THEME.1
これからの社会で、何が起きようとしているのか
VIEWPOINT 02

新しい学びが、


生み出す未来

社会や世界と向き合い、自分の人生を切り拓いていく子どもたち。関わりあう社会や世界は広がり、価値観はますます多様化していく。そのなかで、これからの未来を築いていくために一人ひとりの判断力と思考力を培うことは、より大きな課題となっている。これまでの教育実践の蓄積を継承しながら、新たな学びを取り入れていく。その局面に、私たちは差し掛かっている。

いま、ICTの利活用によって、新しい学びの可能性がさらなる広がりを見せている。一人ひとりの学習履歴など、ビッグデータの収集とAIによる分析を活用すれば、すべての子どもに最適な学習が提供できるようになるだろう。個々の教員の知識や経験に裏打ちされたスキルが、個人を超えて教員間の財産として共有され、指導レベルの向上にもつながっていく。あるいは、遠隔授業の可能性。教材のデジタル化やネットワーク環境・WEB会議システムの発達などによって、小規模校における教育の充実化や外部人材の活用にくわえ、さまざまな事情で教室に通えない生徒の授業参加といったことも可能となってきた。ICTは、教育機会の均等化にも貢献を果たしていく。さらに、海外なども含めた他地域の子どもたちとつながりながら学ぶことで、自分とは異なる視点を知ることができ、多様性を育む。
このように、ICTを活用することで学びの可能性は広がり、従来の学び方だけでは得られなかった気づきや経験を得ることができる。主体的に学びに向き合い、多様な関わりのなかで学びを深めていくことで、子どもたちの可能性はこれまで以上に大きく広がっていく。

私たちの周りには玉石混交な多くの情報が溢れている。そのなかから物事の本質を見抜き、幅広い知識と柔軟な思考をもって他者と協働し、新たな価値を創出することが、これからの時代にはますます必要なのだ。新たな学び方の広がりは、その力を育み、未来を紡いでいく。