THEME.2
内田洋行ではいま、何が起きようとしているのか
CROSSTALK

内田洋行を


アップデートする


若い意志

Profile

一人ひとりのアクションに
大きな意味が与えられる会社

桃井:
いい機会かなと思うので伺いたいのですが、皆さんは内田洋行って何をする会社だと思っていましたか? 私は就職活動中、オフィス家具や住宅設備のメーカーを中心に受けていたので、先進的にオフィス家具を手がける会社だという認識でした。でも、実際には「◯◯の会社」とはとても一言では言えず、正直いまでも「何の会社なの?」と思うことがあります。
中山:
すごくよくわかります。私も業務内容が幅広いんだろうなあとは思っていたのですが、入社後の人事研修のとき、あまりにその振れ幅が大きくて驚いた経験があります。各事業部の業務概要を、それぞれの事業部長が直接お話ししていくのですが、次から次へと出てきては全然違うお話をしていくので、衝撃的でした(笑)。
奥 :
そうですね。教育の場や働く場の環境構築といったことをやっている会社だと思っていたんですが、入ってみると想像以上にICTの比重が高いと思いました。民間企業に基幹システムを導入したり、普通にSIer的な領域を手がけていて、「商社とは……?」という気持ちになりました。
中山:
私が入社後に配属されたのは高等教育事業部で、大学や専門学校などの学校法人のお客さまを中心にソリューションを提供する立場だったのですが、ほとんどICT領域のお話なんですね。研修でも、二回ほどサーバーの解体をしたのを覚えています。
桃井:
ただ、扱う業務の幅が広い会社だからか、お客さまに合わせて非常に柔軟に対応しているような印象があります。基本的に私はオフィスの内装関係の施工管理を行うわけですが、オフィス内の無線LAN環境を整えたり、さまざまなAV設備機器を設置するなど、ネットワークや電気配線の工事もかなりあります。本当に、お客さまの要望があればどんどん対応していくというか、自分たちの領域や限界を自分で定めるようなことをしない会社だと思っています。以前手がけた仕事で外装部分、それもタイル貼りといった左官工事にも対応した仕事の広がりに驚いたこともありました。
奥 :
そうですね。その意味で言えば、やりたいことを自分から発信していくと、自由度高く対応してもらえるところがあります。周囲がサポートしてくれる環境が整っているというか。自分の場合、こんなセミナーがやりたいんですと相談したら、すぐに企画部門の広報担当の方が協力してくださったり、内容に関しては開発の方がアドバイスをくださったり、すぐに課や部をまたいだ横断的な動きになっていくのが当社らしい特徴かなあと思います。

選択肢を提示するだけでは
リーチできない課題に取り組むために

桃井:
横断的な動きというのは、もしかしたら社内だけではなくて、会社の外でも起きていることかもしれません。協力会社の方々も、「こんなことって可能ですか?」と相談すると、仕事を請けるか断るかの二者択一ではなく、どうやったら実現できるだろうかと一緒に考えようとしてくれます。
中山:
たしかに、お客さまにも単純な二択ではなくて、もうひとつの道を探る姿勢が、「内田洋行っぽい」仕事として認識していただいているのかなと思います。その意味では、個人の考える力、掘り下げる力というのが非常に大切で、任される裁量も大きい印象です。
奥 :
そうですね。仕事のやりがいという意味では、とても得がたいものがある業務環境だと思います。その一方で、ノウハウの蓄積が個人のなかに留まってしまって、外に出ていかないようなところもあるのではないか、と。ひとつの事業部で培った知見を、他の事業部に応用するような機会は、もっともっと増やせるのではないかと思っています。
桃井:
施工管理の領域でもその指摘は当てはまると思います。施工現場は請負内容・ビル環境・お客さまのニーズなど、ひとつとして同じものはなく千差万別です。これら個々の施工管理担当者が持つ多種多様な実務で得た経験を引き出し、「空間構築・案件管理ハンドブック」という若手社員でも業務内容が分かるマニュアル資料がつくられています。しかし、作成されて間がないため、より一層周知して積極的に全社で共有したいですね。
中山:
業務内容をマニュアル化して他事業部にも共有することで、課題解決への新しいアプローチが可能になるかもしれませんね。
奥 :
おっしゃる通りだと思います。例えば感染症対策を講じる場合、対策の仕方はそれぞれだと思うんですよね。オフィス家具などの側面で考えれば、それは抗菌加工であったりアクリルの間仕切りであったり、物品による対策かもしれません。ICTの領域で考えれば、テレワーク環境の整備に向けたリモートツールや、社内業務の自動化・省人化に向けたRPAツールを導入することかもしれません。本来別々の領域から出されるだろう異なる提案を、ひとつの窓口を通じて話し合うことで、潜在的な課題を引き出す可能性もあると思うんです。
桃井:
表向きは感染症対策としていただいたお話だけれども、そもそもそれは人が出社しなくても回るようにすれば解決できるかもしれない、ということですね。別の視点を持って考えることが大切ですよね。ジェネラルな知見を持つことで、場当たり的な選択肢を提示するだけではリーチできない課題を発見できる可能性は、たしかにあると思います。

正解をひとつに絞らないことで、
常に変化しつづける組織でありたい

中山:
この話題、事業部をまたいだ横のつながりを構築するというと大きな話に聞こえますが、もっと身近なところで考えることも可能なんじゃないかと思ったりします。
桃井:
そうですね。自分から率先してやってしまえばいい、と。
中山:
例えば私たち同期はTeamsでグループをつくっていて、何かわからないことがあったら質問を投げられるようにしています。質問には、誰かしらが必ず返してくれるので、そこで大体、どの事業部がどんなことをしているのかを知ることができます。それが一種の集合知となって、このグループ全体の共有財産になっていく。
奥 :
なるほど。それを共有方法の事例として蓄えて、会社全体で採用していくためのロールモデルとしていくこともできますね。
中山:
そうですね。会社の雰囲気としても、提案が喜ばれる土壌があるので、積極的にいかなきゃ損、みたいな気持ちです。やれることは自分たちからどんどん事例をつくってしまいたい。若手だからとか、経験がないからといって臆することなく、思ったことはとりあえずやってみようという姿勢が必要かな、と。
桃井:
私は施工管理部史上初の新卒配属らしいのですが(笑)、「新卒を入れてよかったな」と思ってもらうためにも、積極的に周囲を巻き込んでいきたいです。施工管理部の仕事というのは、案外知られていない部分も多く、その辺りを周囲に知ってもらうために先陣を切って勉強会を開催したり、積極的な情報発信・情報共有をしていく役を担えればと思っています。そして、後輩に入ってきてほしい。
奥 :
やはり仕事を通じて、社会のあらゆる課題解決を行っている会社だと思うんですが、その基本的な姿勢は、問題を「自分事として捉える」ことなんだと強く感じます。内田洋行として何ができるかを考え、自分から動き出さない限り、自然に解決することなんてないんだと強く意識して行動することを心がけたいです。会社全体が常に自由に変化できる組織であるためにも、私たちが起爆剤となっていく必要があると思います。
中山:
社会が急激に変化するときは、これまでベストだと思われてきたことを疑う必要があります。例えば教育の場づくりというと、かつては生徒が学ぶ場づくりのことでした。しかしいまは、職員が働く場づくりという意味も含まれます。ベストな学ぶ場であり、なおかつベストな働く場を構築しなければなりません。私たちが個人レベルで考え、まさに自分事として問題を捉えることで、社会の変化を鋭敏に察知できるようになるのだと思っています。