THEME.2
内田洋行ではいま、何が起きようとしているのか
INTERVIEW:11
社員インタビュー
近藤 怜

SATORU KONDO

  • Profile
    デザイナー
  • 近藤 怜
  • 所属:パワープレイス株式会社
    東日本デザインセンター 第1デザイン部
    入社:2007年 出身:理系、工学研究科 建築学専攻
  • 大学、大学院で建築デザインを専攻。内田洋行に入社後、商品企画、営業支援、LED商材の販促などを経験した。その間に1級建築士の資格を取得し、戦略子会社であるパワープレイス株式会社へ出向。現在はオフィス空間の設計・デザインを手がける。

働き方が多様化しているからこそ、

意味のあるオフィスをつくりたい

働き方が


多様化しているからこそ、


意味のあるオフィスを


つくりたい

#01

理想のオフィスを実現するため、


コンセプトやストーリーを組み立てる

現在、内田洋行グループ内で空間デザインを手がけるパワープレイス株式会社に所属し、主に民間企業のお客さまの、レイアウトからインテリア、内装、什器などまで含めたオフィス空間の設計、デザインを担当しています。オフィスを考える上で、私が特に多くの時間を費やしているのが、前提となる働き方のコンセプトやストーリーの立案です。働き方変革の機運の高まりにくわえ、最近ではコロナ禍によりテレワークが普及したこともあって、オフィスの存在意義や求められる役割が変化しています。そういった背景もあり、提案の軸となるコンセプト・ストーリーが、これまで以上に重要視されているように感じます。
コンセプトをつくりあげる際、お客さまの考えや思いを引き出すために、社員の方々にお集まりいただいてワークショップを開催することもあります。社員の方々に、それぞれが理想とする働き方やそれを実現する空間の在り方についてアイデアを出していただき、そこからコンセプトやストーリーを組み立てていく、という手法です。こういった手法をとることで、根拠をもって、お客さまにとって本当に価値ある働き方・働く場を構築することができるのではないかと考えています。
近藤 怜
#02

再三のNGにも諦めることなく、


お客さまの満足を勝ち取る

思い出深いのは、ある金融機関のオフィスリニューアルの案件です。コンペに勝って受注が決まり、お客さまと一緒にワークショップを実施して「あるべき働き方」を模索。レイアウト・内装・什器の仕様などを詰めていき、1年半ほどかかりながらも竣工までこぎつけましたが、コンセプト決定やレイアウト提案など、節々のタイミングで先方のご担当者から厳しいお言葉をいただきました。次のフェーズに進めない状況に何度も陥りましたが、こちらの考えが誤解なく伝わるようにパースも通常より多くのパターンをつくるなど、納得いただけるよう再三の提案を実施。
紆余曲折ありながらも施工までたどりつき、オフィスができあがると、お客さまの社員の方々から多くの喜びの声があがり、担当者の方にも大変満足いただけました。非常に苦心することが多かった案件ですが、「できあがったものの説得力」を実感したと同時に、あらためて自分がつくったものに対して自信を持てるようになりました。
近藤 怜
近藤 怜
近藤 怜
#03

経験を重ねて引き出しを増やし、


新たなチャレンジへ

私がこの仕事で大事だと思っているのは、実際に施工現場に出ていくことです。建築内部の仕上げ材や取り付け物について、部材の構成や位置関係を整えることをよく「納まり」と言いますが、この「納まり」は図面を描いている段階では想定しにくく、施工の段階にきて現場で問題になるもの。私自身、施工業者と何度も議論を繰り返したり、現場で図面を引き直したりといったこともしてきました。多くの失敗も含めて、それらを繰り返すことで「納まり」について、身をもって勉強してきましたが、経験を積み重ねることでしか学べないことは多いように思います。
そして、多種多様な工夫がすでに試みられている飲食店などに比べれば、オフィスはまだまだ工夫の余地が残されている分野。働き方が多様化しているいま、お客さまの理想の働く場をつくっていくなかで、新たなチャレンジにも意欲的に取り組めるのは面白いですし、それを最終的に形として残していくことに大きなやりがいを感じています。
「人生はネタ探し」というのが、私のポリシー。仕事では、いろいろな困難や本意ではないこともあり、つらい目にもあいます。それでも、大概のことはあとで笑い話になりますし、糧になるものだと思っています。失敗を恐れていつも通りのやり方でやって、あとで話のネタにもならないぐらいなら、あえて新しいことにチャレンジしたり、困難な方法を選んだりすることで、「いままでにないもの」をつくっていくという気持ちで仕事に臨んでいます。どんな状況でも楽しめるマインドは、入社後さまざまな部署を経験してきたことで、より磨かれましたね。今後、大きな事例も数多く積み重ねていって、引き出しのたくさんあるデザイナーになっていければと思います。
近藤 怜
お客さまの声を大事に、
働く場としてのストーリーを
組み立てていく。
そうして、
あるべき形となったオフィスは、
説得力を放つ。