プレスリリース

2020/3/11

内田洋行、デジタルデータの自動配信サービス「AirRepo(エアレポ)」を発売開始
~クラウド型サービスで中堅中小企業の業務効率・品質向上を支援~

株式会社内田洋行(本社:東京都中央区、代表取締役社長:大久保 昇 以下、内田洋行)は、中堅中小企業のICT利活用による業務の効率改善・品質向上をご支援するため、クラウド型のデジタルデータ自動配信サービス「AirRepo(エアレポ)」を開発しまして、2020年4月1日より、サービスを開始します。

取引先との複雑な情報配信をクラウド型サービスで自動化

取引先との複雑な情報配信をクラウド型サービスで自動化

中堅中小企業では、納品書・出荷依頼書・発注書・報告書など、指定した得意先や仕入先との取引情報の配信業務を、郵送・FAXを中心に人的に処理している企業が多くあります。そのため、これら業務の省力化、手作業による誤配信の防止、大量に出る書類の保管・廃棄などを、ICT、クラウドサービスで自動化していくことに関心が高まっています。中小企業庁においては、「中小企業の受発注業務では、いまだ電話・FAXが主流であり、電子化していても発注企業ごとに異なる複数のシステムに対応しているため、データをビジネスに活用することができていないという状況※1」から、平成28年度経営力向上・IT基盤整備支援事業も実施されてきました。

こうした中、内田洋行グループは、長年にわたって、中堅中小企業の皆さまにERPパッケージ/基幹業務システム「スーパーカクテルシリーズ」をはじめとする各種業務支援システムの導入実績を豊富にもつことから、お客様の業務実態を把握する知見を培ってまいりました。こうしたノウハウをもとに、お客様のさまざまな業務改善、品質向上でさらに生産性向上をご支援するため、基幹業務システムと連携するサービス開発に取り組んでおります。このたびは、その一環として、クラウド型のデジタルデータ自動配信サービス「AirRepo(エアレポ)」を開発いたしました。

※1 出典:中小企業庁ウェブサイト「中小企業共通EDI 中小企業共通EDI仕様策定経緯」より抜粋

クラウド型のデジタルデータ自動配信サービス「AirRepo(エアレポ)」の特長

中堅中小企業においては、メール、グループウェア、スケジュール管理、データ分析など、多種多様のシステムが個別に利用されており、お取引先との情報配信はFAX送信や紙媒体の郵送が中心にあります。またFAX後に電話で確認を取るなど、情報配信のルールや決算スケジュールも異なるほか、業績拡大にともない配信する文書が大量に発生し、その保存量も膨大になります。また、これらの業務は人的作業が大半のため、情報の紛失、誤操作、管理ミスも懸念され、その対策も要します。

「AirRepo(エアレポ)」は、こうしたお客様の業務の効率改善と品質向上をご支援すべく、デジタルデータの配信を、段階的に自動化していただけることを特長として、各種サービスメニューを搭載しています。
主な特長は以下の通りです。

「AirRepo(エアレポ)」の主な特長

「AirRepo(エアレポ)」は、FAX業務の自動化、郵送業務の電子メールへの切り替えからスタートし、基幹システムや既存システムとのAPI連携まで段階的に自動化を行えます。クラウド型の月額利用料サービスのため、組織ごと、サービスごとにご利用が可能です。

  1. (1)「発注書」「納品書」「出荷依頼書」「報告書」など、デジタルデータ配信業務の自動化
    1. ① FAX送信の手間や誤送信を減らしたい
      FAX

      FAXの自動配信

      • 配信先設定で、FAX設定するとインターネットFAXで相手先に届けることができます。
      • 帳票設定で保管期間を設定できます。保管期間を過ぎると自動的に削除されます。
    2. ② 郵送の手間やコストを低減したい
      メール

      メールの自動配信

      • 配信先設定でメール設定すると、相手先にメール通知できます。
      • 受信者はメールにあるセキュリティ認証されたURLから資料をダウンロードします。
      • 帳票設定で保管期間を設定できます。保管期間を過ぎると自動的に削除されます。
    3. ③ 帳票出力から配信までを自動化したい
      API

      APIによるシステム連携

      • 基幹業務システムからの出力帳票は自動で「AirRepo(エアレポ)」へ格納されます。
      • データ送付先を識別し、自動でFAXまたはメールで相手先に配信されます。

      この連携システムの構築により、将来的に「AirRepo(エアレポ)」が、取引先との多様なデータ連携のプラットフォームとしてもご利用いただけます。

  2. (2)帳票のアップロードと保管

    送信する帳票ごとに、保管期間、公開期間を設定でき、帳票ごとに配信する相手先と配信方法(メール・FAX)を設定することができます。「AirRepo(エアレポ)」のクラウドストレージにアップロードすることで、自動配信と保管期間経過後の自動削除が行われます。

    1. ① ファイルのアップロードを簡単に
      ファイルのアップロードを簡単に
      • 配信する帳票は、PDF、csv、xlsx、docxなど拡張子に関係なくファイルを送信できます。
      • 複数ファイルを、WEB画面またはAPI経由でアップロードすることができます。
      ファイルを選択して実行ボタン
      • ファイルを選択して「実行」ボタンを押すだけで、配信設定にもとづいて、相手先にメールまたはFAXで配信されます。
  3. (3)ファイルの保存・管理と自動削除
    ファイルの保存・管理と自動削除

    アップロードされたファイルは、配信先・配信方法・保管期限・公開期限などを、常に確認できます。またその削除も簡単に行えます。

    • 配信されたデータについては、ダウンロード有無や回数を確認することができます。これらのデータはクラウドストレージからローカルに保存することもできます。
  4. (4)「AirRepo(エアレポ)」のサービス構成

    ご提供価格は、最小単位3名からの組織ごと、蓄積されるデータ量などお求めやすい価格構成をご用意しております。API連携は別途費用がかかります。詳しくはお問い合せください。

    「AirRepo」のサービス構成

    ※ FAX送信機能をご利用の場合は、1ヶ月の上限枚数プランによって金額が変わります。(最小契約数:月300枚まで/3,600円)

発売日

2020年4月1日

エアレポ商品サイト

「AirRepo(エアレポ)」の販売目標

3年間で累計利用企業数550社への導入

動作環境

推奨ブラウザ:Google Chrome®

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【製品サービスのお問い合わせ先】

株式会社内田洋行 第一企画部 森岡哲・鈴木理沙
TEL. 03(6659)7083  FAX. 03(6659)7251

【このリリースの問い合わせ先】

株式会社内田洋行 広報部 佐藤将一郎・深澤琴絵
TEL. 03(3555)4072  FAX. 03(3555)4620