鴻巣市立 鴻巣中央小学校
作って、発表して、学び合う。
「創作×発表」で子どもたちの想像力と表現力を伸ばす未来の教室
鴻巣市教育委員会様は、学術情報ネットワーク「SINET」と「Microsoft Azure」を直結した全国初のフルクラウド基盤や教職員用のPC統合による働き方改革、ゼロトラストセキュリティ、教育データ活用など、最先端な教育ICT環境「鴻巣モデル」を実現しています。
今後の人材育成を見据えて、内田洋行と鴻巣市は、インテル株式会社の協力を受け、ICTを実装した教室空間においてPBL型学習やSTEAM教育、教員研修等の実証研究に取組む事業連携を締結しました。その活用推進の場として設計された空間が「のすっ子未来教室」です。
当初はハイスペックなPCや3Dプリンター等を使って「創作」を行うラボのような空間を構想していましたが、子どもたちの表現力や自主性を養う「発表」の要素を追加。
SmartInfillを活用した大画面スクリーンを設置し、電子黒板を使った発表に慣れている子どもたちにとっても特別な発表の場になるよう設計しました。
観客席を想起させるアーチ型のカーペットもステージ感を演出する要素の一つ。スクリーン前方は特別に板目の素材を使用し、発表する子どもたちが立つ舞台のような場所になっています。
机や椅子は可動式タイプを採用。あえて決まった配置を作らないことで、子どもたちが自由に動き回り、対話しながら学ぶことができるのびのびとした教室に。壁際には固定のPCも設置することで個人での創作とグループワークが両立できるレイアウトとなっています。
カーペットの配色にもこだわり、最先端のICT技術に触れることができる近代的な教室でありながら鴻巣中央小学校様が大切にしていた人と人とのつながりを連想させる「結(ゆい)の学校」というテーマを象徴するあたたかみある空間が誕生しました。
現在はSTEAM教育に対応した授業だけでなく食育授業や学級活動などにも幅広く利用され、今後は外部と連携した遠隔授業など新たな活用も予定しています。