向けて、部署間のコミュニケーションや柔軟な発想等による価値創出が求められています。また執務場所としてのオフィスの考え方が変化する中で、テレワークにより不在にするデスクをコストと捉える、行財政改革の視点を踏まえた変革も求められていたことから、職員間のコミュニケーションの活性化と意識変革につながる執務環境の提供をコンセプトにフリーアドレスを導入したことが大きなポイントです。同時に、従来型の老朽化した什器を一新し、可変性のある什器を導入することで、私物をデスクで管理しない運用を実現。ペーパーレスへの意識の定着を図っています。

私物は最小限とし、個人ロッカーで管理、すっきりとした景観を実現。

フロア全体で共有する打ち合わせスペースにも、可変できる什器を導入。

施設の特徴
部署間の連携をスムーズにする、可変性が高くハイブリッドなレイアウト

狛江市役所本庁舎の執務室は2階〜5階。今回は4階部分を全面リニューアルし、5部署約40名の職員の執務環境を整備しました。フリーアドレスを導入するとともに、業務の性質に合わせて固定席を混在させたハイブリッドなレイアウトにしたことが大きな特徴です。さらに、フリーアドレスゾーンと固定席ゾーンとのコミュニケーションスペースを設け、フロア全体で打ち合わせスペースを共有することで、部署間のスムーズな連携・コミュニケーションの活性化を実現しています。

フリーアドレスゾーンでは、可変性の高い六角形のデスクや複数のスツールを導入したことで、人数や状況に合わせた柔軟な活用が可能となりました。

固定席ゾーンでは、立っている人と座っている人の目線が合うハイデスクを設置し、執務場所で簡単な打ち合わせが可能な仕様としていることが特徴です。

立っても座っても使用できるハイデスクは、新時代のレイアウト。
担当者の声
短い工期ながら満足な仕上がり
ビジュアルの変化に驚くお客さまも

什器の入替えだけでなく、カウンターやカーペットデザインも大きくリニューアルしたことで、これまでの市役所のイメージを一新するワークスペースとなり、驚かれる来庁者も多くいらっしゃいます。

リニューアルの目的を逸することなく、意識的にコミュニケーションを図りながら、新たな課題に対応できるよう取り組むとともに、職員同士で意見を出し合い、より働きやすい環境を作り上げていきます。

業務内容や気分により場所を選べるので快適な環境で仕事もはかどります。
新しい什器は白を基調とし、明るく清潔なイメージです。
今後の展開
働き方を意識した大規模なリニューアル、他部署でもフロアのリニューアルを検討中です

フリーアドレス・スマートフォンの導入など、リモートワークの環境整備が進みつつある中で、働き方改革を推進するためには職員一人一人の意識変革も重要な要素となります。現在、2階「福祉保健部」でも同様の視点から、ワークスペースの改善を検討しています。こうしたリニューアルが全職員にとって、「働き方」に対する理解を深めるきっかけとなるようブラッシュアップしながら、全庁で働き方改革を進めていきます。

会議、ミーティングなど、人数に応じた働き方が可能に。
狛江市役所本庁舎4階リノベーションの話

狛江市役所様

所在地

〒201-8585
東京都狛江市和泉本町1丁目1−5

ウェブサイト

https://www.city.komae.tokyo.jp/